小伝馬町駅【東京都】(東京メトロ日比谷線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都中央区北部の、千代田区との境界に近いオフィス街に位置する東京メトロ日比谷線の駅で、駅近くに伝馬町牢屋敷跡があり、北東側へ延びる江戸通り沿いには繊維関係を中心とした問屋街が形成されており、そして毎年10月下旬には周辺で「べったら市」が開催される、
小伝馬町駅 (こでんまちょうえき。Kodemmacho Station) です。
 
 
駅名
小伝馬町駅 (H 15。2020年6月5日までは「H 14」)
 
所在地
東京都中央区
 
乗車可能路線
東京メトロ:日比谷線 
 
隣の駅
中目黒方……人形町駅
北千住方……秋葉原駅 
 
訪問・撮影時
2019年10月
 
 

分かりづらいですが、中央のビルとビルの隙間にあるのが小伝馬町交差点の南西角、左右方向(東西方向)に延びる江戸通り(国道6号線)南側に位置する3番出入口です。
小伝馬町駅には6つの出入口があり、小伝馬町交差点の周りに存在する1番~4番出入口は全て階段のみの出入口です。
そして江戸通りの1本北を並行する路地沿いの東側にエレベーター専用出入口(1番線中目黒方面)、西側にもエレベーター専用出入口(2番線北千住方面)があります。
3番出入口は営団時代からリニューアルされずに使用されている古い出入口です。
写真左側には小伝馬町交差点があり、江戸通りと前後方向(南北方向)に延びる水天宮通り(中央区道)が交差しています。水天宮通りは北行一方通行です。
尚、小伝馬町駅に駅前広場は整備されておらず、小伝馬町交差点周辺の江戸通り沿いと水天宮通り沿いにバス停留所が設けられています。
 
 

小伝馬町交差点より南を望む。実際は南東方向ですが、当記事では便宜的に南東→南、南西→西、北西→北、北東→東と扱わせて頂きます。ご了承下さい。
手前(北)~奥(南)の道路は水天宮通りで、地下を日比谷線が通っており、交差点直下に小伝馬町駅があります。
左(東)~右(西)の道路は江戸通りで、地下にJR総武快速線が走っているのですが、小伝馬町に駅は設置されていません。
交差点の北東角(左後方)に2番出入口、北西角(右後方)に4番出入口が、南東角(左前方)に1番出入口、南西角(右前方)に3番出入口があり、2番出入口のみが水天宮通りを向いていて他の出入口は全て江戸通りを向いています。
1・2番出入口は中目黒方面1番線に面した馬喰町方面改札に、3・4番出入口は北千住方面2番線に面した本町方面改札に通じています。
また、交差点の約50m後方、両側へ分かれる路地沿いにそれぞれエレベーター専用出入口が設置されています。
 
交差点より南、水天宮通り沿いにはオフィスビルが並んでいて、駅前には飲食店や居酒屋など商店も見られます。マンションも見られますが、数は少ないです。
路地を入ってもオフィス街で、マンションの割合は高くなりますが一戸建て住宅はまず見られません。
そして、水天宮通りを600mほど直進すると人形町駅に到達します。
 
 

小伝馬町交差点より北を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は水天宮通りで、地下を日比谷線が通っており交差点直下に小伝馬町駅があります。
左(東)~右(西)の道路は江戸通りで、地下をJR総武快速線が走っています。
交差点の南西角(左後方)に3番出入口、南東角(右後方)に1番出入口が、北西角(左前方)に4番出入口、北東角(右前方)に2番出入口があります。
また、交差点の約50m前方、水天宮通りから左右へ分かれる路地沿いにそれぞれエレベーター専用出入口が設置されています。
 
交差点より北、水天宮通り沿いはオフィスビルやマンションが立ち並んでいますが、南側と比較してマンションの割合が高いです。商店は少ないです。
路地を入ると住宅が多くなり、少数ですが一戸建て住宅も見られます。
すぐ先で路地へ左折すると、後述のエレベーター専用出入口付近に十思公園(じっしこうえん)と大安楽寺があり、右折して反対側の路地へ入り、後述のEV専用出入口前を経由して十字路を左折すると千代田神社があります。
水天宮通りを約150m進むと千代田区に入ります。そして小伝馬町駅から水天宮通りを600mほど北へ直進すると都営新宿線の岩本町駅に到達し、さらに200m北上すると神田川の先には日比谷線の秋葉原駅があります。
 
