今回の【駅】コーナーは、
東京都日野市南部にある多摩都市モノレール線の駅で、京王線・京王動物園線との乗換駅でもあり、多摩モノレールにおける高幡山金剛寺(高幡不動尊)への最寄駅でもある
高幡不動駅 (たかはたふどうえき。Takahatafudo Station) です。
尚、京王電鉄の高幡不動駅につきましては過去に記事をUPいたしました。記事はこちら。
駅名
高幡不動駅 (TT 07)
所在地
東京都日野市
乗車可能路線
多摩都市モノレール：多摩都市モノレール線【多摩モノレール】
隣の駅
多摩センター方……万願寺駅
上北台方……………程久保駅
乗換可能駅
京王電鉄：京王線、動物園線……高幡不動駅まで徒歩5分
訪問・撮影時
2018年9月
高幡不動駅の南口です。高幡不動駅は多摩地区を南北に通る多摩ニュータウン通り(都道503号線)の中央分離帯高架部にホームがあり、ホームの下層に駅舎があります。尚、多摩モノレールの高幡不動駅は京王線を跨ぐ形で設置されています。一方、多摩ニュータウン通りの本線は京王線をアンダーパスしています。
多摩ニュータウン通りの西側のみに出入口があり、2階の改札階との間には階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。また、2階の改札階は京王高幡不動駅東側に位置する京王系の商業施設「京王高幡ショッピングセンター(京王高幡SC)」の駅ビルと直結しており、「京王高幡SC」を経由すれば上下移動なく多摩モノレール駅と京王駅との間を移動できますが、200mほど歩かねばならず、乗換の際は時間に余裕を持って下さい。
尚、多摩モノレールの駅には駅前広場は存在せず、写真手前の多摩ニュータウン通り側道上にバス停留所が設けられています。京王駅前には駅前広場、バスターミナルがあります。
南口駅前の様子です。西側を望む。右のビルは「京王高幡SC」で、奥に京王の高幡不動駅があります。
モノレール駅周辺にはビルや集合住宅があるのですが、商店は少なくやや活気に欠ける印象です。京王駅前の方が賑わっています。
尚、駅名の由来となった高幡不動尊は写真奥(西)へ約400mほどの場所にあります。
こちらは北口です。
京王駅と同じく裏口といった印象ですが、2階の改札階との間には階段の他にエスカレーター(上下方向)、エレベーターもしっかりと設置されています。
しかし改札口は南口側にしかなく、ご乗車の際は2階東側の通路を通り南側の改札口へ回り込む事になります。尚、この通路は南北自由通路を兼ねています。
北口駅前の様子です。
周辺は住宅地で、商店はほとんど見られません。
尚、西(左)へ200mほど行った先には京王駅の北口がありますが、北口については京王側もあまり栄えていません。
改札口の様子です。乗降客が多いため、有人駅となっています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、左端は有人通路です。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内に設置されています。
また、改札外の右手前にはミニコンビニ「ファミリーマート」があります。
改札階と各ホームとの間には階段(各2ヶ所)、エスカレーター(上りのみ各1基)、エレベーター(各1基)が設置されています。
高幡不動駅の駅名標です。
時刻表、路線案内図と一体になったタイプです。
駅名標のバックは山吹色主体のデザインで、これが高幡不動駅のステーションシンボルです。駅ごとに色の構成が異なります。そして下部のデザインが南隣の程久保駅、北隣の万願寺駅とは若干異なります。
また、駅ナンバリングが併記されています(TT 07)。
尚、「TT」はおそらく「多摩(Tama)都市モノレール(Toshi…)」のローマ字の頭文字を取ったものと思われ、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の持ちネタである「TT兄弟」とは無関係ですｗｗｗ
高幡不動駅は相対式ホーム2面2線の構造で、ホームドアが設置されています。有効長は4両分です。
右側ホーム(西側)が1番線(上北台方面)、左側ホーム(東側)が2番線(多摩センター方面)です。
ホーム上屋は各ホームとも全4両分に設置されています。ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は多摩センター方を望む。
多摩センター方を望む。高幡不動駅から2駅先の多摩動物公園駅までの間は京王動物園線と並走状態になります。
この先、程久保川に沿って南進して多摩丘陵へと入っていき、程久保駅へと至ります。
京王動物園線は左側(東側)を並走しています。また、沿線は住宅地です。
上北台方を望む。こちらは平地を走行します。
この先、畑も点在する住宅地の中を北東へ走り、浅川を渡ると(新井橋)、左へカーブします。そして国道20号線日野バイパスをオーバーパスすると万願寺駅へと至ります。
あとがき
私が多摩モノレール線の高幡不動駅で下車(乗車)したのは2010年、2011年、2018年の計3度です。2010年と2011年は京王との乗換のため、そして2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。モノレール駅は京王駅とはいささか離れた位置にあり、乗換は若干不便でした。また、駅前も街外れで、京王駅ほどにぎわっていませんでした。
新宿駅からですと京王線の京王八王子行きまたは高尾山口行きの特急、準特急に乗り高幡不動駅で下車して東側にあるモノレール駅へ向かう事になりますが、モノレールで訪問される場合は中央線快速をご利用の上、立川駅～立川南駅経由で多摩センター方面に乗り継ぐ方法、または京王相模原線をご利用の上、京王多摩センター駅～多摩センター駅経由で上北台方面に乗り継ぐ方法、あるいは高幡不動駅から京王動物園線で多摩動物公園駅まで行ってからモノレールで戻ってくる方法、があります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、中央線快速に乗り換えて立川駅まで行き、立川南駅からモノレールの多摩センター方面行きに乗り継げば到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅前と京王駅構内にコンビニがあり、飲食店も京王駅の商業施設「京王高幡SC」内や駅前にチェーン店を含めて多数の店舗があります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、多摩都市モノレール線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は高幡不動駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：多摩都市モノレールのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)