多摩動物公園駅【東京都】(京王動物園線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都日野市南部の多摩丘陵内にある京王動物園線の終着駅で、駅名が示すように多摩動物公園への京王における最寄駅、そして近年は鉄道保存施設である「京王れーるランド」併設駅として多くの行楽客が押し寄せる
多摩動物公園駅(たまどうぶつこうえんえき。Tama-dōbutsukōen Station)です。

 

尚、多摩都市モノレール線の多摩動物公園駅の記事こちら
 
 
駅名
多摩動物公園駅 (KO 47)

 
所在地
東京都日野市
 
乗車可能路線
京王電鉄:動物園線
 
隣の駅
高幡不動方……高幡不動駅
 
乗換可能駅
多摩都市モノレール:多摩都市モノレール線【多摩モノレール】……多摩動物公園駅まで徒歩3分
 
訪問・撮影時
2019年1月
 
 

京王の多摩動物公園駅は多摩丘陵を南から北へ流れる程久保川の東岸にある地平駅で、オープン構造の平屋建て駅舎を有しています。
右側に鉄道保存施設・博物館である「京王れーるランド(入館料が必要)」があり、左側には子供向け屋内遊戯施設「京王あそびの森 HUGHUG(入館料が必要)」があります。
駅前には広大な駅前広場を有していますが、自動車は進入できません。
 
 

駅前の様子です。
駅前広場の先には多摩都市モノレール線が南北に横切っていて、地平部を通る多摩モノレール通りと交差しています。
その先(正面)には東京都営の多摩動物公園があり、左側(南側)には多摩モノレールの多摩動物公園駅があります。
また、多摩動物公園のある駅西側や森林になっている駅南側には民家はほぼありません。北東側の京王動物園線・多摩モノレール線沿線や東側の丘陵上に住宅街が広がっています。
 
 

前述の通り、駅舎に隣接して「京王れーるランド」があります。駅から雨に濡れずに移動できます。
尚、駅や「京王れーるランド」には売店・コンビニはありませんが、駅の北隣にある「京王あそびの森 HUGHUG」の入口前にあるグッズ売り場「HUGHUG SHOP」で飲料、食料も販売しています。ショップのみの利用は入館料不要です。
 
 

改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が2方向に設置されており、右端に窓口兼有人改札があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ、だれでもトイレは改札内にあります。
改札口とホームの間には段差がなく、バリアフリー対応となっています。
また、改札口の右側、「京王れーるランド」との間には駅外へ出る通路があり、東側の丘陵上に広がる程久保2丁目の住宅団地や明星大学日野キャンパスへ抜けられます。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式です。他に建植式の駅名標もあります。
特別仕様で、縁は動物園にちなんだ(?)柄になっていて、右上には8000系電車がモチーフになっている「京王れーるランド」のキャラクターが描かれています。
京王の標準デザインで、中国語や韓国語の表記もあります。駅ナンバリングも表示されています (KO 47)。
 
 

多摩動物公園駅は頭端式(島式)ホーム1面2線の地平構造です。
どちらの番線も高幡不動方面ですが、右の1番線が10両対応、左の2番線が4両対応です。
また、元々は乗降ホームを分離した3面2線の構造でした。両端の降車ホームは撤去されましたが一部が残存しています。
ホーム上屋は1番線が終端方の約5両分、2番線が全4両分に設置されています。
そして写真背後の終端方に駅舎、トイレ、だれでもトイレがあります。
ホームにはベンチ、空調完備の待合室や飲料自動販売機があります。
写真は高幡不動方を望む。
 
 

こちらはホームの高幡不動側より終端方を望む。

後に10両分まで延伸されたと思われ、ホーム先端部は幅が狭いです。

左の1番線が10両対応、右の2番線が4両対応で、2番線先端部分の使用されていない部分には柵が設置されています。

また、終端部の右側(西側)には「京王あそびの森 HUGHUG」の建屋が見えます。その右側には多摩モノレールの高架橋も見えます。

 

 

高幡不動方を望む。動物園線は全線単線ですが、路盤は複線分あります。
また、高幡不動駅まで左側(西側)には多摩都市モノレール線が完全並行しています。
この先、程久保川の谷に沿って丘陵地をカーブしながら北東へ進みます。沿線は住宅地です。やがて市街地に入ると左へカーブして多摩モノレールの高幡不動駅の下をくぐり、京王線と合流すると終点の高幡不動駅へと至ります。
尚、並走する多摩モノレール線には途中に程久保駅がありますが、京王動物園線には中間駅はありません。
ちなみに両駅間の運賃は京王が130円 (IC運賃126円)、多摩都市モノレールが220円 (IC運賃214円)で京王に軍配が上がります。本数は休日とも両者とも毎時6本ですが、平日昼間帯は京王毎時3本、モノレール毎時6本でモノレールの方が利便性が高いです。一方、両駅間の所要時間は中間駅のない京王が3~4分、モノレールが5分で京王の方が速いです。後は出発地や目的地により利用路線が違ってきますし、金銭・時間の損をしないためには両者を上手に使い分ける必要があります。
 
 

終端方を望む。
右手前には2番線の車止めがあり、1両分先に写真の1番線の車止めがあります。その先に改札口があります。
尚、多摩ニュータウン開発に際して当駅からの延伸案も選択肢に上がりましたが、対都心方面における高幡不動駅でのスイッチバック、多摩丘陵越えのために急勾配や急曲線が発生する事、そして東西方向に長い開発区域の全域(特に東側)をカバーできない、などの理由で早々と選択肢から外れました(Wikipediaの本文を引用)。
 
 
あとがき
私が京王の多摩動物公園駅で下車(乗車)したのは2002年、2010年、2013年、2019年の計4度です。2002年は動物園線の乗りつぶしのため、2010年は動物園線の車窓風景撮影のため、2013年は新装なった「京王れーるランド」訪問のため(しかし大晦日だったので閉館日でしたw)、そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。いずれの訪問時も終着駅ゆえに必然的に下車し、改札を出ています。2002年と2010年訪問時は車両が6000系で「京王れーるランド」が旧施設でしたが多くの家族連れで賑わっていました。一方、2013年と2019年訪問時は車両が7000系、8000系で、年末年始の訪問だったので多摩動物公園は閉園日、「京王れーるランド」も閉館日だったので駅前は閑散としていました。
 
新宿駅からですと京王線の特急、準特急(京王八王子行きor高尾山口行き)に乗り、高幡不動駅で下車。動物園線に乗り換えて終点下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、中央線快速に乗り継いで新宿駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店、飲食店はありません。最寄りのコンビニは北東へ約450mと決して近くありません。尚、「京王れーるランド」に飲食店はありませんが、「京王あそびの森 HUGHUG」内にはカフェがあり、多摩動物公園内には売店、食堂があります。「京王あそびの森 HUGHUG」や多摩動物公園へ行かない場合は必ず事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、
京王動物園線を乗り鉄される際は、多摩動物公園駅ですぐ引き返さずにぜひ一度は駅の外にも出られてみて下さい!
また、多摩動物公園や京王れーるランド、京王あそびの森HUGHUGへお越しの際はぜひ一度は多摩動物公園駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:多摩動物公園、京王れーるランド、京王あそびの森HUGHUGのHP、Google地図、Wikipedia)