人形町駅【東京都】(都営浅草線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都中央区北東部の市街地に位置する都営浅草線の駅で、東京メトロ日比谷線(人形町駅)、東京メトロ半蔵門線(水天宮前駅)との乗換駅、そして駅近くには商店街「甘酒横丁」がある
人形町駅 (にんぎょうちょうえき。Ningyocho Station) です。
 
尚、東京メトロ日比谷線の人形町駅の記事につきましては過去にUP済です⇒記事はこちら
 
 
駅名
人形町駅 (A 14)
 
所在地
東京都中央区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:浅草線 【都営浅草線】 
 
隣の駅
西馬込方……日本橋駅
押上方………東日本橋駅 
 
乗換可能駅
東京メトロ:日比谷線……人形町駅まで徒歩3分
東京メトロ:半蔵門線……水天宮前駅まで徒歩10分
 
訪問・撮影時
2019年10月
 
 

人形町交差点より北東を望む。
手前(北東)~奥(南西)の道路は通り名不明の幹線道路(中央区道)で、地下に都営浅草線の人形町駅があります。
左(南東)~右(北西)の道路は人形町通りで、交差点付近から左側にかけての地下に東京メトロ日比谷線・人形町駅があります。
交差点の西角(右側)にある賑やかなサインが印象的な「マック人形町ビル」の幹線道路に面した1階にA5出入口(階段のみ)があり、50mほど先で左の路地へ入った先にエレベーター専用のA6出入口があります。
そして交差点の左後方、幹線道路沿いにA3出入口(EV併設)が、右後方、北角の「TT-2ビルディング」内にA4出入口(階段のみ)があります。
ちなみに人形町駅の出入口はA1~A4が東京メトロ管理、A5、A6が東京都交通局管理です。
人形町駅は日比谷線と都営浅草線の2線が乗り入れる駅ですが、日比谷線の駅が1962年5月31日開業、都営浅草線の駅が1962年9月30日開業と、日比谷線の方がわずかに開業が早いのですが、出入口の付番方式はアルファベットを冠した都営方式になっています。但し、過去に日比谷線専用だった出入口がA1、A2と若い番号が与えられていて、両社局に配慮した付番方法になっています(いつ出入口番号が付けられたのかは不明です)。
 
交差点の南西側は市街地で、幹線道路沿いにはビルが立ち並んでいます。
駅前こそ商店も多いですが駅から離れるごとにオフィス街の色が濃くなっていきます。ホテルも点在しています。
周辺にはマンションが点在していますが、一戸建て住宅はまず見られません。
そして、1つ先の信号を右折して2つ目の十字路を左折すると人形町交差点から330mほどで堀留児童公園に到達します。
また、この幹線道路を750mほど進むと三越前駅南側、日本橋北詰交差点にたどり着きます。
 
 

人形町交差点より北東を望む。
手前(南西)~奥(北東)に延びる幹線道路地下には都営浅草線の人形町駅があります。
左(北西)~右(南東)の道路は人形町通りで、右側にかけての地下に日比谷線・人形町駅があります。
交差点の先、右前方にA3出入口が、左前方の「TT-2ビルディング」内にA4出入口があります。後方にはA5、A6出入口があります(前述)。
そして、都営浅草線が地下を通る幹線道路沿いはオフィス街でビルが立ち並んでいますが、甘酒横丁交差点付近と比較して商店は少ないです。
昔は住宅が多かったかもしれませんが、現在は路地裏もビル街になっていて住宅は少ないです。
また、この幹線道路の約300m先、久松警察署前交差点から隅田川の手前までの区間は「金座通り」と呼ばれていますが、この「金座」は「銀座」にあやかって名付けられたそうです。
 
 

人形町交差点より南東を望む。
手前(北西)~奥(南東)の道路は人形町通りで、前方にかけての地下に日比谷線・人形町駅があります。ちなみに人形町通りの車道は北行き一方通行です。
そして左(北東)~右(南西)の幹線道路地下には都営浅草線の人形町駅があります。
交差点左手前の「TT-2ビルディング」内にA4出入口が、右手前の「マック人形町ビル」1階幹線道路沿いにA5出入口があります。
交差点の先、左手の幹線道路沿いにA3出入口(EV併設)が、右手の幹線道路から1本目の路地を入った先にA6出入口(EV専用)があります。
 