 

小伝馬町交差点より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は江戸通りで、地下をJR総武快速線が走っています。
左(南)~右(北)は水天宮通りで、地下を日比谷線が通っており交差点直下に小伝馬町駅があります。
交差点の南東角(左後方)に1番出入口、北東角(右後方)に2番出入口が、南西角(左前方)に3番出入口、北西角(右前方)に4番出入口があります。
また、交差点の約50m右側、水天宮通りから左右へ分かれる路地沿いにそれぞれエレベーター専用出入口が設置されています。
 
交差点より西、江戸通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいます。商店は少ないです。都心へ近づく事もあり、沿道にマンションはまず見られません。
しかし路地を入るとマンションも見られるようになります。
そして、江戸通りを約350m直進すると総武快速線の新日本橋駅に到達します。さらに200mほど進み、室町3丁目交差点を左折して300mほど南下すると東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅に到達します。
 
 

小伝馬町交差点より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は江戸通りで、地下をJR総武快速線が走っています。
左(北)~右(南)は水天宮通りで、地下を日比谷線が通っており交差点直下に小伝馬町駅があります。
交差点の北西角(左後方)に4番出入口、南西角(右後方)に3番出入口が、北東角(左前方)に2番出入口、南東角(右前方)に1番出入口があります。
また、交差点の約50m左側、水天宮通りから左右へ分かれる路地沿いにそれぞれエレベーター専用出入口が設置されています。
 
交差点より東も江戸通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいます。商店は少ないです。こちらは沿道に少数ながらマンションが見られます。
路地を入るとマンションが多くなり、一戸建て住宅も見られます。
そして、江戸通りを約400m東へ直進すると総武快速線の馬喰町駅に到達します。その先にある交差点を右折して100mほど南へ進むと都営新宿線馬喰横山駅に到達し、さらに250mほど東には都営浅草線東日本橋駅に到達します。
 
 

こちらは小伝馬町交差点から水天宮通りを50mほど北へ進み、右へ分かれる路地を入った先にある1番線中目黒方面エレベーター専用出入口の様子です。東を望む。
左から2番目の白い建物がエレベーター専用出入口です。なぜ水天宮通り沿いでなく通りから離れた場所にあるのか不明ですが、用地の関係でしょうか?
このエレベーター専用出入口は1番線中目黒方面に通じています。改札内には1番線と2番線北千住方面を結ぶ連絡通路があるのですが階段のみの設置で、健常者で北千住方面へ向かうにはこの出入口も利用可能ですが、車いすで北千住方面へ向かう場合は後方の水天宮通りへ出てから小伝馬町交差点で水天宮通りを渡り、通り西側にある2番線エレベーター専用出入口へ回る必要があります。
出入口周辺はいわゆる「路地裏」ですが、オフィスの割合が高いです。商店やマンションも見られます。
また、すぐ先の十字路を左へ曲がると右手に千代田神社があります。
 
 

こちらは1番線中目黒方面EV出入口前より西を望む。右側の平屋の建物が1番線側EV出入口です。
約40m先で水天宮通りと交差していて、その先に延びる路地の右側に2番線北千住方面EV出入口があります。
 
 

こちらは小伝馬町交差点から水天宮通りを50mほど北へ進み、左へ分かれる路地を入った先にある2番線北千住方面エレベーター専用出入口の様子です。西を望む。
右側にエレベーター専用出入口があります。
このエレベーター専用出入口は2番線北千住方面に通じています。改札内には2番線と1番線中目黒方面を結ぶ連絡通路があるのですが階段のみの設置で、健常者で中目黒方面へ向かうにはこの出入口も利用可能ですが、車いすで中目黒方面へ向かう場合は後方の水天宮通りへ出てから小伝馬町交差点で水天宮通りを渡り、通り東側にある1番線エレベーター専用出入口へ回る必要があります。
出入口に隣接して十思公園があります。十思公園を含む周囲一帯には江戸時代、伝馬町牢屋敷があり、安政の大獄ではここで吉田松陰が処刑されました。公園内にはその事を後世に伝える石碑があります。
また、左側には高野山真言宗の寺院「大安楽寺」があります。処刑場で亡くなった者たちを慰霊するべく、伝馬町牢屋敷跡に1975年に創建された比較的新しい寺院です。こちらにも「江戸伝馬町処刑場跡」の碑が残っています(Wikipediaより)。
出入口周辺はオフィスと住宅が混在した市街地で、十思公園の先には中央区立十思スクエア(中央区立十思小学校の廃校跡に立地。保育園や訪問看護センターなどが入居)があります。
 
