水天宮前駅【東京都】(東京メトロ半蔵門線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都中央区東部の、人形町に近い市街地に位置する東京メトロ半蔵門線の駅で、羽田空港・成田空港へのリムジンバスのバスターミナル「東京シティエアターミナル」に直結していて東京メトロにおける空の玄関口とも言える駅、
水天宮前駅 (すいてんぐうまええき。Suitengumae Station [Suitengu Shrine]) です。
 
尚、当駅と約300m北西に位置する東京メトロ日比谷線・都営浅草線の人形町駅は乗換駅に指定されています。
 
 
駅名
水天宮前駅 【副駅名:東京シティエアターミナル前】 (Z 10)
 
所在地
東京都中央区
 
乗車可能路線
東京メトロ:半蔵門線 
 
隣の駅
渋谷方……三越前駅
押上方……清澄白河駅 
 
乗換可能駅
東京メトロ:日比谷線……人形町駅まで徒歩10分
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】……人形町駅まで徒歩13分
 
訪問・撮影時
2019年12月
 
 

地下にあるシティエアターミナル方面改札を出て、地上にある東京シティエアターミナル(以下・T-CATと略す場合あり)へ向かいます。
スーツケース・キャリーバッグでも楽に移動できるように、スロープ部も併設されている動く歩道が途中まで設置されています。でも最後は通常のエスカレーターで上る事になりますがw
 
 

東京シティエアターミナル(T-CAT)です。首都高速道路の箱崎ジャンクションの高架下に設置されています。
左が人形町方面、右が隅田川方面です。
T-CATは地下1階・地上3階建てで、地下1階に駐車場が、1階にリムジンバス到着所、羽田空港行きバス乗り場、タクシー乗り場が、そして3階に成田空港行きバス乗り場があります。
また1階と2階を中心に商業施設が併設されていて、コンビニやレストラン、ドラッグストアや100円ショップ、花屋や郵便局も入居しています。
そして1階の出入口前には水天宮前駅の1a出入口(写真右奥。見えません)と1b出入口(写真前方)があり、地下1階にはT-CAT直結の出入口があります。ちなみにT-CAT内にはエレベーターが設置されています。
 
 

T-CAT南側より北東を望む。上空は箱崎ジャンクションで、高架橋が複雑に絡んでいます。
写真前方の高架下にT-CATがあります。
右手前(南東)~左奥(北西)の広い道路(水天宮通り。中央区道)の地下を半蔵門線が通っていて、左前方にかけての地下に水天宮前駅が設置されています。
T-CATの敷地内に1a・1b出入口が、左側の首都高高架下の歩道部分に2番・3番出入口があります。
また、首都高の向こう側に見える大きなビルは高級ホテル「ロイヤルパークホテル」です。ホテル1階に4番出入口(エレベーター併設)があります。
 
 

上写真とほぼ同一地点にて南東を望む。
上空は首都高の箱崎ジャンクションで、前方にかけて9号深川線が(地平部は水天宮通り)、真上を左右方向に6号向島線が延びています。それにしてもジャンクションの高架橋の構造は複雑で、現地で見てその大きさに圧倒されました。
背後の首都高高架下の水天宮通り歩道部分に2番・3番出入口が、左背後のT-CAT敷地内に1a・1b出入口が、それぞれ設置されています。
駅の南東側は日本橋箱崎町で、商店、日本IBMをはじめとしたオフィス、そして住宅が混在した地域です。
首都高速9号深川線の高架下道路(水天宮通り)を300m進むと隅田川大橋を渡り、江東区福住地区(門前仲町駅の北西側エリア)に抜けられます。
 
 