人形町交差点から南東にかけての人形町通り沿いには商店街が形成されています。右側歩道沿いには「人形町からくり櫓」があります。
約170m先には甘酒横丁交差点があり、その右手前にA2出入口(メトロ管理。階段のみ)が、左手前にA1出入口(メトロ管理。閉鎖中)があります。
甘酒横丁交差点から左(北東)に延びる「甘酒横丁」は人形町から浜町にある劇場「明治座」(約450m先)へ至る下町風情が感じられる商店街で、途中の浜町緑道との交点から先は「明治座通り」になり、「明治座」を過ぎると都営新宿線・浜町駅(約600m先)や浜町公園(約550m先)に到達します。
「甘酒横丁」には人形焼きや鯛焼き、どら焼きなどの和菓子で有名な店舗が多いのが特徴です。また、東京都内では唯一となった葛籠の製造販売店もあります。
そして、甘酒横丁交差点から200mほど人形町通りを直進すると半蔵門線の水天宮前駅に到達します。
尚、人形町駅と水天宮前駅の間は地下通路では繋がっておらず、地上連絡となります。
 
 

人形町交差点より北西を望む。
手前(南東)~奥(北西)の道路は人形町通りで、後方にかけての地下に日比谷線・人形町駅があります。
そして左(南西)~右(北東)の幹線道路地下には都営浅草線の人形町駅があります。
交差点右手前の幹線道路沿いにA3出入口が、左手前の幹線道路から1本目の路地を入った先にA6出入口があります。
交差点の先、右手の「TT-2ビルディング」内にA4出入口が、左手の幹線道路沿いにA5出入口があります。
人形町交差点より北側の人形町通り沿いはビル街で、駅前には商店も多いのですが、北へ進むにつれて商店は減少します。
駅北側一帯は路地裏も含めてオフィス街になっていますが、マンションも点在しています。
また、人形町通りを600m北へ進んだ先には日比谷線の小伝馬町駅があります。
そして、1つ先の交差点を左折すると人形町交差点から330mほどで堀留児童公園に到達します。
 
 

都営管理のA6出入口前より南東を望む。
手前を左右方向に延びる道路は都営浅草線が地下を通る幹線道路で、左にかけての地下に人形町駅があります。
左側には前述のA5出入口(手前側)と人形町交差点があります。
A6出入口は人形町通り(写真左外)の1本西側を並行する狭い路地沿いに建つ細いビル(左前方)の1階にエレベーター専用のA6出入口があります。出入口は幹線道路ではなく路地に向かって開口していているため、場所が分かりづらいです。
路地裏もオフィス街になっていますが、飲食店や雀荘などもあります。マンションも点在しており、わずかに戸建住宅も見られます。
 
 

A6出入口前より北西を望む。
人形町通りの1本西側を並行する狭い路地の右側に建つビル1階にA6出入口があります。
出入口手前の歩道は狭く、歩道に人が滞留すると車いすでの移動が困難になります。
少し北西(前方)へ歩くと都営浅草線が地下を通る幹線道路に出ます。
右へ曲がると人形町交差点で、幹線道路を渡るとA5出入口に到達し、人形町通りを渡るとA3出入口に到達します。
 
 

都営浅草線・人形町駅の西口に相当する江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札です。南西を望む。地下1階にあります。
右手にはA5出入口(階段のみ)が、左手にはA6出入口(EV専用)への通路が延びており、途中で右へ曲がり写真左側の自動券売機や改札口の裏手を通って、トイレ前の改札機前で左へ曲がるとエレベーターのりばに到達します。
そして後方には日比谷線の人形町交差点方面改札(西側。2番線北千住方面)があります。こちらの改札を利用する際、浅草線と日比谷線は改札外乗換となり、一旦改札を出る必要があります。浅草線から日比谷線に乗り換える際、磁気券をお持ちの場合はオレンジ色の改札を通って出てきたきっぷを受け取り、30分以内に日比谷線の改札を通らなければなりません(30分を超えると乗車券は前途無効になります)。但し、ICカードで乗り継ぐ際は度の改札口を通っても大丈夫です。
 
