汐留駅【東京都】(都営大江戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
東京都港区北東端に存在した汐留貨物駅跡を再開発して誕生した新しい市街地「汐留シオサイト」内に位置する都営大江戸線の駅で、「ゆりかもめ」との乗換駅、そして都営浅草線・東京メトロ銀座線・JR線の新橋駅と地下通路で連絡している(乗換駅には指定されていません)、
汐留駅 (しおどめえき。Shiodome Station) です。
 
尚、「ゆりかもめ」の汐留駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら。
 
 
駅名
汐留駅 【副駅名:シオサイト】 (E 19)
 
所在地
東京都港区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】
 
隣の駅
清澄白河方・両国方・飯田橋方……築地市場駅
六本木方・都庁前方・光が丘方……大門駅 
 
乗換可能駅
ゆりかもめ:東京臨海新交通臨海線【愛称:ゆりかもめ】……汐留駅まで徒歩8分
(※) 各社局の新橋駅も徒歩圏内にありますが、乗換駅に指定されていないためここでは紹介いたしません。ご了承下さい。
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

汐留駅の北東端にある5番出入口です。南南西を望む。
汐留地区(汐留シオサイト)内を南北に貫く幹線道路(都道481号線)の東側に5番出入口があり、すぐ後方に6番出入口があります。
そして都道の西側(写真右外)に北から3番出入口、4番出入口の順に設置されています。
3番~6番出入口はいずれも階段のみしかありませんが、5番出入口の南側にはエレベーター出入口があります。
都道481号の地下を都営大江戸線が通っており、やや離れた前方地下に汐留駅が設置されています。
 
尚、1番・2番出入口は汐留駅と新橋駅を結ぶ地下通路沿い、第一京浜に面した場所に設置されていて、実質的に新橋駅の出入口となっています。高架部には「ゆりかもめ」の新橋駅があり、1番出入口はエレベーター出入口が併設されています。
 
 

こちらは5番出入口前より南南西を望む。
手前に5番出入口、前方に6番出入口があり、道路右側には北から3番出入口、4番出入口の順に設置されています。
周辺は汐留の高層ビル街になっています。かつては汐留貨物駅でしたが、再開発によりその面影が完全に失われました。
左(東)には商業施設「カレッタ汐留」や「電通本社ビル」があり、「大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海]」「アド・ミュージアム東京」もあります。
右(西)には「パナソニック東京汐留ビル」や「汐留シティセンター(商業施設も入居)」があり、一角には「旧新橋停車場跡」として鉄道歴史展示室(入場無料。10:00~17:00。月曜休業。イレギュラーあり。事前に要確認)やホームのモニュメントを有する広場が整備されています。
前方(南)には後述の7番~10番出入口や「ゆりかもめ」の汐留駅があります。
 
 

汐留北交差点より北北東を望む。
手前(南南西)~奥(北北東)の道路は都道481号で、地下を都営大江戸線が通っており後方地下に汐留駅があります。
交差点から左(西北西)へ分岐する道路があり、高架部に「ゆりかもめ」が通っています。
交差点右側に北側エレベーター出入口があり、都道沿いの前方右側に6番出入口、5番出入口が、左側に4番出入口、3番出入口があります。
周辺は汐留シオサイトの北地区で、右手(東)に「電通本社ビル」「カレッタ汐留」が、左手(西)に「汐留シティセンター」「パナソニック東京汐留ビル」や「旧新橋停車場」があります。
汐留地区の北端(写真奥)には都道481号と昭和通り(都道316号)、海岸通り(都道316号)が交わる蓬莱橋南交差点と蓬莱橋交差点があり、海岸通りの高架部には東京高速道路(KK)が通っていて、東京高速道路が港区と中央区の境界になっています。
蓬莱橋交差点の北側~東側は銀座地区で、正面奥の高層ビルは銀座三井ビルディングです。
また、汐留貨物駅が存在した頃はこの付近から右へ分岐して現・カレッタ汐留の場所を通ってから南東へと走り、旧築地市場内にあった東京市場駅へ至る東海道本線貨物支線が存在していました(1987年完全廃止)。廃線跡は一部が道路に転用され、辿る事ができます。
 
