南千住駅【東京都】(つくばエクスプレス。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都荒川区東部の住宅街に位置する「つくばエクスプレス」の駅で、JR常磐快速線、東京メトロ日比谷線と乗換可能な駅、
南千住駅 (みなみせんじゅえき。Minami-Senju Station) です。
 
尚、他社の南千住駅につきましては後日UP予定です。

東京メトロ日比谷線の南千住駅の記事⇒こちら

JR常磐快速線の南千住駅の記事⇒こちら
 
 
駅名
南千住駅 (駅番号:04)
 
所在地
東京都荒川区
 
乗車可能路線・系統
首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス (正式路線名称:常磐新線)
 
隣の駅
秋葉原方……浅草駅
つくば方……北千住駅
 
乗換可能駅
JR東日本:常磐線【常磐快速線】……南千住駅まで徒歩4分
東京メトロ:日比谷線……南千住駅まで徒歩4分
 
訪問・撮影時
2019年2月ほか
 
 

南千住駅西出口です。
つくばエクスプレスの南千住駅は地下駅で、駅舎・改札口はJR常磐快速線の南千住駅ホームの高架下1階にあります。
常磐線をくぐる道路の右側(南側)につくばエクスプレスの駅があり、道路の左側(北側)にはJR駅があります。
そして常磐線をくぐった先には東京メトロ日比谷線の南千住駅があります。
3社間の乗換は距離が短く便利ですが、全て改札外連絡となります。そして必ず屋根なし部分を少しは通らねばならず、写真のような雪の日、そして雨の日は乗換に難儀します。
 
 

西出口より南西を望む。
左には常磐線と東京メトロ日比谷線が高架橋を走っていて、地下をつくばエクスプレスが通っています。
背後方向には西口駅前広場があり、バス停留所も設置されています。
そして駅前広場の南端には松尾芭蕉の銅像があります。1689年にこの千住から奥の細道の旅に出発した事に因み設置されました。
駅周辺は住宅街で、この付近に商店はさほど多くないですが、100mほど南西から都電荒川線の三ノ輪橋駅前にかけて「南千住仲通り」という商店街が形成されています。
また、写真正面奥、「南千住仲通り」の入口南(左)には徳川家の家紋(三つ葉葵)を掲げた小塚原回向院があります。江戸時代に小塚原刑場があった場所で、その跡地中央を常磐線が通り、分断された跡地の北側に小塚原回向院が、南側に延命寺が建立されました。回向院には江戸時代に処刑された吉田松陰や橋本左内などの墓があります。
 
 

こちらは東出口です。常磐線の高架橋をくぐると西口駅前広場に出ます。
道路を挟んで左につくばエクスプレスの駅が、右にJRの駅があり、背後に日比谷線の駅があります。
日比谷線の向こう側(東側)にはJR貨物の隅田川駅(貨物駅)があります。その手前には南千住駅の岩沼方と隅田川駅を結ぶ常磐線貨物支線(隅田川貨物線)が通っています。
 
 

東出口近くより北東を望む。
左にJR駅があり、その地下につくばエクスプレスの駅があります。そして右には日比谷線と隅田川貨物線が通っています。
日比谷線、隅田川貨物線の東側(右側)、隅田川駅との間のスペースにバスターミナルを併設した駅前広場があり、右側には隅田川貨物線をくぐって東口駅前広場(駅東口交通広場)とを結ぶ地下歩道があります。
駅東側の隅田川駅用地(売却された駅北部・駅東部)と汐入地区では再開発が行われ、複合商業施設「BiVi南千住」「LaLaテラス南千住」や「ロイヤルホームセンター」ができました。その東側には都営住宅を中心とした住宅団地(集合住宅群)が立ち並び、新しい市街地が形成されています。
 
 

改札口の様子です。
つくばエクスプレス・南千住駅の改札はこの1ヶ所です。背後にJR駅が、左に東京メトロ駅があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路並んでいて、左端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。
右手前には開業当初売店ががありましたが閉店し、現在は飲料自動販売機が置かれています。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
地下にある各ホームとの間には階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。
 
 

ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
駅名標の下部には構内図、路線図、時刻表が掲示されています。
つくばエクスプレス標準の、シンプルながらも洗練されたデザインです。
2005年の開業当初より駅ナンバリングが設定されています (駅番号:04)。
 
 

つくばエクスプレスの南千住駅は相対式ホーム2面2線の地下構造です。
南北方向にホームが延びていて、ホームは若干カーブしています。また、ホームドアが設置されています。
ホーム有効長について、現状は6両対応ですが、2030年代前半の供用開始予定で8両編成化に着手する事が発表されました。今後、ホームの延伸工事が実施されるものと思われます。
右(西)が1番線で下りつくば方面、左(東)が2番線で上り秋葉原方面です。
ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。
写真は秋葉原方を望む。
 
 

つくば方を望む。
ホーム端の先にもスペースがあり、将来はこの部分までホームが延伸される見込です。
この先、すぐに左へカーブして左(西)の常磐快速線、右(左)の東京メトロ日比谷線の間から地上に出ます。そのまま高架区間になって隅田川を渡ると足立区へ入り、一旦地平に下り京成本線をアンダークロスすると再び高架区間になって市街地を北北東へ進み、右の地平から東武スカイツリーラインが寄り添うと4社の線路が乗り入れる北千住駅へと至ります。
 
一方、秋葉原方はこの先、右へカーブして常磐線、東京メトロ日比谷線の地下を走り、日比谷線より先に左へカーブして台東区へ入り、住宅街の地下を通ります。日比谷線・三ノ輪駅の東方をかすめるようにして左カーブを終えると国際通りの地下を南下して浅草駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が「つくばエクスプレス」の南千住駅で下車(乗車)したのは2019年の一度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。南千住を発着する3路線のうち唯一地下にホームがあります。また、駅前は北千住と比較してコンパクト感は否めませんが、駅東側を中心に再開発が進み、駅の乗降人員は増加傾向にあるようです。
 
新宿駅からですと中央・総武緩行線の千葉方面行きに乗り、秋葉原駅で下車します(御茶ノ水駅までは中央線快速を利用してもOK)。そして「つくばエクスプレス」に乗り換えて当駅下車です。全種別とも南千住駅に停車します。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、山手線内回りまたは京浜東北線北行に乗り換えて秋葉原駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、隣接するJR駅構内に売店があり、駅前にもコンビニが複数あります。そして飲食店も駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。つくばエクスプレス線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は南千住駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:首都圏新都市鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)