成岩駅【愛知県】(名鉄河和線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
愛知県半田市の中心市街地南部に位置する名鉄河和線の駅で、難読駅でもある
成岩駅 (ならわえき。NARAWA Station) です。
 
 
駅名
成岩駅 (KC 13)
 
所在地
愛知県半田市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:河和線 
 
隣の駅
太田川方……知多半田駅 
河和方………青山駅  
 
訪問・撮影時
2018年10月
 
 

成岩駅は地平駅で、各ホームの河和方(手前側)にそれぞれ駅舎が設置されています。
右(東)が1番線下り河和方面駅舎、線路を挟んで左(右)が2番線上り太田川方面駅舎です。
どちらもカマボコ屋根が特徴的な簡易駅舎ですが、用地の関係で1番線河和方面駅舎と2番線太田川方面駅舎は形状が異なります。河和方面駅舎の前には飲料自動販売機が設置されています(太田川方面は改札内のホーム上に設置)。
また、どちらの駅舎も駅外とホームの間はバリアフリールートが確保されていますが、改札内で1番線と2番線を結ぶ跨線橋などの連絡通路はありませんので、車いすでご乗車の際は行先によりホームを選択する必要があります。
そして成岩駅には駅前広場が整備されていません。河和方面駅舎の手前にはスペースがありますが、名鉄協商の月極駐車場になっています。尚、バス停留所は駅前にはなく、東約200m、西約200mにそれぞれ設けられています。また、河和方面駅舎の南側(写真右後方)にはタクシー乗り場がありますが、タクシーは常駐していません。看板に電話番号が書かれているので手配する必要があります。
 
 

駅前(東側)の様子です。
踏切手前の左側に太田川方面駅舎があり、踏切を渡ってすぐ左には河和方面駅舎があります。
東側の駅前は知多半田駅前から続く市街地で、奥に延びる通り沿いは商店街のようですが、時代の流れもあり商店は少なく住宅街となっています。以前はもっと多くの商店が軒を連ねていたかもしれません。
また、駅東側は昔からの市街地・住宅街で、道路も狭いです。
 
 

1番線下り河和方面駅舎の改札口の様子です。北を望む。後方に出入口があります(駅外と段差なし)。
成岩駅は快速急行停車駅ながら無人駅で、駅集中管理システムが導入されていて、改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左がICカード専用、右が磁気券兼用の幅広通路です。
改札口の右手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
『manaca』のチャージが必要な場合は改札外のインターホンで係員にその旨を伝え、改札内にあるチャージ機を利用する必要があります。
改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
そして改札を入った先は1番線河和方面ホームです。改札とホームの間に高低差がありますが、階段とスロープで解消しています。
尚、成岩駅構内に売店・コンビニはありません。駅前にもコンビニがありませんのでご注意下さい(スーパーはあります)。
また、トイレは改札を入ってホームへ上がる手前で右へ曲がった先にありますが、多機能トイレはありませんので注意が必要です。
 
 

こちらは西側に設置されている太田川方面(名鉄名古屋方面)駅舎です。北東を望む。
ホームとほぼ変わらない幅しかない関係で、駅舎が細長くなっています。
駅外と駅舎の間に多少の高低差がありますが、通路がスロープ状になっており、段差なしで結ばれています。
 
 

駅前(西側)の様子です。
踏切手前の右側に河和方面駅舎があり、踏切を渡ってすぐ右には太田川方面駅舎があります。
西側の駅前は区画整理されており、道路も全体的に広く整然とした住宅街になっています。
100mほど先で国道247号線と交差しており、国道沿いにはロードサイド店が点在しています。
 
 

こちらは2番線上り太田川方面駅舎の改札口の様子です。北を望む。後方に出入口があります(駅外と段差なし)。
前述の河和方面駅舎と同様の設備を有していますが、幅が狭い分、自動券売機が左後方の離れた位置に設置されています。
そして改札を入った先は2番線太田川方面ホームです。こちらも段差は階段とスロープで解消しています。
尚、こちら側には改札内外ともトイレがありません。トイレを使用したい場合はインターホンで係員に伝えて下さい。
 
 

上り2番線ホームに設置されている吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインで、駅ナンバリングも併記されています (KC 13)。
尚、駅ナンバリングの「KC」ですが、河和線の頭文字「K」と知多新線の頭文字「C」と思われます。
 
 

成岩駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、北北東~南南西方向にホームが延びています。
左(東)が1番線(下り河和方面・内海方面)で、右(西)が2番線(上り太田川方面・名鉄名古屋方面)です。
ホーム有効長は6両分で、ホームドアは設置されていません。ホーム幅は全体にわたりさほど広くなく、特に両ホームの太田川方の端(後方)は狭くなっています。
上屋ですが、1番線が河和方(写真奥)の約1両分、2番線が河和方の約1.5両分にしか設置されていませんが、2番線は一番河和寄りの1両分と手前の0.5両分の間に若干隙間があります。雨天時に当駅で下車される際は河和寄りの車両にご乗車下さい。
各ホームともベンチが設置されていて、2番線には飲料自動販売機も設置されています(1番線は改札外にあり)。
そして両ホームとも河和方の端に駅舎と改札口がありますが、前述の通り両ホームを結ぶ連絡通路が存在しませんので、ご乗車の際はあらかじめ行先の確認をお忘れなく。
写真は2番線より河和方(南)を望む。
 
 

2番線より太田川方・名鉄名古屋方を望む。
この先、一直線に住宅街の中を北北東へ走り、市街地に入ると左へカーブして全種別停車の主要駅かつ名鉄における半田市の玄関口である知多半田駅へと至ります。
 
 

2番線より河和方・内海方を望む。各ホーム端に駅舎・改札口があります。
この先、こちらも一直線に住宅街の中を南南西へ走り、やがて高架区間になると国道247号をオーバーパスして神戸川を渡ると程なくして全列車停車駅である青山駅(旧称:南成岩駅)へと至ります。
 
 
あとがき
私が成岩駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。駅は無人駅で、市街地にあるものの利用客は少なく、両隣の特急停車駅に利用客が流れているのでしょうか? 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から常滑線・河和線・知多新線方面の急行に乗車して当駅下車、もしくは特急に乗車して阿久比駅で普通列車に乗り換えて当駅下車です。また、金山駅で名鉄に乗り換えてもOKですが、着席確率は下がります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、約200m西にコンビニ「ローソン」があり、駅前にスーパー「イシハラフード」があります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店はなく、最寄りのチェーン店は約250m北西の「すき家」で、さらに100m北には「ケンタッキーフライドチキン」があります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄河和線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は成岩駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)