 

汐留北交差点より西北西を望む。
左(南南西)~右(北北東)の道路は都道481号で、地下を都営大江戸線が通っており左側地下に汐留駅があります。大江戸線の駅の高架部に「ゆりかもめ」の汐留駅があります。
3~6番出入口は写真右側、7~10番出入口と「ゆりかもめ」の汐留駅は写真左側です。
そして正面(西北西)への道路(都道481号)はJR線の新橋駅(約300m先)に通じていて、高架部に「ゆりかもめ」が通っています。すぐ先に「ゆりかもめ」の新橋駅があります(約200m先)。新橋駅への都道には高架部(「ゆりかもめ」の下層)にペデストリアンデッキが、地下には新橋駅とを結ぶ地下通路(汐留公共地下歩道)がそれぞれ設置されていて、ペデストリアンデッキは「ゆりかもめ」の新橋駅を経由してJR駅へアクセス可能で、汐留地下歩道は都営浅草線の新橋駅を経由してJR駅および東京メトロ銀座線の新橋駅へアクセス可能です。汐留公共地下歩道の途中、第一京浜の東側には前述の1番出入口(北側。EV併設)と2番出入口(南側)があります。尚、汐留駅と都営浅草線をはじめ各社局の新橋駅は乗換駅に指定されていません(別の駅扱い)。ご注意下さい。
 
西側は「ゆりかもめ」の新橋駅手前まで汐留シオサイト地区になっており、右(北)に「汐留シティセンター」が、左(南)にはホテルやオフィスなどが入居している高層ビル「汐留タワー」と、日本テレビの本社が入居する「日本テレビタワー(通称:日テレタワー)」があります。
 
 

汐留北交差点より南南西を望む。
手前(北北東)~奥(南南西)の道路は都道481号で、地下を都営大江戸線が通っており前方地下に汐留駅があります。ホーム階・コンコース階の上層部には地下通路があります。
交差点前に北側エレベーター出入口が、背後(北北東)に3~6番出入口が、前方の「ゆりかもめ」汐留駅地上部に7~10番出入口があります。
右(西北西)へ向けて新橋駅に通じる都道481号支線(?)が分岐していて、その途中に1番、2番出入口があります。
また、右から前方にかけて高架部を「ゆりかもめ」が走っていて、右側に新橋駅が、正面に汐留駅があり、この地点からはどちらの駅も徒歩圏内です。
 
この付近は汐留シオサイトの中心部で、左側(東)に「電通本社ビル」「東京汐留ビルディング(商業施設「Pedi汐留」を併設)」「汐留住友ビル(ホテルヴィラフォンテーヌ東京汐留が入居)」が、右側(西)に「汐留タワー」や共同通信社が入居する「汐留メディアタワー」があります。
 
 

汐留交差点前より東を望む。
背後に汐留交差点があります。左(北北東)~右(南南西)には都道481号が走っており、地下に都営大江戸線の汐留駅が、右側の高架部に「ゆりかもめ」の汐留駅があります。
手前(西)~奥(東)には環二通り(環状第2号線)が伸びています。環二通りは虎ノ門方面から汐留、旧築地市場を経由して豊洲、有明へ至る道路で、築地市場の豊洲移転が遅れた事から環二通りの整備も遅れています。現在は旧築地市場の用地部分に迂回路が建設されて暫定的に全線開通しています。
 
この付近は汐留シオサイトの東地区で、右側(南)に「東京汐留ビルディング」が、左側(北)に「電通本社ビル」があります。写真奥には海岸通り、東京高速道路と交わる汐先橋交差点があり、その先は中央区築地地区です。汐先橋交差点の先の右側(南)には浜離宮恩賜庭園(浜離宮庭園。浜離宮大手門)があります。
 
 

