府中本町駅【東京都】(南武線、武蔵野線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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 2019年2月撮影
今回の【駅】コーナーは、
東京都府中市の中心部にある南武線と武蔵野線の接続駅で、東京競馬場、府中市役所、大國魂神社へと最寄駅である、
府中本町駅 (ふちゅうほんまちえき。Fuchuhommachi Station) です。
 
 
駅名
府中本町駅 (南武線…JN 20、武蔵野線…JM 35)
 
所在地
東京都府中市
 
乗車可能路線
JR東日本:南武線武蔵野線
 
隣の駅
南武線
川崎方……南多摩駅
立川方……分倍河原駅
 
武蔵野線
西船橋方……北府中駅
 
訪問・撮影時
2018年5月、2019年2月
 
 

府中本町駅は地平駅で、古い橋上駅舎を有しています。
1973年の武蔵野線開業時に前後して橋上駅舎化されたと思われます。
橋上駅舎の出入口は北側にあり、都道18号の陸橋に面しています。
そして都道の陸橋と橋上駅舎の間の人工地盤には小さな駅前広場があります。
また、駅舎と地平部の間には都道の歩道で駅の東側や北東側へ出る事ができます(勾配はあるが段差なし)。そして階段とエレベーターで西側と北東側の地平部へ出る事ができます。
 
 

駅前(東側)の様子です。
正面奥の鳥居は大國魂神社の入口です。周辺は府中市の中心市街地の南端で、府中市役所も近くにあります。
北東側の地平部には小さな商店街が形成されています。
また、駅の南東部には東京競馬場があり、駅と東京競馬場スタンドは歩道橋で結ばれています。
 
 

こちらは駅前(西側)の様子です。
左に写っているのは橋上駅舎です。周辺は住宅街ですが、商店は少ないです。
 
 

改札口の様子です。駅の出入口に面しています。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端に有人通路があります。
改札口の左手前には『みどりの窓口』と自動券売機、指定席券売機があります。
そして右手前(改札外)にはJR東日本系の売店「ニューデイズキオスク」が、改札内にはコンビニ「ニューデイズ」、そば屋「いろり庵きらく」、カフェ「ベックスコーヒーショップ」があります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
各ホームとの間は階段、エスカレーター(1番線を除く)、エレベーターで結ばれています。
 
 

こちらは南側にある東京競馬場口(臨時口)です。東京競馬開催時、東京競馬場でのパークウインズ開催日に営業します。
多数の乗客を短時間でさばくために通路が多いです。一部の通路には簡易Suica改札機が設置されています。
また、自動券売機が数多く設置されています。競馬観戦客の『Suica』保有率は低いのでしょうか?
改札内コンコースは前述の通常改札と共用です。
 
 

南武線の駅名標です。
JR東日本の標準タイプのデザインで、南武線の黄色のラインカラー、そして駅ナンバリングが表示されています (JN 20)。
 
 

こちらは武蔵野線の駅名標です。南側の隣駅欄には何も書かれていません。
武蔵野線のオレンジバーミリオンのラインカラー、そして南武線とは違う武蔵野線独自の駅ナンバリングが表示されています (JM 35)。
 
 

府中本町駅は南武線の相対式ホーム2面2線の内側に武蔵野貨物線(武蔵野南線)の通過線、さらに内側に武蔵野線の島式ホーム1面2線を有する、計2面6線の構造です。
 
左(東)から
1番線(南武線上り川崎方面)、
武蔵野貨物線新鶴見方面の通過線、
2番線・3番線(ともに武蔵野線西船橋方面)、
武蔵野貨物線西船橋方面の通過線、
4番線(南武線下り立川方面)、
の順です。
 
ホーム有効長は1・4番線(南武線)が6両分、2・3番線(武蔵野線)が8両分です。上屋は全ホームともホームほぼ全体に設置されています。
各ホームにはベンチ、待合室があります。
写真は南武線上りの1番線で、他の番線より1階分低い位置にあり、ます。1番線ホームの立川方の一部(写真奥)は地下トンネル内に位置しています。
その関係で1番線ホーム階(1階)と改札階(3階)を行き来する際、他のホームと同じ高さの2階部分にある通路を通る事になります(バリアフリー対応済)。
写真は南武線立川方、武蔵野線西船橋方を望む。
 
