麻布十番駅【東京都】(都営大江戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都港区中央部の商店街と住宅街が混在した地域・麻布十番に位置する都営大江戸線の駅で、東京メトロ南北線との乗換駅でもある
麻布十番駅 (あざぶじゅうばんえき。Azabu-juban Station) です。
 
尚、東京メトロ南北線の麻布十番駅の記事につきましては以前UPしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
麻布十番駅 (E 22)
 
所在地
東京都港区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】 
 
隣の駅
大門方・両国方…………赤羽橋駅
都庁前方・光が丘方……六本木駅 
 
乗換可能駅
東京メトロ:南北線……麻布十番駅まで徒歩8分
 
訪問・撮影時
2019年12月
 
 

写真は麻布通り(都道415号)と環状三号線(都道319号)が交わる新一の橋交差点の南西角に建つオフィス・賃貸マンションなどで構成される複合ビル「ジュールA」です。西を望む。
この「ジュールA」内には都営管理の5a出入口、5b出入口、エレベーター出入口があります。
南東側(左手前)にはエレベーター出入口が、北西側の環状三号線沿い(写真右奥)に5a出入口(階段のみ)が、南西側の路地沿い(写真左奥)に5b出入口があります。
手前を左右方向に延びる道路は麻布通りで、右側には新一の橋交差点が、左側には一の橋交差点があります。一の橋交差点の北東角には東京メトロ管理の3番出入口(階段・上りES)が、南西角には同じく東京メトロ管理の4番出入口(上下方向ES)がそれぞれ設置されています。
麻布十番駅は地下の改札外コンコースでメトロと都営の改札が繋がっていて、出入口番号はメトロと都営で共通となっています(付番はメトロ方式)。1番~4番出入口はメトロ管理、5番~7番出入口は都営管理です。
尚、麻布十番駅に駅前広場は整備されておらず、麻布通り沿いや環状三号線沿いにバス停留所が設けられています。
 
 

暗くて分かりづらいですが、こちらは「ジュールA」の1階南西側に位置する5b出入口です。北を望む。後方に東西方向の路地があります。
正面には下り階段(左)と上り階段(右)があり、階段を下ると踊り場を経由して麻布十番駅コンコース、階段を上ると環状三号線沿いに出ます。
写真左奥に見える階段は、踊り場から環状三号線に出る5a出入口です。5a、5b出入口は階段のみの設置で、エレベーター出入口は同じビルの南東側(右側)に設置されています。
 
 

新一の橋交差点より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は環状三号線で、地下に都営大江戸線の麻布十番駅があります。
後方に新一の橋交差点があり、左右方向(南北方向)の麻布通りと交差します。麻布通り地下には東京メトロ南北線が通っており、交差点南側の地下(左後方)に麻布十番駅があります。
両社局の駅は少々離れていますが、双方の改札を結ぶ地下通路が設置されています。
左側の「ジュールA」1階には5a出入口があります。
交差点西側の環状三号線沿いにはビルやマンションが立ち並んでいて、商店も一定数見られますが、オフィスや住宅街の割合も高いです。
商店街は環状三号線の2本南側を並行する東西方向道路沿いを主体に形成されています(新一の橋交差点南西側一帯が麻布十番商店街になっています)。
そして約150m先の環状三号線右側には後述の7番出入口があります。
 
 

新一の橋交差点より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて、後方地下に麻布十番駅があります。
後方には新一の橋交差点があり、左右方向(南北方向)の麻布通りと交差します。
交差点の北東角(左側)には6番出入口(階段・上りES)が設けられています。
新一の橋交差点より東側ですが、環状三号線沿いにはビルやマンションが立ち並んでいます。商店は少ないです。
右側(南)には首都高速道路中央環状線(C1)が並行しています。その首都高速に沿って、または首都高速直下には古川が流れています。新一の橋交差点南東角までは麻布通り東側を北上しますが、交差点南東角で流路を東に変えて環状三号線に並行する形になります。
路地を入ると住宅街で、北側は東麻布地区、古川の南側は三田地区です。ビルやマンションが多いですが一戸建て住宅も見られます。
そして環状三号線を600mほど歩くと東隣の赤羽橋駅(中之橋口)に到達します。
 
 

新一の橋交差点より北を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は麻布通りで、地下を東京メトロ南北線が通っていて後方にかけての地下に麻布十番駅があります。
左(西)~右(東)は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて左側地下に麻布十番駅があります。
交差点の南西角(左側)に建つ「ジュールA」内に5a、5b、EVの各出入口が、南東角の約50m南の麻布通り沿い(右後方)に3番出入口があり、北東角(右前方)には6番出入口があります。
新一の橋交差点から北方向の麻布通り上空は首都高速中央環状線の高架橋に覆われています。
麻布通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいますが、商店は少ないです。すぐ先に上り坂(永坂)があり、飯倉地区の高台へと至ります。
また、駅北側一帯は住宅街で、特に麻布通り東側の緑に囲まれた麻布永坂町は参議院副議長公邸をはじめ豪邸や高級マンションばかりとなっています。
 