 

こちらは2番線北千住方面EV出入口前より東を望む。
この場所は、まさに伝馬町牢屋敷があった場所です。
左側に2番線側EV出入口と十思公園があり、右側に大安楽寺があります。
約20m先で水天宮通りと交差していて、その先に延びる路地の左側に1番線中目黒方面EV出入口があります。
 
 

こちらは東改札に相当し、中目黒方面1番線ホームに面している馬喰町方面改札です。西を望む。地下1階にあります。バリアフリー非対応です。
左後方に1番出入口(階段)が、右に2番出入口(階段)があり、後方に自動券売機と駅事務室が、右後方にトイレ・多機能トイレがあります。
尚、改札外コンコースは北千住方面2番線ホームに面する本町方面改札外コンコースと繋がっていません。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端の幅広通路沿いに窓口があります。
改札の正面は1番線ホームです。線路を挟んで反対側には2番線ホームがあり、その先に後述の本町方面改札があります。
改札を入ってすぐ右側には2番線ホームとを結ぶ連絡通路(地下2階相当。階段のみ)があります。
また、ホームを右(北千住方)へ進むと、ホーム端近くに千代田神社方面エレベーター専用改札があります。
尚、小伝馬町駅構内に売店・コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
 
 

こちらは西改札に相当し、北千住方面2番線ホームに面している本町方面改札です。東を望む。地下1階にあります。バリアフリー非対応です。
右後方に3番出入口(階段)が、左後方に4番出入口(階段)があります。こちらのコンコースには改札内外ともトイレ・多機能トイレはありません。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、中央に幅広通路があります。
左端には窓口があり、改札口の左後方には自動券売機があります。
改札の正面は2番線ホームです。線路を挟んで反対側には中目黒方面1番線ホームがあり、その先に前述の馬喰町方面改札があります。
改札を入ってすぐ左側には1番線ホームとを結ぶ連絡通路(地下2階相当。階段のみ)があります。
また、ホームを左(北千住方)へ進むと、ホーム端近くに十思公園方面エレベーター専用改札があります。
 
 

こちらは中目黒方面1番線ホームの北千住寄りホーム端近くに位置する千代田神社方面エレベーター専用改札です。西を望む。
改札口から離れた後方に自動券売機があり、その右側には水天宮通り東側、千代田神社近くに通じるエレベーターがあります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が2台設置されていて、右側が幅広通路です。
駅員無配置で、代わりに改札内外の左壁面にインターホンが設置されています。
改札の向こう側(左)には自動精算機(ICカードチャージ可能)があります。
そして改札の先は1番線ホームで、左へ進むとホーム中ほどに馬喰町方面改札と、2番線とを結ぶ連絡通路があります。
尚、こちらのコンコースにはトイレ・多機能トイレがありません。ご利用の際は入場の上、馬喰町方面改札の係員にその旨を伝えて下さい。車いすでも利用可能です。
 
 

こちらは北千住方面2番線ホームの北千住寄りホーム端近くに位置する十思公園方面エレベーター専用改札です。東を望む。
改札口から離れた左後方に自動券売機があり、さらに左後方には水天宮通り西側、十思公園前に通じるエレベーターがあります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が2台設置されていて、右側が幅広通路です。
駅員無配置で、代わりに改札内外の右壁面にインターホンが設置されています。
改札の向こう側(右)には自動精算機(ICカードチャージ可能)があります。
そして改札の先は2番線ホームで、右へ進むとホーム中ほどに本町方面改札と、1番線とを結ぶ連絡通路があります。
尚、こちらのコンコースにもトイレ・多機能トイレがありません。ご利用の際は入場の上、1番線側の馬喰町方面改札の係員にその旨を伝えて下さい。但し、1番線との間を結ぶ連絡通路はバリアフリー非対応で、車いすでは行く事ができませんのでご注意下さい。
 