 

こちらは南武線立川方面4番線の川崎方より立川方、西船橋方を望む。
1番線以外は全て同じレベルの高さにホームが位置しています。
左が4番線で、右が武蔵野線の2・3番線です。
 
 

3番線より南武線立川方、武蔵野線西船橋方を望む。左が南武線で右が武蔵野線です。
南武線はこの先、すぐに左へカーブして、1番線に通じる上り線が地上に出てきて並走するようになります。そして下河原線の廃線跡をアンダークロスして住宅街の中を西へ進むと京王線との乗換駅である分倍河原駅へと至ります。そして上り線は前述の地下トンネルに入ると右へカーブして武蔵野線の下をくぐり府中本町駅に着きますが、前述の通りホームの一部が地下トンネル内に存在します。
一方、武蔵野線はすぐに台地の傾斜部分で地下トンネルに入り、府中市街の地下を北上します。京王線の地下をくぐり、下河原線の廃線跡が寄り添うと地上に出て、住宅街の中を北上すると北府中駅へと至ります。
 
 

1番線より南武線川崎方、武蔵野線終端方、武蔵野貨物線新鶴見方を望む。外側から南武線、武蔵野貨物線の順で、最も内側の武蔵野線はホームの先に引上線があり、そこに車止めがあり線路が途切れます。武蔵野線から武蔵野貨物線や南武線川崎方面に転線する際は、府中本町駅の北方から武蔵野貨物線(府中本町駅にホームはありません)に入る必要があります。ゆえに、武蔵野貨物線を走行する臨時列車は府中本町駅を通過扱いとなります。
 
この先、住宅街の中を南下し、中央自動車道をアンダーパスすると南武線下り線が武蔵野貨物線をオーバークロスして東側へ回り、方向別複々線から線路別複々線の形になります(東が南武線、西が武蔵野貨物線)。そして両線が並走して多摩川を渡り稲城市に入ると南武線は左へカーブして武蔵野貨物線と分かれ、右側に広がる多摩丘陵に沿って針路を東へ変えると高架線になり南多摩駅へと至ります。一方、武蔵野貨物線は多摩丘陵にぶつかるとトンネルに入り、以後はトンネルの連続で南武線から少し離れた南側を並走し、新鶴見信号場で品鶴線(横須賀線)と合流します。
 
 
あとがき
私が府中本町駅で駅の外に出たのは2002年、2010年、2011年、2018年、2019年の計5度です。2002年は東京競馬場への競馬観戦と南武線の踏破のため、2010年は西武多摩川線から徒歩移動で、2011年は下河原線の廃線後から徒歩移動で、そして2018年と2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。2路線の接続駅で構内は広かったですが、駅前はそれほど栄えていない印象でした。普段は乗降客もさほど多くありませんが、東京競馬開催時は多くの人が押し寄せます。
 
新宿駅からですと中央線快速電車に乗り西国分寺駅下車。但し、中央特快や青梅特快、通勤特快、通勤快速、ホリデー快速は通過しますのでご注意下さい。また、武蔵小金井行きですと直接行けないので要注意です。そして武蔵野線の府中本町行きに乗り換えて終点下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、中央線快速電車(快速のみ)に乗り換えて西国分寺駅で下車、さらに武蔵野線の府中本町行きに乗り換えて終点下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニ「ニューデイズ」があり、駅前にもコンビニが複数あります。一方、駅周辺に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は駅北東側にある「ドトールコーヒー」と「餃子の王将」くらいでしょうか。また、東京競馬開催日は場内の飲食店が営業していますが(別途入場料が必要)、パークウインズ開催日は入場料が必要ありません。心配な場合は事前に用意しましょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、南武線、武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は府中本町駅でも駅の外に出られてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)