 

新一の橋交差点より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は麻布通りで、地下を東京メトロ南北線が通っていて前方にかけての地下に麻布十番駅があります。
左(東)~右(西)は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて右側地下に麻布十番駅があります。
交差点の北東角(左後方)に6番出入口が、交差点南西角に建つ「ジュールA」内に5a、5b、EVの各出入口が、そして南東角から約50m先の麻布通り東側(左前方)に3番出入口があります。
そして交差点の南東角には首都高速の一ノ橋ジャンクションがあり、後方(北)から左側(東)へ曲がる中央環状線から南(前方)へ2号目黒線が分岐し、麻布通り東側を並行して流れる古川の直上を高架橋で南下します。交差点南東角のジャンクション高架下には「一の橋公園」があり、南から流れてきた古川がここで進路を東へ変えます。
新一の橋交差点から南方向の麻布通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいて、右側の沿道には商店が多いです。
約90m先には一の橋交差点があり、南西角には4番出入口があります。交差点から右(西、南西)へ分岐する道路沿いには商店街が形成されています。カフェやレストランも多いです。
また、一の橋交差点よりさらに170mほど南下すると1番出入口(麻布通り西側。階段・上りES・EVあり)、2番出入口(麻布通り東側。階段のみ)があります。
 
 

新一の橋交差点より約100m西に位置する交差点より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて、直下に麻布十番駅があります。
前方には新一の橋交差点があり、左右方向(南北方向)の麻布通りと交差します(地下を南北線が走行。右側に麻布十番駅があります)。麻布通り上空には首都高速中央環状線の高架橋が見えます。
少し先の環状三号線右側(新一の橋交差点南西角)には複合ビル「ジュールA」があり、内部に5a、5b、EVの各出入口が設置されています。
この付近の環状三号線沿いにはビルやマンションが立ち並んでいて、その1階部分を中心に多くの商店が立地しています。
 
 

7番出入口前より北を望む。
左右方向(東西方向)に延びる道路は環状三号線で、右側にかけての地下に都営大江戸線の麻布十番駅があります。右側(東)の約180m先に前述の新一の橋交差点があります。
横断歩道の先には十番稲荷神社があり、その右側に位置する小さな3階建てビル1階部分に7番出入口(階段のみ)があります。
7番出入口の北側は市街地で、ビルとマンションが混在しています。右奥へ延びる道路沿いにはオフィスや商店が混在していて、東京都港区医師会館や港区立麻布図書館などがあります。この道路を150mほど進むと麻布通りに抜けられます。
 
 

7番出入口前より南を望む。後方に7番出入口と十番稲荷神社があります。
左右方向(東西方向)に延びる道路は環状三号線で、左側にかけての地下に都営大江戸線の麻布十番駅があります。左側(東)の約180m先に前述の新一の橋交差点があります。
7番出入口の南側一帯には商店街(麻布十番商店街)が広がっています。
そして商店街の南西側は元麻布地区で、起伏に富んでいて坂道が多いです。元麻布には高級住宅街が形成されており、豪邸や高級マンション(元麻布ヒルズなど)も見られます。
元麻布地区には複数の寺院をはじめ、アルゼンチン、オーストリア、カタール、サン・マリノ、ジャマイカ、スロバキア、中国、マダガスカル、リトアニアの大使館が立地しています。
また、進学校として有名な麻布中学校・高等学校もあります。
 
 

7番出入口前より東を望む。左側に7番出入口と十番稲荷神社があります。
手前(西)~奥(東)の道路は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて、前方にかけての地下に麻布十番駅があります。
麻布通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいて、1階部分を中心に多くの商店が立地しています。右側への路地沿いには商店街が広がっています。
そして180mほど前方(東)へ進むと前述の新一の橋交差点に到達し、その南西角に5a、5b、EVの各出入口が、北東角に6番出入口があります。
 
 

7番出入口付近より西を望む。右後方の環状三号線北側に7番出入口と十番稲荷神社があります。
手前(東)~奥(西)の道路は環状三号線で、地下を都営大江戸線が通っていて、後方にかけての地下に麻布十番駅があります。そして前方にかけての地下、大江戸線の上層には地下駐車場「港区立麻布十番公共駐車場」(有料)が設置されています。
駅から西へ向けての環状三号線沿いにもビルやマンションが立ち並んでいますが、駅から離れるため商店は少なくなります。
左側の路地を入ると麻布十番商店街が広がっています。そして右側の高台は「鳥居坂」と呼ばれる一帯で、右側の森になっている敷地にはシンガポール大使館があります。
その先には鳥居坂下交差点があり、右折するとすぐ鳥居坂で、坂を上りきると沿道には国際文化会館、東洋英和女学院大学院、東洋英和女学院中等部・高等部、日本銀行鳥居坂分館、フィリピン大使館、日本基督教団鳥居坂境界、港区麻布地区総合支所、東洋英和女学院小学校、東洋英和女学院幼稚園、港区立麻布保育園やマンションがあり、その先は六本木地区東側エリアとなります。
また、環状三号線を直進すると右へカーブして六本木地区の西側エリアへと至ります。正面右側の高層ビルは「六本木ヒルズ森タワー」です。
「六本木ヒルズ」の南側(写真左奥)は住宅街で、左に見える2棟のタワーマンション「六本木ヒルズレジデンス」などのマンションや豪邸が立地していて、東京都立六本木高等学校もあります。
 