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5台設置されており、右端は幅広通路です。
左端には窓口兼有人通路があり、その左手前には都営とメトロの自動券売機が並んでいます(都営が前方、メトロが後方)。但し、こちらの改札では都営側がメトロ券売機も管理しているため、メトロ券売機で発売できる乗車券類には制限があります(例:「東京メトロ24時間券」など)。
トイレ・多機能トイレは改札内の写真奥にあり、その左側にホーム階とを結ぶEVと駅長事務室があります。
駅長事務室の横にはEV専用のA6出入口との間をショートカットできるように自動改札機が設置されています。
そして、地下2階にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、人形町駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
ちなみに、こちらの改札内にパン・飲料販売店「喫茶アラジン」があります(平日11:00~16:00のみ営業)。
また、江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札外コンコースと明治座・人形町交差点(東側)方面改札外コンコースを結ぶ地下通路は存在しません。要注意です。
 
 

こちらは改札内コンコース(地下2階ホーム階とのエレベーター乗り場付近)とエレベーター専用出入口であるA6出入口をショートカットする自動改札機です。
改札外より撮影。後方にA6出入口(エレベーター乗り場)が、右側に江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札や日比谷線の人形町交差点方面改札へ向かう通路が延びています。
この改札口は自動改札機が2台設置されていて、左が幅広通路です。改札口の右側には「浅草線」と大きく書かれていて、誤入場防止に努めています。
但し、駅員無配置で、近くに自動券売機や自動精算機がないため、きっぷがない場合やICカード残額が不足している場合は江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札へ回る必要があります(段差なしでアクセス可能です)。また、この場所にインターホンもありませんので要注意です。
そして、改札口の先の左側にはホーム階とを結ぶエレベーター乗り場があります。改札内右側に江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札があり、改札内コンコースを共有しています。
 
 

こちらは都営浅草線・人形町駅の東口に相当する明治座・人形町交差点(東側)方面改札です。北を望む。地下1階にあります。
後方にA3出入口(EV併設)があります。右前方にはトイレ・多機能トイレがあり、その手前で左へ曲がると左に浅草線の自動改札機が、右に東京メトロの駅事務室があります。さらに直進するとA4出入口(階段のみ)です。そして左後方へ進むと日比谷線の人形町交差点方面改札(東側。1番線中目黒方面)があります。
尚、こちらには浅草線と日比谷線の乗換改札があり、改札を出なくても乗換可能です(オレンジ色の改札を通り、改札外を経由しても乗換可能です)。
正面方向と右方向に交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機がそれぞれ設置されており、正面方向は通常の通路のみ、右方向の窓口に面した左側は幅広通路です。
正面方向の右端通路と右方向の幅広通路は窓口に面していて、有人改札を兼ねています。
そして正面方向改札口の左手前(写真左)には都営とメトロの自動券売機が並んでいます(都営が右側、メトロが左側)。但し、こちらはメトロ側が都営券売機も管理しているため、都営券売機で発売できる乗車券類には制限があります(例:土休日に500円で都営地下鉄が乗り放題の1日乗車券「ワンデーパス」など)。
こちら側の改札内にはトイレ・多機能トイレがありません。改札外右前方の設備を利用するか、一旦ホームを経由して江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札内コンコース内の設備を利用するかしなければなりません。
そして、改札を入ってすぐ左には地下2階ホームとを結ぶ階段があり、もう少し左へ進むとホームとを結ぶEVがあります。その先には後述の乗換改札があります。
 
 

こちらは都営浅草線・日比谷線の「のりかえ専用改札口」です。地下1階にある日比谷線1番線中目黒方面ホームより撮影。
写真右端に日比谷線の人形町交差点方面改札(東側)があり、改札を出た先の左側(写真奥死角)に都営浅草線の明治座・人形町交差点(東側)方面改札があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路ありますが、左手前に日比谷線の1番線と2番線を結ぶ連絡通路(階段のみ)が、右前方に浅草線ホームとを結ぶEVがある関係で、右端の優先通路(幅広通路)のみ他とは離れた後方に設置されています。そして幅広通路に面して窓口があります。窓口の右手前にはのりつぎ精算機があります。
改札を通った先は都営浅草線の改札内コンコースで、入ってすぐ右に地下2階ホームとを結ぶEVが、少し先の右側、明治座・人形町交差点(東側)方面改札の手前に地下2階ホームとを結ぶ階段があります。
そして、日比谷線北千住方面2番線側の江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札には写真のような「のりかえ専用改札口」がありません。
また、改札通過サービス(ICカードのみ)をご利用の際は、必ずこちらの「のりかえ専用改札口」を経由する必要があります。
ちなみに人形町駅は都営浅草線の利用者が日比谷線の南口に相当し、半蔵門線・水天宮前駅との乗換に便利な水天宮前交差点方面改札を利用できるようにICカード限定で改札通過サービスが導入されていて、「のりかえ専用改札口」経由の上で水天宮前交差点方面改札を通過可能です(入場、出場とも可能。但し、2020年5月現在、バリアフリー未対応なので要注意です)。
 
