分倍河原駅【東京都】(南武線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都府中市の市街地西端部にある南武線の駅で、京王線との接続駅で乗換客も多い
分倍河原駅(ぶばいがわらえき。Bubaigawara Station)です。
 
尚、京王の分倍河原駅の記事もUPしています⇒こちら
 
 
駅名
分倍河原駅 (JN 21)
 
所在地
東京都府中市
 
乗車可能路線
JR東日本:南武線
 
隣の駅
川崎方……府中本町駅
立川方……西府駅
 
乗換可能駅
京王電鉄:京王線……分倍河原駅まで徒歩1分
 
訪問・撮影時
2019年1月、2月
 
 

南武線の分倍河原駅は地平駅で、JR駅の北側、京王駅の東側に小さな平屋建て駅舎があります。駅舎は京王との共用で、京王の管理となっています。
また、駅舎前は狭隘な場所で、狭い道路沿いに商店街が存在していて駅前広場を整備するスペースがありません。また、道路は駅舎前で行き止まりになっていてターンするスペースもないため、自動車での送迎が非常に困難です。
 
 

駅前(南武線の南側)の様子です。
駅舎前に駅前広場を設置するスペースがないので南側に整備されました。ロータリーとバス停留所を有しています。
駅舎と駅前広場の間には南武線のホームがあり、跨線橋で結ばれています。跨線橋にはスロープがあり、バリアフリーに対応しています。
ロータリー内には「新田義貞公之像」があります。分倍河原は1333年に北条泰家率いる鎌倉幕府勢と新田義貞率いる反幕府勢の間で繰り広げられた「分倍河原の戦い」の舞台で、勝利を挙げた新田義貞の像が建てられました。新田義貞の顔は鎌倉(南。奥)を向いています。
また、駅前広場の奥(南)には府中東芝ビルがあり、その裏(南)には商業施設「MINANO」があります。
駅周辺は住宅街ですが、商店は少ないです。商店街は駅北側に形成されています(京王駅の項で紹介予定です)。
 
 

改札口の様子です。駅の出入口に面しています。
南武線の改札口は左側で、右側には京王の改札口があります。そして奥には京王とJRの乗換改札があります。
南武線改札は交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端に有人通路があります。駅員(京王社員)は3改札に囲まれた島の部分に配置されていて、京王とJRの両社に対応しています。
改札口の右手前には自動券売機がありますが、『みどりの窓口』と指定席券売機はありません。また、京王の管理駅であるため購入できるきっぷに制限がありますのでご注意下さい。
そして改札の左手前には京王系の売店「A LoT」があります。
トイレ、多機能トイレは改札内の立川方面2番線ホームにあります。
改札口と各ホームとの間は階段、エレベーターで結ばれています。
 
 

こちらは立川方面2番線ホームにあり、駅南側に通じている出場専用臨時改札口です。簡易Suica改札機があります。平日朝7:30~8:45のみ営業で、駅を出る通勤・通学客相手と言うよりは、ホームや跨線橋が狭いのでラッシュ時は人が滞留して移動に時間がかかり、京王に乗り換える客の一部を一旦駅外へ逃がす役割の方が強いのでは?と思ってしまいます。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
JR東日本の標準タイプのデザインで、南武線の黄色のラインカラー、そして駅ナンバリングが表示されています (JN 21)。
 
 

南武線のホームは東西方向に伸びる相対式ホーム2面2線の地平構造で、6両対応です。
左が1番線(上り川崎方面)、右が2番線(下り立川方面)です。
各ホームとも上屋は全6両分あります。また、ホーム幅は狭く、特に川崎方(奥)は狭すぎます…。
ホームの立川方(手前方)では京王線が南武線をオーバークロスしていて、その東側(奥)に改札階とを結ぶ階段とエレベーターがあります。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。そして2番線ホームにはトイレ、多機能トイレがあります。
写真は川崎方を望む。
 
 

川崎方を望む。
この先、住宅街の中を東へ走ります。下河原線の廃線跡をアンダークロスすると右へカーブして上り線は地下トンネルへと入り、武蔵野線をアンダークロスして南へ針路を変えるとトンネル出口にある府中本町駅へと至ります。下り線は府中本町駅から分倍河原駅まで地上を走り続けます。
 
 

立川方を望む。ホーム端の部分で京王線をくぐります。
この先、住宅街の中を西南西へ進み、大きく右へカーブして針路を北西に変えると都道18号線(新府中街道)をオーバーパスし、2009年に開業した西府駅へと至ります。
 
 
あとがき
私がJRの分倍河原駅で下車(乗車)したのは2019年2月の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。京王の管理駅でJRは肩身が狭い感じにも見えました。また、昭和の香りも残っている私鉄駅といった印象でした。もっとも、南武線も元々は私鉄の南武鉄道で、当初は私鉄同士の接続駅でした。また、駅前も再開発されているエリアもありますが、駅舎の前は路地も狭く、いい感じの商店街です。
 
新宿駅からですと京王線の京王八王子方面or高尾山口方面の特急・準特急に乗車すれば乗換なしで到達できます。JRだけで訪問される場合は中央線快速(特別快速もOK)で立川駅まで行き、南武線に乗り換えて当駅下車(快速も停車します)。あるいは西国分寺駅(特快は通過)から武蔵野線に乗り換えて、さらに府中本町駅で南武線立川方面に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、中央線快速電車(特快もOK)に乗り換えて立川駅で下車、さらに南武線に乗り換えて当駅下車です(快速も停車します)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内に売店「A LoT」があり、駅前にもコンビニがあります。スーパーは駅南側の「MINANO」内に「サミットストア」があります。一方、駅周辺に気軽に入れる飲食店は多くなく、チェーン店は駅前にある「マクドナルド」「松屋」と駅南側の「MINANO」内にある「サイゼリヤ」「タリーズコーヒー」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、南武線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は分倍河原駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、京王電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)