長津田駅【神奈川県】(東急田園都市線、こどもの国線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、神奈川県横浜市緑区北西部にある東急田園都市線、こどもの国線の駅で、
JR横浜線との連絡駅でもある

長津田駅 (ながつたえき。Nagatsuta Station) です。

 

尚、JRの長津田駅につきましては先日UPいたしました。記事はこちら

 


駅名
長津田駅 (田園都市線…DT 22、こどもの国線…KD 01)


所在地
神奈川県横浜市緑区


乗車可能路線
東急電鉄:田園都市線
東急電鉄:(※1) こどもの国線
(※1) 東急こどもの国線の車両や施設は横浜高速鉄道が所有。運営は東急電鉄。


隣の駅
東急田園都市線
渋谷方…………田奈駅 
中央林間方……つくし野駅 (東京都)

 

東急こどもの国線
こどもの国方……恩田駅


乗換可能路線
JR東日本:横浜線 ……長津田駅まで徒歩1分

 

訪問・撮影時
2018年2月、2019年4月

 

 


長津田駅北口です。東急田園都市線の駅は橋上駅舎で、南側に隣接してJRの橋上駅舎があります。
用地の関係で写真正面奥にある小さな出入口と、ペデストリアンデッキ直結の出入口があるのみです。
この場所にエレベーターはなく、ペデストリアンデッキの駅前広場部分と北側にある再開発ビル内のエレベーターを利用する事になります。
尚、南口側はJRの管理エリアで、JR駅の項で紹介しています。

 

 


北口駅前の様子です。南口側と違い再開発が進んでいて、右側の駅直結のペデストリアンデッキのさらに右側には大規模な駅前広場があり、バスターミナルが併設されています。そしてペデストリアンデッキの先には再開発ビルがあり、下層階には「ローソン」などの商店が入居しています。このビルの上層階は住宅になっています。ビルの右隣にはスーパーの「マルエツ」があります。
そして駅周辺は住宅街ですが、駅の規模に対して市街地は小規模な印象です。

 

 


正面改札口の様子です。
こどもの国線への誤乗を防ぐために田園都市線専用の改札である事を強調する掲示物があります。当駅ではこどもの国線の改札は設置されていません。
JRとの乗換客も多く、交通系ICカード『Suica』対応の自動改札機が多数並んでいます。その左側にはカウンター形式の有人改札があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。JR駅は背後に続く通路を歩き、右へ曲がった所にあります。通路沿いにはコンビニなど商店、飲食店が並んでいます。
トイレは改札内にあります。

そして正面改札口の右奥には西改札があり、田園都市線~こどもの国線の乗換に便利です。そして改札の近くには自動券売機があり、ここで田園都市線およびこどもの国線の乗車券を発売しています。こどもの国線用の乗車券回収箱もあります。

 

 


長津田駅西口です。こどもの国線ホームに直結しています。
駅名板には東急と、こどもの国線の施設を所有する横浜高速鉄道のロゴマークが併記されています。
田園都市線とJR横浜線は左側の階段またはエレベーターを利用して2階へ上がります。
駅前広場はありません。

 

 


西口駅前の様子です。とても主要駅の駅前とは思えない風景で、郊外の住宅地といった様相です。商店もほとんど見られません。

 

 


こどもの国線ホーム入口の様子です。
前述の通り改札はなく、駅外から直接ホームへ入れます。右側がホームで、左は田園都市線改札などへ通じる階段です。
こどもの国線の乗車券ですが、一旦2階へ上がり、西口改札の自動券売機で購入してからホーム階へ下りるか、下車駅の自動精算機で精算するかになります。ちなみにこどもの国線の運賃は全線160円(ICカードは154円)均一で、ICカードは恩田駅orこどもの国駅でタッチすれば運賃が引かれます。尚、こどもの国線と東急各線の運賃は別体系で、両路線を乗り継ぐ場合は単純合算となりますが、こどもの国駅、恩田駅と田園都市線青葉台駅、田奈駅、つくし野駅、すずかけ台駅の間を利用する場合、通しの乗車券購入またはICカード利用時に限り乗継割引が適用されます(ICカード利用時は恩田駅orこどもの国駅入出場時と長津田駅の田園都市線改札通過時の時間差が60分以内と、時間制限があるので要注意)。

 

 