 

 

地下4階に位置する改札です。都営大江戸線・麻布十番駅の改札はこの1ヶ所のみです。上写真は西を、下写真は南を望む。
この改札口からは都営大江戸線しか利用できませんので注意が必要です。
上写真の後方が1番~6番出入口(1番と5番はEV併設)と南北線の改札方面で、前方に7番出入口があります。南北線改札(地下1階)との間には高低差がありますが、階段・上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されていてバリアフリーに対応しています。
 
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、右端の優先通路(幅広通路)沿いに窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。改札内には駅長事務室があります。
トイレ・だれでもトイレ(多機能トイレ)は改札外の東側(上写真の後方、下写真の左側)にあり、改札とは段差がありません。改札内にトイレはありませんので要注意です。
そして地下6階にあるホームとの間には階段2ヶ所、上りエスカレーター2ヶ所、エレベーター1基が設置されています。左側(東側)の階段・上りESはホームと改札階がダイレクトに結ばれていますが、右側(西側)の階段・上りESは地下5階踊り場を経由します。踊り場でホームへの階段が東西2ヶ所に分かれており、上りESは西側階段のみに併設されています。
尚、都営大江戸線の麻布十番駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
改札外の東側(上写真:左後方、下写真:左側)には靴修理・鍵複製の店舗「リアット!」があります。
 
 

2番線外回り線(都庁前・光が丘方面)の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 22)。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります(写真は点灯の状態です)。
また、下部には株式会社DHCの広告が掲示されていますが、副駅名ではありません。
 
 

都営大江戸線の麻布十番駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下6階にあります。東南東~西北西方向にホームが延びています。
右(北)が1番線で内回り大門・両国方面、左(南)が2番線で都庁前・光が丘方面です。
有効長は8両分で、ホームドアが設置されています。
ホーム幅は一定の広さが保たれていますが、階段部分は狭くなっています。
また、大江戸線の車両規格が小さい関係もあり、ホームの天井が低くなっています。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、「東京水」が飲める冷水器が設置されています。
写真は六本木方・都庁前方・光が丘方を望む。
 
大門方・両国方はこの先すぐに南北線をくぐります。南北線の方が上層を通っています(地下3階相当)。
南北線と麻布通りをくぐった後は市街地を通る環状三号線地下を東南東へ走り、やがて左へカーブすると都営大江戸線における東京タワーへの最寄駅である赤羽橋駅へと至ります。
 
一方、六本木方・都庁前方・光が丘方はこの先、市街地を通る環状三号線の地下を西北西へ進みます。駅のすぐ西側の大江戸線上層地下には前述の「港区立麻布十番公共駐車場」があります。鳥居坂下交差点を過ぎると環状三号線に沿って大きく右へカーブして進路を北北西へと変えます。そしてテレビ朝日の手前で右へカーブして環状三号線地下を離れ、港区立六本木中学校東側を通る道路地下を左へカーブしながら北上すると六本木交差点地下に差し掛かり、東京メトロ日比谷線の下をくぐり進路を北西へ変えると外苑東通り地下に位置する六本木駅へと至ります。日比谷線との乗換駅で、ICカードでご乗車の際は日比谷線の構内を通り抜ける事で六本木ヒルズ方面へスムーズに移動可能です(構内通過サービス)。また、大江戸線の六本木駅は「東京ミッドタウン」に直結しています。
 
 
あとがき
私が都営大江戸線の麻布十番駅で下車(乗車)したのは2014年と2019年の計2度です。いずれも東京メトロ南北線との乗換で利用しましたが、中でも2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。「麻布」というと高級住宅街をイメージしてしまいますが、駅前には高級感はあまり感じられませんでしたが、洒落た感じの商店街に麻布十番らしさを感じました。
 
新宿駅からですと都営大江戸線の六本木・大門方面内回り電車に乗り当駅で下車です。尚、新宿西口駅からは乗車しないで下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。山手線内回り(東京方面)または京浜東北線北行に乗り換えて浜松町駅で下車します。そして隣接する大門駅から都営大江戸線の六本木・光が丘方面電車に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前に複数のコンビニがあります。一方、飲食店自体は駅前に多くあるものの、気軽に入れるチェーン店は「マクドナルド」「フレッシュネスバーガー」「ガスト」「五右衛門(パスタ)」くらいでしょうか。ちなみにカフェは多く見られます。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
都営大江戸線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は麻布十番でも途中下車されてみて下さい!
また、麻布十番へお出かけの際は都営大江戸線をご利用になり、麻布十番駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)