今回の【駅】コーナーは、
東京都港区中央部・各国の大使館が点在する東麻布地区の市街地に位置する都営大江戸線の駅で、三田国際ビル、東京都済生会中央病院への最寄駅で、都営大江戸線における東京タワーへの最寄駅でもある
赤羽橋駅 (あかばねばしえき。Akabanebashi Station) です。
駅名
赤羽橋駅 (E 21)
所在地
東京都港区
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】
隣の駅
大門方・両国方………………………大門駅
六本木方・都庁前方・光が丘方……麻布十番駅
訪問・撮影時
2019年12月
赤羽橋駅の東口に相当する赤羽橋口です。南西を望む。
ちなみに赤羽橋駅は出入口が2ヶ所しかなく、「Ax」などの出入口番号は付けられていません。
赤羽橋口は左側にある赤羽橋交差点の南西角、環状三号線(都道319号線)の南側歩道に面した首都高速都心環状線(C1)の高架下に建屋があり、あまり目立たないです。
地下1階にある改札との間は階段・上りエスカレーターで結ばれています。
赤羽橋交差点より南を望む。赤羽橋交差点は五差路です。
右手前(北北西)~奥(南)の道路は桜田通り(国道1号)で、左手前(北北東)から都道301号が交差点で桜田通りに合流します。
左(東)~右(西)の道路は環状三号線で地下を都営大江戸線が通っていて、右側地下に赤羽橋駅があります。
交差点先の右側、環状三号線に並行する首都高の高架下に前述の赤羽橋口があります。
桜田通りは交差点の先で首都高速都心環状線をくぐり、古川を渡りますが、この橋の名前が「赤羽橋」で、駅名の由来となっています。
赤羽橋の先(南側)は西寄りが三田地区、東寄りが芝地区で、それぞれ市街地になっており、オフィス街が形成されています。
三田地区側には三田国際ビル、東京都済生会中央病院、国際医療福祉大学三田病院、住友不動産麻布十番ビルなどがあり、イタリア大使館、オーストラリア大使館や慶應義塾大学三田キャンパスも徒歩圏内です。商店は多くありません。
芝地区側は目立った大型施設はありませんが、約400m東を南北に通り、地下を都営三田線が走っている日比谷通り沿いには多くの大企業の本社が立地しています。こちら側も商店は少ないです。
桜田通りから離れると住宅街が広がっており、特に芝方は一戸建て住宅が多く見られ、古い民家も残っています。
赤羽橋交差点より北を望む。
手前(南)~左奥(北北西)の道路は桜田通り(国道1号)で、交差点から右奥(北北東)へ分岐する道路は都道301号です。
左(西)~右(東)の道路は環状三号線で地下を都営大江戸線が通っていて、左側地下に赤羽橋駅があります。
交差点手前の左側、環状三号線に並行する首都高の高架下に赤羽橋口があります。
赤羽橋交差点の正面(北)には東京タワーがそびえています。付近にビルが少ないので綺麗に見渡せます。
また、左前方へ進む桜田通り沿いはビル街になっていますが、商店は少ないです。
桜田通りから左側(西)へ入ると東麻布の住宅街で、低層の集合住宅が多いです。域内にはカフェや飲食店が点在しています。
そして都道301号沿いは右側を中心に芝公園が広がっていて、沿道にはホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」や東京タワー、増上寺などがあります。
赤羽橋交差点より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は環状三号線で、左側を首都高速都心環状線が並走しています。
環状三号線の地下を都営大江戸線が通っていて、前方地下に赤羽橋駅があります。
交差点先の左側、首都高の高架下に赤羽橋口があります。
左(南)~右(北北西)の道路は桜田通り、交差点から右手前(北北東)へ分かれる道路は都道301号で、左側に「赤羽橋」が、左側に東京タワーがあります。
交差点の先、環状三号線の右側にはビルやマンションが立ち並んでいます。右へ入ると東麻布の住宅街となります。
首都高の左側には古川が流れていて(高架橋の一部は川の真上にあります)、その左(南)は三田地区です。左手のマンションのさらに左には東京都済生会中央病院や国際医療福祉大学三田病院があります。
そして、環状三号線を150mほど進むと後述の中之橋口があり、さらに600mほど進むと麻布十番駅に到達します。
赤羽橋交差点より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は環状三号線で、右側を首都高速都心環状線が並走しています。
環状三号線の地下を都営大江戸線が通っていて、後方地下に赤羽橋駅があります。
交差点手前の右側、首都高の高架下に赤羽橋口があります。
左(北北西)~右(南)の道路は桜田通り、交差点から左前方(北北東)へ分かれる道路は都道301号で、右側に「赤羽橋」が、左側に東京タワーがあります。
交差点の先、環状三号線の左側は芝公園で、正面にそびえる高層ビルはホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」です。
右側を走る首都高の右(南)には古川が流れていて(高架橋の一部は川の真上にあります)、さらに南は芝地区の市街地・住宅街です。
そして環状三号線を450mほど進むと日比谷通りに突き当たり、左折して50mほど進むと都営三田線の芝公園駅に到達します。駅付近を都営大江戸線も通っていますが、大江戸線には駅が設置されていませんので要注意です。また、赤羽橋駅と芝公園駅は同じ都営地下鉄の駅ですが、連絡運輸は行っていませんので要注意です。
こちらは赤羽橋駅の西口に相当する中之橋口前より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて、前方地下に赤羽橋駅があります。
右側を首都高速都心環状線(C1)が走っていて、その右には古川が流れています。
環状三号線左側(北)、写真中ほどにある6階建てのビル1階に中之橋口があります。階段・上りエスカレーター・エレベーターの設備があります。
中之橋口付近の環状三号線沿いにはビルやマンションが立ち並んでいますが、商店は少ないです。
環状三号線から左(北)へ入ると東麻布地区の住宅街です。
また、環状三号線を東へ150mほど進むと前述の赤羽橋口と赤羽橋交差点に到達します。
交差点を左折すると東京タワー、交差点を右折すると「赤羽橋」です。