田園都市線の駅名標です。
デザインは東急の標準タイプで、田園都市線のラインカラー(緑)が表示されています。
駅ナンバリング表示もあります (DT 22)。

 

 


こどもの国線の駅名標です。
東急の旧タイプに準じたデザインで、左上にはこどもの国線の施設を所有する横浜高速鉄道のCIマークがあります。
駅ナンバリング表示もあります (KD 01)。

 

 


田園都市線の長津田駅は10両対応の島式ホーム2面4線の構造で、ホームの渋谷方(写真奥)にホームを覆う形で橋上駅舎があります。
現在はホームドアが設置されています。当記事の一番上の写真は2018年2月撮影で、まだホームドア設置前でした。
番線はJRからの通し番号で、右から3番線(見えませんが…)、4番線、5番線、6番線の順です。
3、4番線が下り中央林間方面、5、6番線が上り渋谷方面です。
3番線と5番線は主に急行・準急が使用し、4番線は各停と当駅から長津田検車区への入庫列車が使用し、6番線は各停が使用します。
ホーム上屋は全10両分設置されています。改札階とは階段、エスカレーター、エレベーターで結ばれています。
写真は渋谷方を望む。

 

 


こどもの国線ホーム(7番線)は5両対応の単式ホーム1面1線の構造ですが、普段は2両編成での運行のため、終端方1両分、こどもの国方2両分は柵で仕切られていて普段は立入できません。
ホーム上屋はこどもの国方4両分に設置されています。写真手前の終端部に西口直結の段差なしの通路と、田園都市線改札など橋上階とを結ぶ階段、エレベーターが設置されています。
写真はこどもの国方を望む。

 

 


田園都市線・渋谷方を望む。
この先、右へと左へとカーブして北東に針路を取り、住宅街の中を走って恩田川を渡ると駅近くに田園風景の残る田奈駅へ至ります。

 

 


田園都市線・中央林間方を望む。手前の跨線橋は乗務員用です。当駅で乗務員の交代がよく行われます。
また、見づらいですが左側の3番線とさらに左を並走する横浜線側線との間には渡り線があり、JR線と繋がっています。東急の新車搬入なおで使用されます。
さらに、駅の先には上下線に挟まれる形で長津田検車区に通じる出入庫線があり、上り線が出入庫線をオーバークロスした先に長津田検車区があります。
田園都市線はこの先、高架線になって左へカーブし、横浜線をオーバークロスすると東京都町田市へと入って掘割区間を南へ進むと、つくし野駅へと至ります。

 

 


こどもの国線・こどもの国方を望む。
ホームが途切れるとすぐに右へ急カーブします。このカーブ部分に2両編成が1本留置できる引上線があります。その後も下り勾配でカーブが続き、カーブを終えると住宅地の中を北上します。そして築堤高架になると恩田川を渡り、広大な農村風景を眺めてから右手に長津田車両工場を見て走ると恩田駅へと至ります。

 

 


こどもの国線・終端方を望む。左が橋上駅舎への階段です。
前述の普段は使用しないホームが見られます。この先にも線路が延びており、田園都市線の6番線渋谷方とつながっています。
この線路は田園都市線など東急他路線の車両が恩田駅に隣接する長津田車両工場へ入出場する際に使用されています。

 

 

あとがき
私が東急の長津田駅で下車(乗車)したのは2003年、2006年、2010年、2017年、2018年の計5度です。2018年を除き、こどもの国線またはJR横浜線との乗り換えのために下車しました。2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環(都内駅に隣接する都外駅も下車する事)で下車しました。JRとの乗換客が多い主要駅ですが、案外駅前が発展していなかった事に驚きました。
 
新宿からですと山手線内回りで渋谷駅まで行き、東急田園都市線に乗り換えて当駅下車です(全種別停車)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅で下車。横浜線の八王子方面行きに乗り換えて当駅下車です(快速も停車します)。改札を出て北へすぐの場所に東急駅があります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。

食料・飲料について、駅や駅前には複数のコンビニがあり、北口側にはスーパーがありますが、気軽に入れる飲食店は少なく、意外とファストフード店はありません。事前に用意しておきましょう。

大阪からの到達難易度もそう高くありません。東急田園都市線または東急こどもの国線を乗り鉄の際はぜひ長津田駅も観察されてみて下さい!


(参考:Google地図、Wikipedia)