今回の【駅】コーナーは、
東京都葛飾区西部の住宅街に位置する京成本線の駅で葛飾区最西端の駅、そして6月上旬～中旬にかけて花菖蒲が見頃となる花菖蒲園、堀切菖蒲園への最寄駅である
堀切菖蒲園駅 (ほりきりしょうぶえんえき。Horikirishobuen Station) です。
駅名
堀切菖蒲園駅 (KS 07)
所在地
東京都葛飾区
乗車可能路線
京成電鉄：本線
隣の駅
京成上野方……京成関屋駅
成田空港方……お花茶屋駅
訪問・撮影時
2018年8月
堀切菖蒲園駅は高架駅で、南北方向を走る川の手通り(東京都道314号線)の東側高架下に駅舎があります。
写真は南西側より撮影。高架橋の構造に歴史を感じます。
尚、堀切菖蒲園駅には駅前広場は整備されていません。川の手通りの駅南側にバス停留所があります。
駅前(南側)の様子です。南を望む。中央の道路は川の手通りで、先にある交差点からは右折方向が川の手通りとなり、荒川を渡ります。
周辺は古くからの住宅街ですが、中層以上の集合住宅はさほど多くありません。駅近くには商店も多いです。
また、駅名の由来となった「堀切菖蒲園」は写真奥(南)へ約650mの場所にあります。写真の道路の東側にも「堀切菖蒲園」方面へ通じる歩道付きの道路があります。
こちらは北側より堀切菖蒲園駅を望む。手前の道路が川の手通りです。
改札口と駅外の間には段差がありません。
出入口の場所には山崎製パン系のベーカリーカフェ「ヴィ・ド・フランス」があります。
駅前(北側)の様子です。北を望む。
こちら側も駅周辺は住宅街になっていて、駅前には商店が多いです。
高架下にある改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいます。右端の通路は有人改札を兼ねています。
右手前には自動券売機があります。トイレは高架の2番線成田空港方面ホームに、多機能トイレは改札1階に設置されています。
尚、駅構内には売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
また、改札階と各ホームとの間には階段、エレベーターが設置されています。
2番線ホーム側壁に取り付けられている駅名標です。
京成の新デザインで、中国語や韓国語も併記されています。
駅ナンバリングも表記されています (KS 07)。
堀切菖蒲園駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、東西方向にホームが延びています。8両対応です。
左(南)が1番線で京成上野方面、右(北)が2番線で成田空港方面です。京成上野方(写真奥)の地平部に改札口があります。
ホームは8両対応です。上屋は京成上野方(奥)の6両分に設置されています。
2番線の成田空港方(手前右)には保線係員の詰所があり、ホームと繋がっています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機があり、2番線にはトイレが設置されています。
写真は京成上野方を望む。
京成上野方を望む。
この先、高架区間で住宅街の中を西へ走り、左へカーブして西南西へ進路を変えると川の手通りが左を並走するようになり、首都高速中央環状線(C2)をアンダーパスすると綾瀬川と荒川を続けて渡り(京成綾瀬川橋梁・京成荒川橋梁。川の手通りは堀切橋)、足立区へ入ります。その後は高架区間のまま東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)をオーバークロスして右へカーブし、川の手通りと離れると京成関屋駅へと至ります。京成関屋駅は東武の牛田駅と近接していて乗換可能です。
成田空港方を望む。
この先、平和橋通りをオーバーパスした後に地平区間になり、住宅街の中を東へ走ります。やがて右へカーブすると、お花茶屋駅へと至ります。
あとがき
私が堀切菖蒲園駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。昭和レトロな雰囲気が残る古い高架駅で、いい感じでした。駅前も下町の住宅街でした。
新宿駅からですと山手線外回り(池袋方面)の乗り日暮里駅で下車。そして京成本線の成田空港方面普通電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、山手線内回り(池袋方面)に乗り換えて日暮里駅で下車(京浜東北線は日中の快速運転時、日暮里駅を通過するので注意)。そして京成本線の成田方面普通列車に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅構内や駅前にコンビニはありません。最寄りのコンビニは南へ約150mの場所にある「ミニストップ」です。一方、飲食店も駅周辺に少なく、気軽に入れるチェーン店は「モスバーガー」「松屋」「ヴィ・ド・フランス」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。京成本線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は堀切菖蒲園駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：京成電鉄のHP、葛飾区のHP、東京の橋、Google地図、Wikipedia)