犬山駅【愛知県】(名鉄犬山線、広見線、小牧線。2017年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県犬山線の中心市街地にある名鉄犬山線の全列車停車駅かつ広見線、小牧線との接続駅である主要駅で、
昨今は観光スポットとして人気の「犬山城下町」への最寄駅でもある、
犬山駅 (いぬやまえき。INUYAMA Station) です。
 
 
駅名
犬山駅 (IY 15)
 
所在地
愛知県犬山市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:犬山線広見線小牧線
 
隣の駅
名鉄犬山線
名鉄名古屋方……犬山口駅  
新鵜沼方…………犬山遊園駅 
 
名鉄広見線
新可児方・御嵩方……富岡前駅
 
名鉄小牧線
上飯田方……羽黒駅 
 
訪問・撮影時
2017年12月、2018年7月、2019年4月
 
 

犬山駅の西口です。
犬山駅は東西自由通路を併設した橋上駅舎ですが、西口側には1992年に完成した駅ビル(犬山駅西ビル)があります。
低層階はテナントや自由通路で、高層階は住宅になっています。住宅併設の駅ビルは名鉄の駅でよく見られます。
 
 

西口駅前の様子です。ロータリーを有する駅前広場が整備されています。
こちら側は古くからの犬山市の中心市街地となっていて、西へ延びる道路沿いには商店街が形成されています。
犬山城は北西へ約1.4kmの場所にあり、それまでの道中も「犬山城下町」として観光地化されていて多くの商店があります。
 
 

こちらは東口です。西口と違い駅ビルは存在せず、東西自由通路の階段やスロープの構造物が直接橋上駅舎へと繋がっています。
 
 

東口駅前の様子です。東口一帯は再開発により新しい市街地になっています。
西口より大規模な駅前広場が整備されており、名鉄系のテーマパークである博物館明治村、日本モンキーパーク、リトルワールドへの路線バスも発着するバスターミナルが併設されています。そして写真に写っていませんが、写真より左のロータリー内北端部にはからくり時計が設置されています。
また、駅北側には再開発による商業ビル「キャスタ犬山」があり、かつてはイトーヨーカドーが入居していましたが、近年に撤退して現在ではヨシヅヤが入居しています。
 
 

メインの改札口である南改札口です。
交通系ICカード『manaca』などに対応した自動改札機が設置されていて、一番左側の車いす対応通路は有人通路を兼ねています。
改札口の左手前には窓口と自動券売機が設置されています。
トイレは改札内にあります。尚、南改札口側にはエレベーターは設置されておらず、後述の北改札口を利用する必要があります。
そして東西自由通路沿いにはコンビニ「ファミリーマート」やファストフード店「ロッテリア」があります。
 
 

こちらは北改札口です。駅員は配置されていません。自動改札機があり、右側に自動券売機が設置されています。
こちら側にも改札内にトイレがあります。尚、多機能トイレは東口駅前にしかありません。
北改札口と各ホームとの間は階段とエレベーターで結ばれています。
 
 

犬山駅の駅名標です。名鉄標準タイプで、駅ナンバリングも表示されています (IY 15)。
名鉄名古屋方は3方向に分かれているため、次駅表示が小さく書かれています。
尚、駅ナンバリングの「IY」ですが、犬山線の「犬」の「I」と「山」の「Y」の合成です。
決してイトーヨーカドーの略ではありませんw
 
 

犬山駅は島式ホーム3面6線の地平駅で、全ホーム8両対応です。
写真右から
1番線(犬山線下り新鵜沼・各務原線方面、犬山線上り名古屋方面)、
2番線(犬山線上りのみ)、
3番線(犬山線上下双方向、小牧線上り上飯田方面、広見線下り新可児方面の全方面。主に小牧線電車が使用)、
4番線(全方面)
5番線(全方面)
6番線(全方面。新鵜沼方に車止めがあり主に広見線電車が使用)。
の順です。行先によりホームが完全固定されておらず、改札口やホームの発車標で乗車列車の発車番線を確認する必要があります。
また、1番線名鉄名古屋方(写真奥)の西側(右側)には留置線の0番線があります(ホームはありません)。
ホーム上屋は1、2番線と3、4番線が中央部5両分ほど、5、6番線が中央部4両弱分ほど設置されています。
写真は名鉄名古屋方(枇杷島分岐点方)、上飯田方、新可児方・御嵩方を望む。
 
 

3、4番線ホームより名鉄名古屋方(枇杷島分岐点方)、上飯田方、新可児方・御嵩方を望む。
この先すぐに線路が三方向へ分かれます。
犬山線の複線は右へカーブして市街地を南西へ進み、犬山口駅へと至ります。
小牧線の単線は3路線の中央となります。やや左へカーブしながら住宅地の中を南進し、高架区間になり国道41号線をオーバーパスする地点にある五郎丸信号場を通過してから地平に戻ります。そして田畑の混在した住宅地の中を南下すると、一時期は駅名を「明治村口」に改称されていた羽黒駅に至ります。
広見線の複線は左へ急カーブしてから右手に車両基地である犬山検査場を見て東へ走り、その後は田園風景を見ながら走ると富岡前駅へと至ります。
 
 

新鵜沼方を望む。
この先、市街地の中を北上しますが、左手車窓にはビルや住宅の間に犬山城が少し見えます。その後は右手に丘が迫りますが、この辺りから右側に名鉄モンキーパークモノレール線(2008年廃止)が並走していました。さらに北上を続けると犬山遊園駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が犬山駅で改札を出たのは意外と少なく、2008年、2017年、2018年、2019年の計4度です。いずれも乗換時に駅の外へ出ました。2017年は実現できるかどうかは不透明ですが、名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました。主要駅にふさわしく駅の規模は大きかったですが、乗降客はさほど多くない印象でした。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から犬山・新鵜沼方面へ向かうミュースカイ(ミューチケットが必要)、快速特急。特急、急行、準急に乗り当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、名鉄名古屋駅からは上記のルートで到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅構内改札外にコンビニがあり、東口駅前にスーパーのヨシヅヤがあります。飲食店は駅構内改札外にロッテリアがあり、ヨシヅヤ内にスガキヤ、蕎麦屋、カフェ、高級レストランがあります。また、犬山城下町エリアにも飲食店があります。まぁ大丈夫でしょうが、心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄犬山線、広見線、小牧線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は犬山駅でも駅の外へ出られてみて下さい! 
 
(参考:名鉄のHP、Google地図、Wikipedia)