中之橋口前より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて、後方地下に赤羽橋駅があります。
左側を首都高速都心環状線(C1)が走っていて、その右には古川が流れています。
環状三号線右側(北)、右から2番目の6階建てビル1階に中之橋口があります。
中之橋口から西側に向けての環状三号線沿いにもビルやマンションが立ち並んでいますが、やはり商店は少ないです。
環状三号線から右(北)へ入ると東麻布地区の住宅街です。
また、約150m先にある交差点を左折すると古川を渡りますが、この橋の名前は「中之橋」です。
「中之橋」の南は三田地区で、南西側には一戸建て住宅も見られます。
そして、環状三号線を西へ約600m進むと麻布十番駅に到達します。
地下1階にある改札の様子です。西を望む。赤羽橋駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
前方(西)に中之橋口(階段・上りES・EV)が、後方(東)に赤羽橋口(階段・上りES)があります。
東京タワー方面は赤羽橋口ですが、赤羽橋口はバリアフリーに対応していませんので、車いすの場合は中之橋口へお回り下さい。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、柱を挟んで左端が優先通路(幅広通路)です。
その幅広通路沿いには窓口があり、有人通路を兼ねています。
改札口の左手前(西側)には自動券売機とAEDがあります。東京タワーに近い事から観光客向けに案内係が配置されています(土休日だけかも…)。
トイレ・だれでもトイレ(多機能トイレ)と駅長事務室は改札内にあります。
そして、地下2階にあるホームとの間には階段2ヶ所、上りエスカレーター2ヶ所、エレベーター1基が設置されています。
尚、赤羽橋駅構内に売店、コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
2番線外回り線(六本木・都庁前・光が丘方面)の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 21)。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります(写真は点灯の状態です)。
赤羽橋駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下2階にあります。東西方向にホームが延びています。
右(北)が1番線で内回り大門・両国方面、左(南)が2番線で六本木・都庁前・光が丘方面です。
有効長は8両分で、ホームドアが設置されています。
ホーム幅は一定の広さが保たれていますが階段部分は狭くなっています。大江戸線の車両がコンパクトな事もあり、天井は低いです。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、「東京水」が飲める冷水器が設置されています。
そしてホームの側壁に多数の四角いガラスが埋め込まれています。このガラスはイタリアのベトロアレド社が製作した物です(Wikipediaの本文を引用)。
写真は外回り2番線側より六本木方・都庁前方・光が丘方を望む。
内回り1番線に停車中の車内より六本木方・都庁前方・光が丘方を望む。
フロントガラスの映り込みで見づらいですが、すぐ先に内回り線から外回り線へ非常用の片渡り線があり、六本木方から当駅での折り返しが可能ですが、開業以来今日まで当駅折り返しの定期列車は設定されていません。
六本木方・都庁前方・光が丘方はこの先、古川や首都高速都心環状線と並行する形で市街地を通る環状三号線の地下を西へ走り、東京メトロ南北線が地下を走る麻布通りと交差すると程なくして麻布十番駅へと至ります。南北線と乗換可能です。
一方、大門方・両国方はこの先、芝公園の南端部を通る環状三号線地下を東へ走り、環状三号線が日比谷通りに突き当たる芝公園グランド前交差点で左へカーブして都営三田線・芝公園駅の直下を三田線と並行する形で通過します。都営大江戸線にはホームが設けれられていません。その後はしばらく三田線と並走する形で日比谷通り地下を北上し、増上寺・三解脱門手前の増上寺前交差点で右へカーブして大門通り地下を東へ走るようになります。そして増上寺の総門(通称:大門)の地下を通り過ぎると程なくして大門駅へと至ります。都営浅草線との乗換駅で、JR山手線・京浜東北線(浜松町駅)や東京モノレール羽田空港線(モノレール浜松町駅)にも乗換可能です。
あとがき
私が赤羽橋駅で下車(乗車)したのは2007年と2019年の計2度です。2007年は東京タワーを見学した際に利用しました。そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は首都高都心環状線高架下の目立たない位置にありました。駅前から見る東京タワーは圧巻でした。そして駅前には商店が少なく、赤羽橋の南側はオフィス街の様相でした。
新宿駅からですと都営大江戸線の六本木・大門方面内回り電車に乗り当駅で下車です。尚、新宿西口駅からは乗車しないで下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。山手線内回り(東京方面)または京浜東北線北行に乗り換えて浜松町駅で下車します。そして隣接する大門駅から都営大江戸線の六本木・光が丘方面電車に乗車して1駅目で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、コンビニは駅前にありますが、気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「やよい軒」「タリーズコーヒー」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
都営大江戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は赤羽橋駅でも途中下車されてみて下さい!
また、東京タワーへお出かけの際はぜひ都営大江戸線をご利用になり、一度は赤羽橋駅も観察されてみて下さい!
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)