こちらはT-CAT北側の交差点より北西を望む。
背後に首都高の箱崎ジャンクションがあり、手前(南東)~奥(北西)に延びる水天宮通りの首都高高架下(写真右背後)にT-CAT(1a、1b出入口併設)があります。
そして左背後の首都高高架下に3番・2番出入口があります。
写真奥へ伸びる水天宮通りの地下に水天宮前駅があり、先の方に水天宮や人形町駅があります。
右側の高層ビルは「ロイヤルパークホテル」で、ホテル1階に4番出入口(EV併設)があります。地下にはホテル直結の出入口もあります。
水天宮にかけての区域はオフィス街で、商店や住宅も混在しています。
尚、水天宮前駅には駅前広場は存在せず、空港リムジンバスはT-CATに発着しますが、一般の路線バスは水天宮通り沿いや水天宮の先で交差する新大橋通り沿いに設けられているバス停留所に発着します。
 
 

「ロイヤルパークホテル」前より南東を望む。
前方に箱崎ジャンクションがあり、手前から奥に伸びる水天宮通りを跨ぐのが首都高速6号向島線、この地点より南東方向(写真奥)に分岐して水天宮通り高架部を走るのが9号深川線です。
首都高の左側高架下にはT-CATがあり、1a、1b出入口が併設されています。右側高架下には3番、2番出入口があります。
奥に伸びる水天宮通りの地下を半蔵門線が通っていて、後方地下にかけて水天宮前駅が設置されています。
左側には「ロイヤルパークホテル」があり、正面の1階部分に4番出入口(EV併設)があります。
また、「ロイヤルパークホテル」2階とT-CAT2階はデッキで結ばれています。
 
 

こちらは水天宮前駅の駅名の由来となった水天宮です。水天宮前交差点より撮影。
水天宮は福岡県久留米市にある久留米水天宮の分社で、江戸時代に久留米藩の藩邸があった三田(現在の港区)に分社が創建されたのが始まりです。その後、赤坂への移転を経て明治5年に現在地へと移転しました。
ちなみに私の訪問時は年末で、初詣に向けて神社前には提灯が飾られていました。初詣時は多くの参詣客で混雑します。
尚、水天宮への最寄りの出入口は5番出入口ですが、階段のみです。エレベーターは前述の4番出入口利用となります(約250m南東)。
 
 

水天宮前駅の渋谷方に位置する水天宮前交差点より北西を望む。
交差点を境に手前(南東)には水天宮通りが、奥(北西)には人形町通りが延びており、双方の通りの地下を半蔵門線が通っていて、水天宮通り側(後方)地下に水天宮前駅があります。
左(南西)~右(北道)の道路は新大橋通り(東京都道50号線)で、左は茅場町方面、右は江東区の森下方面です。
交差点手前右側の新大橋通り沿いに5番出入口、左側の新大橋通り沿いに6番出入口が、交差点の先の人形町通り右側に7番出入口(閉鎖中)、左側に8番出入口があります。
そして交差点の手前右側には前述の水天宮があります。
交差点の先は下町情緒あふれる人形町の繁華街になっていて、飲食店をはじめ多数の店舗が軒を連ねています。
また、交差点の北東角(右前方)には人形焼きで有名な「重盛永信堂」が、交差点の北西角(左前方)にはどら焼きで有名な「三原堂本店」があります。
約200m先には日比谷線の人形町駅が、約350m先には都営浅草線の人形町駅があり、ともに水天宮前駅との乗換駅に指定されていますが、両駅を結ぶ地下通路はなく地上連絡となっていますのでご注意下さい。
そして日比谷線のA1出入口(閉鎖中)、A2出入口の前には甘酒横丁交差点があり、ここを右折すると、都営新宿線・浜町駅前に位置する明治座に向けて商店街「甘酒横丁」が延びています。
尚、人形町駅方面は商店やオフィスが中心で、住宅はあまり見られません。
 
 

水天宮前交差点の西側角に位置する8番出入口です。南東を望む。すぐ先に水天宮前交差点があります。
交差点周りにある5番~8番出入口はいずれも歩道上にあり、1990年の開業以来大きなリニューアルを経ずに使用され続けています。
また、現状は5番~8番出入口の全てが階段のみの設置でエレベーターが一切ありませんので、特に日比谷線や都営浅草線との乗換の際は注意が必要です。7番出入口は閉鎖されていますが、エレベーター設置工事が行われていると思われます(確認は取れていませんがw)。
 
