馬喰町駅【東京都】(総武快速線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都中央区の北東端に位置する総武快速線【総武線快速】の地下駅で、都営地下鉄新宿線や浅草線との乗換駅、そして開業当時は国鉄で最も地下深くにある駅だった(海抜-30.58m)、
馬喰町駅 (ばくろちょうえき。Bakurocho Station) です。
 
 
駅名
馬喰町駅 (JO 21)
 
所在地
東京都中央区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:総武快速線
 
隣の駅
東京方……新日本橋駅
銚子方……錦糸町駅
 
乗換可能駅
都営地下鉄:新宿線【都営新宿線】……馬喰横山駅まで徒歩4分
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】……東日本橋駅まで徒歩12分
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

1番、2番出入口に近い馬喰町交差点より南西を望む。
馬喰町駅は地下駅で、写真手前~奥の道路(江戸通り。国道6号線)の手前地下に設置されています。そして交差点を横切る道路(清洲橋通り)の地下には都営新宿線が通っており、左側(南東側)に馬喰横山駅があります。
信号の先、左側のビルに1番出入口が、右側のビルに2番出入口があります。写真奥(南西)へ進むと350mほどで東京メトロ日比谷線小伝馬町駅にたどり着きます。
駅周辺はビル街で、商店や集合住宅も見られますが、後述の繊維問屋を中心とした事業所が多いです。
 
 

こちらは1番出入口の南西側より北東にある馬喰町交差点方を望む。手前が東京方、奥が千葉方です。
馬喰町駅周辺の「日本橋馬喰町」や「日本橋横山町」には繊維系製品を取り扱う問屋を中心に問屋街が形成されています。
 
 

こちらは5番、6番出入口に近い浅草橋交差点より南西を望む。馬喰町駅の北東側(千葉方)に位置します。
手前~奥の道路が江戸通りで、地下に馬喰町駅があります。
手前左側のビルに5番出入口が、右側のビルに6番出入口があり、少し進んだ場所の左に3番出入口、右に4番出入口があります。さらに進むと馬喰町交差点です。
そして南東側(写真左)へ進むと350mほどで都営浅草線の東日本橋駅へ行けます。
こちら側も駅周辺はビル街ですが、馬喰町交差点付近より商店、飲食店が少ないです。
また、4番出入口前には宿泊施設「トレインホステル北斗星」があり、かつて運行されていた寝台特急『北斗星』のベッドが使用されていて、『北斗星』に乗った気分で宿泊できます(私はまだ宿泊した事がありませんが…)。
 
 

こちらは浅草橋交差点(5番出入口近く)より北を望む。
総武快速線は右奥(北東)の地下を進み、神田川と隅田川をくぐり錦糸町へと向かいます。
写真左手前~奥の道路が江戸通りで、地下を都営浅草線が通っています。すぐ先で神田川を渡りますが、この橋の名前が「浅草橋」です。浅草橋を渡ると台東区に入り、すぐに浅草橋駅に着きます。
 
 

馬喰町交差点近くの地下1階にある西口改札の様子です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端には有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機と指定席券売機がありますが、馬喰町駅に『みどりの窓口』はありません。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。また、JR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」が自動券売機の左側にあります。
また、改札前の通路を右(北東方)に行けば3~6番出入口、東口改札、浅草橋方面、通路を左に行けば1、2番出入口に行けますし、「ニューデイズ」前を左(背後)に曲がれば馬喰横山駅や東日本橋駅につながる地下通路となります。
そして、西口はバリアフリー対応となっていて、ホーム階とを結ぶエレベーターはありますが、駅外とのエレベーターは馬喰横山駅の設備を利用する形となります。
 
 

こちらは浅草橋交差点近くの地下1階にある東口改札の様子です。駅員不在で、インターホンが設置されています。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端はインターホン対応通路です。
改札口の右手前には自動券売機があります(指定席券売機は西口のみ)。
通所のトイレは改札内にありますが、東口はバリアフリー非対応のため、多機能トイレもエレベーターもありません。
また、改札前の通路を右(北東方)に行けば5、6番出入口、浅草橋方面、通路を左(南西方)に行けば1~4番出入口、西口、都営新宿線方面に行けます。
尚、西口とは地下1階の改札内でつながっていません。改札内で移動する場合は一旦地下3階のホームへ下りる必要があります。
 
