今回の【駅】コーナーは、
東京都稲城市北部の多摩川と多摩丘陵に挟まれた地区に位置する南武線の駅で、多摩川の対岸にある西武多摩川線の終着駅・是政駅が徒歩圏内にある駅、
南多摩駅(みなみたまえき。Minami-Tama Station)です。
駅名
南多摩駅 (JN 19)
所在地
東京都稲城市
乗車可能路線
JR東日本：南武線
隣の駅
川崎方……稲城長沼駅
立川方……府中本町駅
訪問・撮影時
2019年2月
南多摩駅の北口です。
南多摩駅は高架駅で、2013年に高架化されました。まだ新しいです。高架下1階に駅舎があります。
また、ロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所が併設されています。
北口駅前の様子です。
駅前は住宅地ですが、再開発により整然とした印象です。西側(写真左)には東横インがあります。
多摩川が近く、住宅、商店はさほど多くありません。
駅と多摩川の間には広大なジェーシー・コムサの多摩工場があります。
また、駅の西側を都道9号線(府中街道)が南北に通っていて、是政橋で多摩川を渡ります。対岸の府中市是政地区には西武多摩川線の終着駅である是政駅があり、南多摩駅から北へ約1km、徒歩15分～20分と、意外と近いです。尚、是政駅からは府中本町駅より南多摩駅の方が近いです。駅から離れると住宅地になり、所々に畑も残っています。
こちらは南口です。こちら側に駅前広場はありません。
南口側も駅前は整然とした感じの住宅地です。南多摩駅は平地にありますが、多摩丘陵が駅近くまで迫っています。
南多摩駅の改札口の様子です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前には指定席券売機、自動券売機があります。当駅には『みどりの窓口』はありません。
また、改札口手前には乗車駅証明書発行機がありますが、早朝の無人時間帯(自動券売機が使用不可)に当駅より乗車して着駅で精算する際にこの乗車駅証明書が必要になります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
また、売店、コンビニはありませんが、背後の高架下にスーパー「フジ」があります。
南多摩駅の駅名標です。電照式です。
JR東日本の標準デザインで、南武線のラインカラー(黄色)が表示されています。
駅ナンバリングも表示されています (JN 19)。
南多摩駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、6両対応です。ホーム上屋は全6両分設置されています。
右が1番線で下り立川方面、左が2番線で上り川崎方面です。
ホームのやや立川方(手前側)に地平の改札階とを結ぶ階段、エレベーターがあります。
また、ホームにはベンチ、空調完備の待合室、飲料自動販売機があります。
写真は川崎方を望む。
川崎方を望む。晴れていれば遠方に東京都庁など都心の高層ビル群が見え、東京スカイツリーも望めます。
この先、左へカーブして住宅街の中を南東へ進み、稲城長沼駅へと至ります。
立川方を望む。
この先、正面に見える多摩丘陵を避けるように右へカーブして北へと針路を変え、多摩丘陵をくぐるトンネルから出てきた武蔵野線が左(西)を並走するようになると多摩川を渡り府中市に入ります。その後は住宅街の中を北西へ進み、武蔵野線との乗換駅でJRにおける東京競馬場への最寄駅である府中本町駅へと至ります。
あとがき
私が南多摩駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。稲城市の郊外にあり、駅前は若干ローカルな雰囲気が漂っていました。
新宿からですと中央線快速で西国分寺駅まで行き(中央特快、青梅特快は西国分寺駅を通過)、武蔵野線の府中本町行きに乗り換えて終点下車、さらに府中本町駅で川崎方面行きの各駅停車に乗り継いで1駅目です。南多摩駅には快速は停車しないのでご注意を。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、中央線快速に乗り継いで以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅構内に売店・コンビニはなく、駅前にもコンビニはありません。スーパーは駅構内高架下にあり、総菜コーナーで弁当を入手できます。気軽に入れる飲食店も少なく、チェーン店は南側にある「なか卯」くらいでしょうか。ちなみに最寄りのコンビニは北口から東へ約400mの場所で近くありません。事前に用意しておいた方が無難でしょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、南武線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は南多摩駅でも途中下車されてみて下さい！
そして西武多摩川線を是政駅まで乗り鉄される際は、抜け道としてこの南多摩駅を利用されてみて下さい！
(参考：Google地図、Wikipedia)