名鉄河和線(愛知県東海市~美浜町。2011年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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河和駅にて。2扉クロスシート主体の5300系電車です。

  

今回は名鉄の路線のうち、知多半島西海岸にある東海市の太田川駅から東へ分岐して知多半島東部へと横断し、知多市、阿久比町、半田市、武豊町を通り美浜町の河和駅へ至る通勤通学をはじめ観光面でも重要な路線で、2015年3月14日以降は電化された武豊線との競争が激しくなるかもしれない路線、
名鉄河和線(こうわせん)を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
名古屋鉄道:河和線  太田川~河和  28.8km   (※1)単線・複線混在、直流1,500V電化。  
(※1)河和口~河和(3.0km)は単線区間で、他の区間は複線。     
(※)軌間1,067mm。   

  
  

踏破達成時   2003年6月  
撮影時   2011年5月ほか  

  

  

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起点の太田川駅にて。2011年12月に重層高架構造の駅に生まれ変わりました。
写真は2階ホームで、島式ホーム2面4線です。河和線は河和方面列車が発着します。また、常滑線の上下列車も2階ホームより発着します。


 

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こちらは3階ホームです。島式ホーム1面2線で、河和線系統の上り列車のみが発着します。


 

太田川を発車するとすぐに右へカーブして、常滑線と分かれます。その後は名古屋方面へ向かう上り線が降下して同じレベルの高架を走るようになり、住宅地を通ると高横須賀に着きます。高横須賀を発車後は右手に田園風景を見ながら左へカーブして、高架区間から地平区間へと変わります。



 

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その後は撮影地でも有名な丘陵地の掘割を走り、短いトンネルを抜けると掘割も抜けて、右へカーブして住宅地と田園の混在した風景の中を南下し、南加木屋に着きます。

 

南加木屋を発車後は左右に新興住宅地を見ながら走り、八幡新田に着きます。


 

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八幡新田を発車後は愛知県・東海市から東浦町へと変わりますが、右へカーブするとすぐに知多市へと変わり、住宅地の中を南へ進むと巽ヶ丘に着きます。

 

巽ヶ丘を発車後は阿久比町へと変わり、引き続き住宅地の中を進むと白沢に着きます。白沢を発車後は丘陵地帯が遠ざかり、知多半島道路をアンダーパスすると田園風景の中を走るようになり坂部に着きます。


 

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坂部を発車後は左右に住宅地を遠望しながら田園地帯を南下すると阿久比に到着します。


 

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阿久比を発車すると左に田園、右に住宅地を見ながら走り、2006年に廃止された椋岡駅跡を通過します。その後も同じような風景を眺めながら走ると植大に着きます。

 

植大を発車後は矢勝川を渡って半田市へと変わり、住宅地の中を走るようになると半田口に着きます。
半田口を発車後は市街地へと入り、住吉神社の西側を南下すると住吉町に着きます。


 

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住吉町を発車後も市街地の中を走り、ミツカンなど醸造業で栄えた半田市の中心駅である知多半田に到着します。

 

知多半田を発車すると右へカーブして、引き続き市街地の中を走り成岩に着きます。成岩を発車後は高架になり、国道247号をオーバーパスして神戸川を渡ると青山に着きます。以前の駅名は南成岩でした。
青山を発車後は左へカーブして地平区間になり、住宅地の中を南下すると武豊町(たけとよちょう。「たけゆたか」ではない)に入ります。


 

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その後も住宅地の中を走ると上ゲに着きます。上ゲ駅は掲示板「2ちゃんねる」の「age」として使えることから有名になりました。ちなみに当駅周辺の地名は「上ゲ」ではなく「上ケ」と、濁点がないです。

 

上ゲを発車後も住宅地の中を南へ走り、知多武豊に着きます。JR武豊線武豊駅が近くにあります(リンク先の記事は非電化時代のものです)。
知多武豊を発車後は堀川を渡り、さらに日本油脂専用線跡をオーバーパスします。


 

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その後は田畑の中を走るようになり、新川を渡ると富貴に到着します。

 

富貴を発車すると知多新線が右へ分かれます。その後は農村風景の中を走り、美浜町へと変わると2006年に廃止となった布土駅跡を通過します。そして左側に広がる住宅地に沿って南下すると右側から丘陵が迫ってきて河和口に着きます。


 

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河和口駅にて。この付近、左側車窓を見れば、ほんのわずかに知多湾を望めます。

 

河和口からは単線になります。河和口を発車後は大きく右へカーブして丘陵地帯の山間部へと入り、森の中を進みます。少しずつ左へカーブして走ると右手に住宅地が現れ、続いて左側の丘陵地が遠ざかると市街地へと入り、終点・河和に到着します。


 

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河和駅は頭端式ホーム2面4線、8両対応で、私鉄のターミナル駅にふさわしい構造です。


 

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河和駅舎は元名鉄パレで現在はオークワ系のスーパー「パレマルシェ」と一体になっています。
駅周辺は市街地になっていますが、手狭な感じがします。
河和駅は地元利用者の他に、観光客の利用も多いです。徒歩7分の場所に河和港があり、名鉄海上観光船の高速船に乗れば日間賀島や篠島、伊良湖へ行けます。
また、路線バスで知多新線の内海駅や知多半島の先端部にある師崎に行くことができます。

  

  
乗り鉄の注意点   

河和線では普通列車の他に特急、急行が運転されています。
名鉄特急は一部特別車が基本ですが、平日データイムに運行される特急に限り、全車一般車(5700系など)で運転されています。

 

平日昼間帯は太田川~富貴で常滑線直通の全車一般車特急・急行・普通が毎時2本運転され、富貴以遠は河和方面、知多新線内海方面とも本数が半減します。他に太田川~知多半田では常滑線直通の普通が毎時2本運転されていて、この区間では普通が毎時4本運転されています。
休日昼間帯は特急の全列車が一部特別車になります。
また、ラッシュ時は若干増発される程度です。

 

使用車両・両数は様々ですが、一部特別車特急は1000系-1200系列の6連(8連の場合は1800系列2連を増結)、2200系または1700系-2300系の6連(8連の場合は3100系または3150系2連を増結)が使用されており、全車一般車特急は5300系または5700系の4連、1800系列の2連×2のクロスシート車が運用されます。

 

太田川からの特急での所要時間は、知多半田15分、富貴21分、河和29分です。

  
   

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
太田川駅   名古屋鉄道:常滑線  
富貴駅   名古屋鉄道:知多新線  
  
(参考:Wikipedia)