 

2番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、営団仕様とは少し違う東京メトロ仕様のデザインになっています。
日比谷線のラインカラー(シルバー)は駅番号を囲む「○」と駅名標背後の側壁で使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (H 16。2020年6月6日の虎ノ門ヒルズ駅開業までは「H 15」でした) 。
こちらは漢字と英語(ローマ字)が併記されているタイプですが、漢字とひらがなが併記されているタイプもあります。
 
 

小伝馬町駅は相対式ホーム2面2線の構造で、地下1階にあります。
南東~北西方向にホームが延びていて、ホームは直線状です。
ホーム中ほどの改札・コンコース付近で直下をJR総武快速線が横切っていますが、総武快速線に駅はありません。
右(東)のホームが1番線で中目黒方面、左(西)のホームが2番線で北千住方面・東武スカイツリーライン方面です。
ホーム有効長は18m車8両分・20m車7両分です。1日平均乗降人員4万人程度の駅にしてはホーム幅が結構広いですが、線路際の柱に圧迫感を感じます。
2020年6月現在、ホームドアは未設置でしたが(写真は2019年10月撮影)、既に20m車に統一されたので近々設置されるかもしれません。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
1番線の中ほどには馬喰町方面改札が、2番線の中ほどには本町方面改札があり、両改札の北千住寄りには両ホームを結ぶ階段のみ設置の地下連絡通路(地下2階相当)があります。
そして1番線の北千住方ホーム端(写真右奥)には千代田神社方面エレベーター専用改札があり、2番線の北千住方ホーム端(写真左奥)には十思公園方面エレベーター専用改札があります。
また1番線の中目黒方の端(後方)には業務用室があります。
ちなみに発車メロディーは1番線が「いつもの店で」、2番線が「向こう岸」です。
写真は1番線より北千住方を望む。
 
中目黒方はこの先、オフィス街を通る水天宮通り地下を一直線に南東へ走ると人形町駅へと至ります。都営浅草線との乗換駅です。
 
一方、北千住方もこの先、水天宮通りの地下を北西へ進みますが、右へカーブして千代田区に入ると針路を北北西へ変えます。その後も水天宮通りの地下を走り、靖国通りをくぐると同時に都営新宿線の岩本町駅をくぐります(どちらが上層を走行か不明)。その後は右へカーブして昭和通りの地下を走るようになると神田川をくぐり、秋葉原駅へと至ります。秋葉原地区の東端部に駅があります。JR線(中央・総武緩行線、山手線、京浜東北線)をはじめ「つくばエクスプレス線」、都営新宿線・岩本町駅とも乗換可能です。
 
 
あとがき
私が小伝馬町駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅周辺は市街地ですが、ビジネス街ゆえに私が訪問した日曜日は閑散としていました。商店も少な目ですが、スーパーマーケットが点在していて住宅街の側面も持ち合わせています。
 
新宿からですとJRの中央・総武緩行線東行(千葉方面)に乗り、秋葉原駅で下車。昭和通り口を出て東京メトロ日比谷線の中目黒方面に乗り換えて1駅目です。御茶ノ水駅までは中央線快速も利用できます。あるいは都営新宿線の各駅停車で岩本町駅まで行き、改札を出て神田川を渡り日比谷線の秋葉原駅へ。中目黒方面電車に乗車して1駅目で下車です。また、東京メトロ線のみでアクセスされたい場合は丸ノ内線(池袋方面)で霞ケ関駅or銀座駅まで行き、日比谷線(北千住方面)に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、山手線内回りor京浜と北線北行(ともに上野方面)に乗り換えて秋葉原駅下車。以降は上記のルートで到達可能です。ちなみに、京浜東北線の快速は秋葉原駅に停車しますが、上野東京ラインは全列車通過します。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前に複数のコンビニがあり、スーパーも「成城石井」「まいばすけっと」「マルエツプチ」と充実していますが、気軽に入れる飲食店は多くなく、チェーン店は「CoCo壱番屋」「フレッシュネスバーガー」「なか卯」「サンマルクカフェ」「小諸そば」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ日比谷線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は小伝馬町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、おやじのつぶやき、九州下町おやじの珍道中、Google地図、Yahoo!地図、Wikipedia)