 

こちらは水天宮前交差点より南東を望む。
交差点を境に手前(北西)には人形町通りが、奥(南東)には水天宮通りが延びており、双方の通りの地下を半蔵門線が通っていて、水天宮通り側(前方)地下に水天宮前駅があります。
左(南西)~右(北道)の道路は新大橋通りで、右は森下方面、左は茅場町方面です。
交差点手前の人形町通り右側に8番出入口、左側に7番出入口(閉鎖中)が、交差点の先の新大橋通り沿い左側に5番出入口、右側に6番出入口があります。
そして交差点の先の左側には水天宮と交番があります。
交差点から300mほど南東へ進むと前述のT-CATや箱崎ジャンクションにたどり着きます。
水天宮前交差点の南東側は基本的にオフィス街で、商店や住宅も混在しています。
 
 

水天宮前交差点より南西を望む。
手前(北東)~奥(南西)の道路は新大橋通りで、交差点の手前左側に5番出入口が、交差点先の左側に6番出入口があります。
交差点から左(南東)へ延びる道路は水天宮通り(T-CAT方面)、右(北西)へ延びる道路は人形町通り(人形町駅方面)です。人形町通りの手前方に7番出入口(閉鎖中)、向こう側に8番出入口があります。
新大橋通り沿いにはオフィスビルやマンションが立ち並んでいます。約300m前方の蛎殻町(かきがらちょう)交差点で新大橋通りは左へカーブしますが、交差点の先には2019年にコクヨが敵対的TOBを仕掛けて断念した相手の大手文具メーカー「ぺんてる」本社ビルが見えます。
尚、駅南西側も住宅は少なく、しかも集合住宅や店舗・事務所兼住宅の割合が高く通常の一戸建て住宅はほとんど見られません。路地裏もビルが多いです。
 
 

水天宮前交差点より北東を望む。
手前(南西)~奥(北東)の道路は新大橋通りで、交差点の手前右側に6番出入口が、交差点先の右側に5番出入口があります。
交差点から左(北西)へ延びる道路は人形町通り(人形町駅方面)、右(南東)へ延びる道路は水天宮通り(T-CAT方面)です。人形町通りの手前方に8番出入口、向こう側に7番出入口(閉鎖中)があります。
こちら側も新大橋通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいます。また、写真右上に少しだけ見えますが、約300m前方には再開発による超高層ビル「トルナーレ日本橋浜町」があります。マンション・オフィス・商業施設などが一体になった複合ビルで、中高層のオフィス棟と高層階がタワーマンションになっている「トルナーレタワー」で構成されています。
尚、駅北東側も住宅は多くありません。やはり一戸建て住宅はほとんど見られません。
 
 

水天宮前駅の南側(押上方)にある東京シティエアターミナル方面改札の様子です。地下1階にあります。北を望む。
背後にはT-CAT方面への階段・動く歩道(前述)があり、その先に1a、1b、2番、3番出入口とT-CAT直結出入口(T-CAT内にEVあり)があります。
右背後には4番出入口(EV併設)と「ロイヤルパークホテル」直結の出入口があります。
そして左前方には後述の水天宮方面改札へ向かう改札外地下通路が延びており、その途中に駅事務室があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端に窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札内に設置されています。
地下3階にあるホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されていますが、エスカレーターは朝ラッシュ時に方向を逆転して運転するので注意が必要です。
尚、背後の動く歩道近く(改札外)に売店「ローソンメトロス」(平日7:00~20:00のみ営業)があります。改札内に売店はありません。
 
 