こちらは汐留駅の南東側に位置する9番出入口です。南南西を望む。
「ゆりかもめ」の汐留駅の東口と一体構造で、右手前に高架へ上がる階段が、前方に地下へ下る階段があります。
9番出入口は都道481号の東側歩道に面して設置されていて、前方に10番出入口が、都道西側(写真右外)には北から7番(ゆりかもめ駅と併設)、8番出入口の順に設置されています。7番出入口と9番出入口のそれぞれ北側にはエレベーター出入口があり、エレベーターは地下通路(地下1階コンコース)と「ゆりかもめ」駅の改札階(2階)の間を乗換なしで移動可能です。
 
この付近は汐留シオサイトの南地区で、「汐留住友ビル」「東京ツインパークス」などオフィスビルが立ち並んでいます。商業施設や飲食店は多くありません。
 
 

こちらは汐留駅の南西側に位置する8番出入口です。北北東を望む。
前方には「ゆりかもめ」の汐留駅(写真右)への階段が併設された7番出入口(EV併設)があります。
8番、7番出入口は都道481号の西側歩道に面して設置されていて、都道東側(写真右)には南から10番、9番出入口の順に設置されています。
そして8番出入口の前方には前述の汐留交差点があり、その先に汐留北交差点や1番~6番出入口があります。
左側(西)のビルは「汐留メディアタワー」で、その先の西側に「汐留タワー」が、東側に「電通本社ビル」が見えます。
 
 

汐留駅と新橋駅を結ぶ汐留公共地下歩道(地下1階)にて。
都営大江戸線の汐留駅コンコースは地下2階にあり、汐留公共地下歩道と完全に分離されています。
こちらは北側の新橋駅方面改札に通じる出入口で、階段と上下方向エスカレーターが設置されています。左前方には地下2階へのエレベーターがあり、この出入口の裏手には南側の「ゆりかもめ汐留駅方面改札」に通じる出入口があります。
また、右側には「ゆりかもめ」、都営浅草線、JR線、銀座線の新橋駅へ向かう地下通路が伸びています。
 
余談ですが、汐留駅の地上への出入口は東京都交通局ではなく汐留公共地下歩道を管理している部局の管轄と思われ、そのため出入口の名称が都営地下鉄で多く使われている「A1、A2」などアルファベットを冠した名称ではなく、数字のみの名称となっています。
尚、汐留公共地下歩道は新橋駅と汐留駅を結ぶ地下通路ですが、南側の7番~10番出入口、ゆりかもめ汐留駅とは直接繋がっていません。新橋駅方面や1番~6番出入口から7番~10番出入口へ行くには、一旦地下2階の「ゆりかもめ汐留駅方面改札」へ下りてから南側の階段・ES・EVを使って南側の地下1階コンコース(踊り場)へ上がり、さらに階段・ES・EVを乗り継げば地上へ出られます。エレベーターは2階の「ゆりかもめ汐留駅」に直通しています。
 
 

こちらは北口に相当する新橋駅方面改札です。南を望む。
背後には階段・上下方向エスカレーターが、左背後にはエレベーターがあり、それぞれ地下1階の汐留公共地下歩道(1番~6番出入口。北側EV出入口。新橋駅方面)と結ばれています。
そして左前方には後述の「ゆりかもめ汐留駅方面改札」や7番~10番出入口(7番・9番はEV併設)方面への地下通路が伸びています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端の幅広通路沿いに窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。窓口前(改札外)にはAEDがあります。
トイレ、だれでもトイレ(多機能トイレ)はこちらの改札内外に存在せず、「ゆりかもめ汐留駅方面改札」側の改札内にしかありませんので注意が必要です。
地下3階にあるホームとの間には階段、上りエスカレーターのみが設置されていて、エレベーターはありません。エレベーターをご利用の際は左前方への通路を進み「ゆりかもめ汐留駅方面改札」へお回り下さい。
尚、汐留駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

