今回の【駅】コーナーは、
東京都多摩地域の多摩川南岸に位置する稲城市の北部にある、川崎方面からの一部列車が折り返す南武線の主要駅、
稲城長沼駅(いなぎながぬまえき。Inaginaganuma Station)です。
駅名
稲城長沼駅 (JN 18)
所在地
東京都稲城市
乗車可能路線
JR東日本：南武線
隣の駅
川崎方……矢野口駅
立川方……南多摩駅
訪問・撮影時
2019年2月
稲城長沼駅の南口です。
稲城長沼駅は2011年から2013年にかけて高架化されました。駅舎は高架下にあります。
尚、2019年2月現在、駅前広場の整備工事中でした。完成の暁には一定の規模の駅前広場がお目見えすると思われます。
南口駅前の様子です。
駅前広場予定地と都道9号線(川崎街道)をつなぐ道路も工事中です。
駅周辺は住宅地ですが、密集度は低いです。南遠方には多摩丘陵が広がっています。
南へ約1kmの場所には京王相模原線の稲城駅がありますが、乗換は稲田堤駅～京王稲田堤駅が便利です。
また、駅の西側を南北に延びる狭い道路沿いには稲城商店街(ペアリーロード)があります。
こちらは北口です。2019年2月現在、北口側も駅前広場の整備工事中でした。
北口駅前の様子です。
再開発が進んでいますが、駅前道路はすぐ先で途切れており、まだ開発の道半ばです。
写真左側(西側)に向かう道路沿いに稲城商店街(ペアリーロード)があり、ダイエーグルメシティなどがあります。
ペアリーロードはグルメシティの先で左へ曲がり、南武線をアンダーパスして前述の駅南側へと続いています。
また、駅周辺は住宅地で、畑も残っています。駅の約800m北側には多摩川が東西に流れています。
改札口の様子です。駅は八王子支社管理の有人駅(直営駅)です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、いちばん右側はカウンター形式の有人通路です。
改札口の右側には『みどりの窓口(営業時間8:00～19:00)』があり、その右には自動券売機があります。
また、改札左側にはJR東日本系のコンビニエンスストア『NewDays』があります。
トイレは改札内にあります。
吊下式の駅名標です。バックライトにLEDを使用している電照式です。
JR東日本の標準デザインで、南武線の黄色のラインカラーが表示されています。
駅ナンバリング (JN 18) も表示されています。
稲城長沼駅は島式ホーム2面4線の構造の高架駅で、6両対応です。
右側ホームが右から1番線、2番線で武蔵小杉・川崎方面、左側ホームが右から3番線、4番線で府中本町・立川方面です。外側の1番線、4番線が主本線です。
川崎方面からの列車が当駅で折り返す運用も設定されており、当駅始発の川崎方面列車は3番線からも発車します。
ホーム上屋は全6両分設置されています。ホーム中央に地平の改札階とを結ぶ階段とエレベーターが設置されています。
写真は立川方を望む。
川崎方を望む。
この先左へカーブして、南武線沿線にしてはローカルな雰囲気も感じられる住宅地の中を東へ走ると矢野口駅へと至ります。
立川方を望む。当駅より立川方は朝夕に本数が減少します。
この先、畑も残る住宅地の中を西北西へと走り、前方に多摩丘陵が近づいてくると南多摩駅へと至ります。
あとがき
私が稲城長沼駅で下車したのは2019年2月の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は区画整理事業が行われていて、将来は整然とした駅前になると思われますが、主要駅の割には商店が少なく活気に欠ける印象でした。
新宿駅からですと中央線快速下り電車に乗り、西国分寺駅で武蔵野線の府中本町行きに乗り換えて終点下車。さらに南武線川崎方面の快速または各駅停車に乗り換えて当駅下車です(快速は停車します)。または湘南新宿ラインで武蔵小杉駅まで行き、南武線の快速or各駅停車・立川行きor稲城長沼行きに乗り換えて当駅下車です。武蔵中原行き、武蔵溝ノ口行き、登戸行きでは稲城長沼駅まで行けませんのでご注意下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車。横須賀線の久里浜方面行き電車に乗り継いで武蔵小杉駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅と駅前にコンビニがあり、駅前にスーパーも複数ありますが、気軽に入れる飲食店はほとんどありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、南武線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は稲城長沼駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：Google地図、Wikipedia)