こちらは北側(渋谷方)にある水天宮方面改札の様子です。地下1階にあります、南を望む。
背後に地下中1階踊り場とを結ぶ階段、上下方向エスカレーターがあり、その踊り場から5番~8番出入口への階段があります(7番は閉鎖中)。
そして右前方には前述の東京シティエアターミナル方面改札へ向かう改札外地下通路が延びており、その途中に駅事務室があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端に窓口があります。
また、柱で見えませんが右端にはオレンジに塗られた日比谷線・都営浅草線との乗換改札も併設されています(当駅で乗降の場合も使用可能)。紙のきっぷをお持ちで半蔵門線から日比谷線・都営浅草線に乗換の際はこのオレンジの通路を通る必要があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。
トイレ・多機能トイレは前述の東京シティエアターミナル改札内の設備を利用する形になります。
地下3階にあるホームとの間には階段、上下方向エスカレーターが設置されています。エレベーターは東京シティエアターミナル方面改札側にしかありませんので右側の地下通路を通り東京シティエアターミナル方面改札へ回る必要がありいます。
尚、こちら側の駅構内に売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、半蔵門線のラインカラー(パープル)は駅番号を囲む○と側壁の帯で使用されています。
側壁にはのこぎりの絵柄が描かれています。
また、駅ナンバリングも併記されています (Z 10)。
そして、駅名標下部には水天宮の英語表記「Suitengu Shrine」が追加されています。
 
 

水天宮前駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下3階にあります。北西~南東方向にホームが設置されています。
右が1番線で渋谷方面・東急田園都市線方面、左が2番線で押上方面・東武スカイツリーライン方面です。
有効長は10両分です。2019年12月時点でホームドアは未設置でした。
また、ホーム幅は広くも狭くもなく、両端部も一定の幅が保たれています。。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。
中ほどから押上寄り(写真奥)にかけて東京シティエアターミナル方面改札への階段・上下方向ES(方向転換する時間帯あり)・EVが、渋谷寄り(手前方)には水天宮方面改札への階段・上下方向ESがあります。尚、日比谷線・都営浅草線との乗換の際は水天宮方面改札へお回り下さい。そして地下連絡通路がありませんので一旦地上に出る必要があるので注意して下さい。
写真は押上方を望む。
 
 

渋谷方を望む。すぐ先に両渡り線がありますが、これは1990年~2003年にかけて当駅が終着駅だった名残です。押上延伸後も撤去されず、非常用として残存しています。
この先、人形町通り地下を少しだけ北西へ進んだ後、日比谷線・人形町駅前で左へカーブして人形町通りを離れ、すぐ後に都営浅草線の下をくぐります。ここには都営浅草線ともども駅は設置されていません。その後は日本橋川の北側を西へ走り、日本橋北詰交差点で銀座線をくぐるとすぐに三越前駅へと至ります。銀座線と乗換可能です。
 
一方、押上方はこの先、箱崎ジャンクションをくぐり、上空を首都高速9号深川線に覆われている水天宮通り地下を南東へ走ります。そして左へカーブすると水天宮通りを離れて隅田川をくぐり、江東区に入ります。その後は左へカーブして倉庫街や清澄公園の地下を北東へ走り、今度は右へカーブして清洲橋通り地下を東へ走るようになると程なくして渋谷方面からの折り返し列車が設定されている清澄白河駅へと至ります。都営大江戸線と乗換可能です。
 
 
あとがき
私が水天宮前駅で下車(乗車)したのは2000年と2019年の計2度です。2000年当時は当駅が営団地下鉄半蔵門線の終着駅だったため、半蔵門線乗りつぶしの際に必然的に下車しました。そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は水天宮や人形町に近い渋谷方と東京シティエアターミナルのある押上方では全く違う雰囲気でした。
 
新宿からですと都営新宿線の各停に乗り九段下駅で下車。半蔵門線の押上方面に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。東京メトロ丸ノ内線の池袋方面に乗車して大手町駅まで行き、半蔵門線の押上方面に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅や駅前、東京シティエアターミナル内にあります。飲食店は東京シティエアターミナル内に複数ありますが、駅前には意外と少ないです。しかし至近距離の人形町駅前にはチェーン店を含めて多数ありますので、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ半蔵門線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は水天宮前駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、「東京の橋」、Google地図、Wikipedia)