 

4番線の壁面に設置されている駅名標です。
電照式ですが、バックライトは蛍光灯と思われます。
大型のタイプで、上下に都営浅草線のラインカラー(ローズ)が塗られています。
また、駅ナンバリングも併記されています (A 14)。
 
 

都営浅草線の人形町駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下2階にあります。
南西方向~北東方向にホームが延びていて、カーブを描いています。中央部の直上に日比谷線ホーム(地下1階)がほぼ直交しています。
左側(南)が3番線で西馬込方面、右側(北)が4番線で押上方面です。番線は日比谷線の続番となっています。
ちなみに、人形町駅と同じく浅草線と日比谷線が接続する東銀座駅では、当駅とは逆に浅草線から番線が振られています。
有効長は8両分で、ホームドアは2019年12月現在未設置でした。ホーム幅は広くもなく狭くもなくといった感じです。
ホームにはベンチ、飲料やアイスクリームの自動販売機、「東京水」が飲める冷水器が設置されています。
そして押上寄り(手前側)には明治座・人形町交差点(東側)方面改札や「のりかえ専用改札口」、日比谷線・中目黒方面1番線ホームや半蔵門線・水天宮前駅方面とを結ぶ階段・EVが、西馬込寄り(写真奥)には江戸橋・人形町交差点(西側)方面改札や日比谷線・北千住方面2番線ホーム方面とを結ぶ階段・上りES・EVが、それぞれ設置されています。
写真は4番線側より西馬込方を望む。
 
西馬込方はこの先、市街地を通る幹線道路の地下を南西へ走り、道路に沿って右へカーブしますが、この付近で半蔵門線と交差します(浅草線が上層?)。そして左へカーブして半蔵門線や幹線道路と離れ、日本橋川をくぐると昭和通り地下を南南西へ走るようになり、東西線・銀座線との乗換駅である日本橋駅へと至ります。尚、都営浅草線の日本橋駅は1963年の開業時から1989年まで、「江戸橋駅」でした。
 
一方、押上方はこの先、幹線道路地下を北東へ走りますが、久松警察署前交差点辺りで左へカーブして、交差点より先は「金座通り」の通り名が付けられている幹線道路を離れて久松警察署やビル階の直下を通り、今度は清洲橋通りの地下を北北西へ走るようになりますが、すぐに東日本橋交差点で右へカーブして清洲橋通り地下を離れます。この時に都営新宿線と交差します(こちらが上層)。その後は清杉通り地下を北上し、東日本橋駅へと至ります。都営新宿線・馬喰横山駅とJR総武快速線・馬喰町駅が乗換駅(同一駅扱い)となっています。
 
 
あとがき
私が都営浅草線の人形町駅で下車(乗車)したのは2018年、2019年の計2度です。いずれも東京メトロ日比谷線との乗換のために乗降しましたが、中でも2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅南側の「甘酒横丁」などは現在の中央区の中でも下町感を味わえる街並みで、私の訪問時は多くの人で賑わっていました。
 
新宿駅からですと都営新宿線の急行or各停で馬喰横山駅まで行き、同一駅扱いの東日本橋駅から都営浅草線の西馬込方面行き(エアポート快特を除く)に乗車して当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅or東京駅へ。山手線(品川駅からは内回り、東京駅からは外回り)に乗り換えて新橋駅で下車します。さらに都営浅草線の押上方面行き(エアポート快特を除く)に乗り換えて当駅下車です。尚、品川駅で京急線(泉岳寺方面)に乗り換えてもアクセス可能ですが、泉岳寺駅を境に京急線と都営線に分かれるため運賃が割高になります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あり、飲食店もチェーン店を含めて一定数あります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営浅草線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は人形町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)