鐘ヶ淵駅【東京都】(東武スカイツリーライン。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都墨田区北部の荒川と隅田川に囲まれた住宅街にある東武スカイツリーラインの駅で、不祥事により2007年に解散したカネボウ、そしてカネボウと同根の企業である鐘淵化学(現・カネカ)の創業の地にある墨田区最北端の駅、
鐘ヶ淵駅 (かねがふちえき。Kanegafuchi Station) です。
 
 
駅名
鐘ヶ淵駅 (TS 06)
 
所在地
東京都墨田区
 
乗車可能路線
東武鉄道:伊勢崎線【愛称:東武スカイツリーライン】
 
隣の駅
浅草方………東向島駅
伊勢崎方……堀切駅
 
訪問・撮影時
2019年4月
 
 

北千住方面下りホームに面した西口駅舎です。
鐘ヶ淵駅は地平駅で、東西それぞれに駅舎を有しています。
手前にはアスファルト舗装された駅前広場があります。
また、右側のアクリル(?)屋根の建造物は東口側とを結ぶ地下道で、ラッシュ時は駅南側にある踏切遮断時間が長いので地下道の利用価値はあります。
 
 

駅前(西側)の様子です。右側に西口駅舎があります。
駅周辺は下町の住宅街で、商店街も形成されています。
ファミリーマートの左側の道路を300mほど進むと東白髭地区に着きます。東白髭地区にはかつてカネボウなどの工場がありましたが、再開発により跡地には都営住宅(都営白髭東アパート)や東白髭公園などがあります。
 
 

西口改札口の様子です。改札内に上下線ホームを結ぶ通路がなく、下り線(北千住方面)専用の改札口となります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、左端の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の左手前には窓口と自動券売機があり、改札内にはトイレ、多機能トイレがあります。
駅外・改札とホームの段差はスロープで解消しています。
また、後述しますが改札口とホーム間は結構距離がありますので、ご乗車の際にはお時間に余裕を持ってお出かけください。
 
 

こちらは浅草方面上りホームに面した東口駅舎です。
西口と比較して小ぶりで、駅前広場もなく駅前通りとの間は狭い道路でつながっています。
 
 

駅前(東側)の様子です。踏切の先の左手に東口駅舎があります。
駅南側の踏切の東側(奥)も住宅街で、奥へ続く道路沿いには商店街が形成されています。
セブンイレブンの左側の道路を400mほど進むと荒川の河川敷にたどり着きます。鐘ヶ淵は東西を荒川(東側)と隅田川(西側)に囲まれた地区です。
 
 

東口改札口の様子です。こちらは上り線(浅草方面)専用の改札口となります。
奥に交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、右側の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の手前には窓口と自動券売機があり、ホーム上に通常のトイレのみ設置されています。
こちらも駅外・改札とホームの段差はスロープで解消しています。
東口側は改札口とホームの距離が比較的近いです。
 
 

鐘ヶ淵駅の駅名標です。東武の都心寄りの駅では珍しい単独の建植式タイプです。時刻表、路線案内図と併設された駅名標もあります。
東武スカイツリーラインのラインカラー(オレンジと青)が表示され、駅ナンバリング表示もあります (TS 06)。
 
 

鐘ヶ淵駅は相対式ホーム2面4線の地平構造で、各外側線に面してホームがあり、内側2線はホームのない通過線です。
左側ホーム(西側)が1番線(下り東武動物公園方面)、右側ホーム(東側)が2番線(上り浅草方面)です。

1番線伊勢崎方(写真奥)の外側には保線用の側線があります。
ホーム上屋は各ホームとも浅草方の3両分のみ設置されています。有効長は10両分ですが、停車列車は8両編成以下です。
各ホームとも浅草方(手前)に駅舎・改札口があり、ベンチと飲料自動販売機があります。2番線にはトイレがあります。
また、駅はカーブを描いています。元々は直線状で、駅の北東で大きく左へカーブして堀切駅に向かっていましたが、大正時代に荒川放水路(現・荒川)を開削する事になり、ルート変更を余儀なくされ、カーブを描く現在の姿になりました。そして営団地下鉄(現・東京メトロ)半蔵門線との直通運転に際して駅構内を改良し、その結果、用地の都合で下りの通過線を駅舎より北側(ホーム側)の位置にしか設置できなかったため、ホームの駅舎側を使用中止にしてその分を北千住方へ延伸しましたが、西口改札口とホームの間が離れてしまう事態になりました。現在、ホーム跡は通路として使用されています。また、改良後も急カーブは残り、急行などの優等列車は速度を落として通過します。
写真は東武動物公園方・伊勢崎方を望む。
 
 

1番線より浅草方を望む。こちら側に駅舎があり、踏切・改札外地下道もあります。
この先、左へカーブしながら住宅街の中を南へ進み、やがて高架区間になると東向島駅へと至ります。
 
 

2番線より武動物公園方・伊勢崎方を望む。
この先、右(東)を流れる荒川の堤防に沿ってへ住宅街を北北西へ進み、旧綾瀬川を渡ると足立区に入り、堀切駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が鐘ヶ淵駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。急カーブ上にホームがあり、特急列車も低速で通過していきいました。駅前は住宅街ですが、商店街もあり人通りが多かったです。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面に乗り、赤坂見附駅で下車。そして同一駅扱いの永田町駅から半蔵門線の東武スカイツリーライン直通の急行に乗車して曳舟駅で下車します。さらに北千住方面の普通に乗り継いで当駅下車です。あるいは新宿駅から都営新宿線に乗り九段下駅or神保町駅で半蔵門線に乗り継ぐルート、中央総武緩行線で錦糸町駅まで行き半蔵門線に乗り継ぐルートなどがあります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車、横須賀線~総武快速線の千葉方面電車に乗り換えて錦糸町駅で下車し、東京メトロ半蔵門線の東武スカイツリーライン直通の急行に乗車して曳舟駅で下車、さらに北千住方面の普通に乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前に複数のコンビニがあるのですが、気軽に入れる飲食店はほとんどありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東武スカイツリーラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は鐘ヶ淵駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)