 

こちらは西口改札内地下2階にある都営新宿線・馬喰横山駅との乗換改札です。出口ではありません。JRと都営地下鉄、両方の乗車券を所持していなければ改札を通れません。
東京都交通局の管理で、駅員が配置されています。
交通系ICカード『Suica』『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端は有人通路です。
改札口の右手前にはとICカードチャージ可能な精算機&自動券売機があります。
また、地下2階にも通常のトイレのみ設置されています。西口とホーム階を結ぶエレベーターを利用できますが、都営側がバリアフリーに対応していないので要注意です。
 
 

側壁に取り付けられている駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本標準のデザインで、総武快速線のラインカラー(青)が表示されています。
駅ナンバリング表記もあります (JO 21)。
また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属する駅で、右上に「区」が表示されています。
 
 

馬喰町駅は島式ホーム1面2線の地下構造で、地下3階にありますが、地平から相当深い位置にあります(海抜-30.58m)。
ゆえに、駅部はシールド工法で建設されました。
左が1番線で上り東京方面・久里浜方面。右が2番線で上り千葉方面・銚子方面です。
総武快速線は長編成の電車が運行されているため、15両対応です。
ホーム上には「Suica専用グリーン券売機」やベンチがあります。
また、ホーム階と地下1階との間には、東京方のホーム端近く(奥)に西口へ通じる階段、エレベーターが、千葉方のホーム端近く(手前)には東口へ通じる階段があります。いずれも地下2階と地下1階の間にはエスカレーターが併設されています。そして、両側の階段近くには非常階段も設置されています。
写真は東京方を望む。
 
 

千葉方・銚子方を望む。地下深いので駅間もシールド工法で建設されています。
この先、右へカーブしながら市街地の地下を東北東へ進み、神田川をくぐって台東区をかすめた後、隅田川をくぐって墨田区に入ると上り勾配が続き両国駅付近で地上に出ますが、総武快速線に駅はありません。地上へ出るための急勾配が原因と言われています。その後は総武緩行線の北側に寄り添い、線路別複々線の形で高架区間を東へ進み、錦糸町駅へと至ります。尚、馬喰町~錦糸町間にJR東日本東京支社と千葉支社との境界があります(馬喰町駅は東京支社の管理駅)。
 一方、東京方は右へカーブしながら江戸通りの地下を南西へ進み、新日本橋駅へと至ります。東京メトロ銀座線と半蔵門線の三越前駅が至近距離にあります。
 
 
あとがき
私が馬喰町駅で下車(乗車)したのは2013年以降何度かあります。東京遠征時に近くの浅草橋で宿泊する機会が多く、ベース駅として利用しています。中でも2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。確かにかなり深い位置に駅があります。駅は国鉄時代の雰囲気を感じられました。駅前は市街地ですが、ビジネス街で休日の人通りはさほど多くない印象でした(平日はどうなのか分かりませんが…)。
 
新宿駅からですと都営新宿線の各停or急行で馬喰横山駅まで行き、後方の乗換改札を通ればJR構内へ入れますが、馬喰町駅での出場はできませんのでご注意下さい。馬喰町駅で入城するには馬喰横山駅で一旦出場して地下通路を歩いて馬喰町駅へ向かう必要があります。また、JRで馬喰町駅入りされる場合は、中央線快速で東京駅まで行き、総武地下ホームへ移動して総武快速線の千葉方面列車に乗り換えて当駅下車。あるいは中央線快速と中央総武線各駅停車を乗り継いで錦糸町駅まで行き、総武快速線の東京方面列車に乗り継いで当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、総武地下ホームへ。総武快速線の千葉方面列車に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にミニコンビニ「ニューデイズミニ」があり、地上の駅前にもコンビニが複数あります。一方で気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「CoCo壱番屋」「松屋」「吉野家」「デニーズ」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。総武快速線を乗り鉄される際は、ぜひ一度はモグラ駅である馬喰町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)