こちらは南口に相当する「ゆりかもめ汐留駅方面改札」です。南を望む。
背後には後方に向けて地下1階の汐留公共地下歩道(1番~6番出入口。北側EV出入口。新橋駅方面)への階段・上下方向ESがあり、左後方に向けては前述の新橋駅方面改札に通じる地下通路が伸びています(新橋駅方面改札の北側に汐留公共地下歩道へのEVがあります)。それとは別に背後から前方に向けては「ゆりかもめ汐留駅」や7番~10番出入口への階段・上下方向ESがあり、EVは少し離れた改札右側(写真右外)に設置されていますが、いずれも地下1階踊り場を経由します。この地下1階踊り場は汐留公共地下歩道と接続していませんので注意が必要です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端の幅広通路沿いに窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。窓口前(改札内)にはAEDがあります。
トイレ、だれでもトイレ(多機能トイレ)は改札内に設置されています。改札内には駅長事務室もあります。
地下3階にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
下方には括弧書きで副駅名の「シオサイト」も併記されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 19)。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります。
尚、当駅を含む都営大江戸線の国立競技場~大門~両国~都庁前は2000年に開業しましたが、当駅の躯体は完成していたものの汐留地区が再開発中だったため駅としての開業は見送られ、汐留信号所として開業しました。その後、汐留地区の再開発が進行したため、2002年11月2日、「ゆりかもめ」と同時に汐留駅として開業しました。
 
 

汐留駅は島式ホーム1面2線の構造で、北北東~南南西方向にホームが伸びています。地下3階にあります。
左(西)が1番線で内回り両国・春日・都庁前方面、右(東)が2番線で外回り六本木・都庁前・光が丘方面です。
8両対応で、ホームドアが設置されています。ホーム幅は全長にわたり一定の広さが保たれています。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は両国方を望む。
 
 

こちらは六本木方を望む。右が内回り1番線、左が外回り2番線です。
ホームの両国方の端(背後)には新橋駅方面改札に通じる階段、上りESがあり、中ほどから六本木方(写真奥)にかけては「ゆりかもめ汐留駅方面改札」に通じる階段、上りES、EVが設置されています。
 
 

両国方を望む。ホーム端に新橋駅方面改札に通じる階段、上りESがあります。
すぐ先の複線間に留置線(引上線)が2本あり、六本木方面からの終着列車と六本木方面への始発列車が使用します。
また、留置線からは手前左側(汐留駅の北側、写真左奥になります)へ向けて都営浅草線の馬込車両検修場へ大江戸線の車両を送り込む際に使用する連絡線があり、新橋駅南側で浅草線と接続しています。都営大江戸線の車両は都営浅草線を自走できないため、送り込みの際はE5000形電気機関車に牽引される形になります。
 
両国方はこの先、都道481号の地下を北北東へ走り、蓬莱橋交差点で中央区に入るとその先で大きく右へカーブして進路を南東に変え、築地市場駅へと至ります。築地市場が豊洲市場へ移転した後も駅名は変更されていません。
 
一方、六本木方はこの先、JR線の東側を並走する形で都道481号の地下を南南西へ走ります。直上の高架部を「ゆりかもめ」が並走しています。そして汐留シオサイト地区南端部で「ゆりかもめ」が左へカーブして分かれ、都営大江戸線は右へカーブしてJR浜松町駅北側をくぐり、進路を西へ変えて大門通りの地下を走るようになると都営浅草線との乗換駅である大門駅へと至ります。JR線の浜松町駅、東京モノレールのモノレール浜松町駅も至近距離にあり、乗換可能です。
 
 
あとがき
私が都営大江戸線の汐留駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は汐留のビジネス街で、ホテルやオフィスが入居した多くの高層ビルが立ち並んでいました。
 
新宿からですと都営大江戸線の六本木・大門方面(内回り)電車に乗り、当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅or東京駅へ。山手線(品川駅からは内回り、東京駅からは外回り)に乗り換えて新橋駅下車。汐留地下改札を出て地下通路を東へ歩き5分ほどで到達できます。都営大江戸線でアクセスされたい場合は山手線・京浜東北線を浜松町駅で下車して都営大江戸線の両国・春日方面(内回り)に乗り換えて1駅目で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅近くの複数の再開発ビル内にコンビニがあります。一方、飲食店ですが駅前にはホテルが多く、中にレストランもあるのですが、なかなか気軽に入れないかもしれません。ちなみにファストフード店は北側にある「カレッタ汐留」内にあります。カフェは駅前にもあります。心配な場合は事前に用意しましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営大江戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は汐留駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、配線略図.net、Google地図、Wikipedia)