東武日光線(その2・栃木~東武日光) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1
東武日光駅にて。快速や区間快速、一部の普通列車に使用されている6050系電車です。

  

今回も前回に引き続き、「日光の社寺」が世界遺産に登録された一大観光地・日光へのアクセス路線として活躍する東武鉄道の幹線、
東武日光線を紹介します。
最終第2回目は山並みを見ながら走る栃木県内の区間、栃木~東武日光を紹介します。

  
  

イメージ 2
(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  
東武鉄道:日光線  東武動物公園~東武日光  94.5km  
  
  
今回紹介の区間  
区間   営業キロ  備考  
栃木~東武日光  49.6km   全区間複線。直流1,500V電化。軌間1,067mm  
  
  
踏破達成時   2006年4月  
撮影時   2011年8月ほか  

  

  

イメージ 3
栃木駅は単式ホームと島式ホームが各1面の計2面3線の高架駅で、北側にはJRの駅が併設されています。
中線の2番線は当駅始発の東武日光・宇都宮方面行き電車が使用します。
写真の車両は、日光線特急に使用される100系電車『スペーシア』です(写真はリニューアル前の姿)。

  

栃木を発車するとJR両毛線と並走しながら高架線を東へ進みますが、やがて上り勾配で高高架となり左へカーブして北へ針路を変えながら両毛線をオーバーパスします。そして左手に市街地を、右手に田園を見ながら高架から地上へ下り、しばらく走ると新栃木に到着します。

  
  

イメージ 4
新栃木を発車すると宇都宮線が右へと分かれ、その後は右手に車両基地(南栗橋車両管区新栃木出張所)を見ながら住宅地を北へ進み、合戦場(かっせんば)に着きます。

  

合戦場を発車後は次第に田園風景へと変わり、家中、北関東自動車道をアンダーパスして東武金崎(とうぶかなさき)と北上します。東武金崎を発車後は国道293号線をアンダーパスし、思川を渡ると栃木県・栃木市から鹿沼市へと変わります。

  
  

イメージ 5
その後も田園地帯を北上しますが、左側に山並みが接近してくると東北自動車道をアンダーパスします。

  

その後は楡木(にれぎ)、そして樅山(もみやま)と、同じようなローカル風景の中を延々と走ります。そして樅山を過ぎると徐々に住宅が増えてきて、特急停車駅である新鹿沼に到着します。

  
  

イメージ 6
新鹿沼駅にて。単式ホームと島式ホームが各1面の計2面3線の駅で、国鉄~JRの駅でよく見られる配線です。
新鹿沼駅はJRの鹿沼駅とは離れていて、両駅間の距離は2.5kmほどあります。

  

新鹿沼を発車するとしばらくは市街地を走りますが、やがて丘陵地へと入り、右手に坂田山の住宅地を見ながら走ると北鹿沼に着きます。その後は左手に山並みを見ながら田園風景の中を北上しますが、やがて右側からも山並みが接近して谷間を走るようになり板荷に着きます。

  
  

イメージ 7
板荷を発車後も山里の風景の中を走り、行川を渡ると日光市へと変わり下小代(しもごしろ)、そして明神と北上します。明神を発車後しばらくすると短いトンネルを抜け、日光宇都宮道路をアンダーパスするとすぐにJRの日光線をオーバーパスします。そして山間部を抜けて左へカーブしながら田園風景の中をしばし走ると、日光杉並木街道の通称を持つ国道119号をオーバーパスし、さらに左へカーブして針路を西寄りへと変えると市街地へと入り、下今市に到着します。

  
  

イメージ 8
島式ホーム2面4線の下今市駅にて。
当駅では6050系使用の快速・区間快速が頻繁に分割・併合を行います。
分割された列車はそれぞれ東武日光方面、鬼怒川線方面へと向かいます(併合時はその逆)。

  

下今市を発車すると鬼怒川線が右へカーブして分かれ、こちらは市街地を走り国道121号をオーバーパスすると上今市に着きます。上今市を発車後は住宅地が途切れ、左手に杉並木が続く国道119号を見ながら西へ走ります。途中、国道越しには日光線の線路も見えます。そして右手に大谷(だいや)川が見えてくるとJR日光駅の右側を通過し、左へカーブして日光線の機回し線をオーバーパスすると終着駅である東武日光に到着します。

  
  

イメージ 9
東武日光駅到着前の撮影です。
東武日光駅は頭端式ホーム3面5線の構造で、1,2番線と4~6番線は終端部が開くような形となっています(3番線は欠番)。

  
  

イメージ 10
標高543mの東武日光駅は三角屋根の駅舎が特徴で、日光観光の拠点となっています。
駅前は市街地となっており、土産物店などが並んでいます。
JRの日光駅へは当駅の東側、坂道を下って徒歩約5分です。

  

また、日光東照宮など世界文化遺産に登録されている「日光の社寺」や、いろは坂を登って奥日光へは東武バス日光の路線バスに乗換です。

  

  

乗り鉄の注意点  

日光線では鬼怒川温泉や日光へ向かう特急『きぬ』『けごん』が概ね毎時1本、その他にもJR直通特急の『(スペーシア)きぬがわ』『(スペーシア)日光』、さらに『スカイツリートレイン』(土休日のみ)が運転されています。『けごん』と『(スペーシア)日光』は東京方から東武日光までの運転ですが、他の列車は下今市から鬼怒川線へ直通します。尚、下今市~東武日光を走る普通列車が鬼怒川線系統の特急と接続を取っています(事前に要確認)。

  

運賃のみで乗れる列車は、区間快速と普通が各駅停車として運転しています。データイム基準で、区間快速・普通とも2時間毎の交互運転で、実質毎時1本の運転となっていますが、朝と夕方以降は増発されます。また、栃木~新栃木では南栗橋方面からの普通列車と宇都宮線直通の列車が毎時各2本運転されていて、前述の東武日光方面への列車と合わせて計5本となります。
さらに、下今市では前述の区間快速は分割されて東武日光と鬼怒川線へと分かれ、普通列車も大半が鬼怒川線へ直通しますが、鬼怒川線系統に対しては下今市~東武日光間の普通列車が運転されて補完しています。また、特急接続の普通列車も運転されているので下今市~東武日光では毎時2~3本と比較的多く設定されています。

  

使用車両は、快速系統が6050系、普通系統は6050系のほか4扉通勤形の車両です。

  

栃木から普通列車でのおよその所要時間は、新鹿沼まで25分、下今市まで53分、東武日光まで64分です。
参考までに、特急での栃木~東武日光の所要時間は38分です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
栃木駅   東武鉄道:日光線(東武動物公園、浅草方面)。JR東日本:両毛線  
新栃木駅   東武鉄道:宇都宮線  
下今市駅   東武鉄道:鬼怒川線。JR東日本:日光線 (今市駅まで徒歩20分)。  
東武日光駅   JR東日本:日光線 (日光駅まで徒歩5分)  
東武日光駅   明智平ロープウェイ (明智平駅までバスで約40分)  
東武日光駅   中禅寺温泉ロープウェイの廃線跡 (中禅寺温泉駅跡までバスで約50分)  
東武日光駅   霧降高原リフト (2010年廃止。第1リフト山麓駅までバスで約30分)  
  
(参考:Wikipedia)