東武宇都宮線(栃木県。2011年訪問)

東武宇都宮駅にて。8000系電車です。  

今回は、栃木県栃木市の新栃木駅から壬生町を経由し、宇都宮市の東武宇都宮駅へ至る通勤・通学路線、
東武宇都宮線を紹介します。

(Yahoo!地図を使用)  

路線名	区間	営業キロ	備考
東武鉄道：宇都宮線	新栃木～東武宇都宮	24.3km	(※1)

(※1)全線単線、直流1,500V電化。軌間1,067mm。      
  

  

踏破達成時	2003年8月
撮影時	2011年8月

起点駅である新栃木駅にて。東武日光線との接続駅で、単式・島式ホーム２面３線の配線です。
宇都宮線を運転する過半数の列車は日光線へと乗り入れて栃木駅まで直通運転しています。

新栃木を発車してしばらくすると右へカーブして日光線と分かれ、住宅と田園の混在した風景の中を東北東へと進みます。駅周辺に工場が複数ある野州平川を過ぎると田園地帯を走り、野州大塚に着きます。

野州平川～野州大塚にて。田園風景の中を走ります。
鉄道用地は広く、複線分のスペースがあるようにも見えます。

野州大塚を発車後は思川を渡り、その後に栃木市から壬生町へと入ります。やがて住宅地へと入ると左へカーブして北北東へと針路を変え、壬生(みぶ)に到着します。

壬生を発車すると黒川を渡り、再び農村風景の中を走ります。そして国谷(くにや)を過ぎると住宅地を走り、北関東自動車道をアンダーパスすると、おもちゃのまち駅に到着します。「おもちゃのまち」にはおもちゃ王国のような遊園地があるわけではなく、1960年代に玩具工場が相次いで誘致されたためにこの地名が付きました。駅東側には玩具メーカーの施設(工場やおもちゃのまちバンダイミュージアムなど)がありますが、現在は製造業不況のあおりで撤退する工場が出ています…。

おもちゃのまち駅にて。東口方を望む。
国鉄1225形蒸気機関車が静態保存されています。

おもちゃのまち駅を発車すると次第に農村風景へと戻り、安塚を過ぎると姿川を渡って宇都宮市へと入ります。
しばらく田園地帯を走った後に住宅地へと入ると西川田に着きます。
西川田駅の東側には栃木県総合運動公園や、県営の遊園地「とちのきファミリーランド」があります。また、2005年に廃止となった地方競馬の宇都宮競馬場も駅東側にありました。

安塚～西川田にて。田園風景の中を走ります。

西川田を発車すると住宅地を北北東へと進みます。

江曽島を過ぎるとJR日光線をオーバーパスをして右へカーブすると南宇都宮に着きます。

南宇都宮を発車後は次第に市街地へと入り、一旦築堤を上がり国道119号線をオーバーパスします。

南宇都宮～宇都宮にて。市街地の盛土高架を走ります。
ここでも複線分の用地があるように見えますが、輸送実態から今後も単線のまま推移するでしょうね…。

その後、左へとカーブし、再び築堤高架へと上がり宇都宮市役所の西側を走った後、東武宇都宮百貨店の３階部分にある東武宇都宮駅に到着します。

東武宇都宮駅は頭端式ホーム１面２線で、右側(西側)に側線があります。
駅コンコースは東武宇都宮百貨店の３階フロアと直結しています。

東武宇都宮駅は市街地の中心部に位置しています。
しかしながら乗降客数はＪＲ宇都宮駅に大きく水を開けられています。
その宇都宮駅へは路線バス(東野、関東、ＪＲ)で５分～10分、徒歩ですとアーケード商店街などを通り約20分です。

  
乗り鉄の注意点   

宇都宮線では浅草とを結ぶ特急『しもつけ』(朝の上り１本と夕方の下り１本のみ)以外は全て普通列車です。
普通列車はデータイムと夜間は毎時２本、朝と夕方は概ね毎時３本、深夜は毎時１本の運転です。
線内運転の列車は朝晩が中心で、大半の列車が日光線の栃木駅まで乗り入れます。

普通列車の使用車両は8000系４両編成です。

新栃木～東武宇都宮の所要時間は概ね35分前後です。

乗り鉄時、東武宇都宮駅とＪＲの宇都宮駅との移動は、徒歩の他に路線バスでも移動できます。
駅１階にある「宇都宮東武」バス停(東野交通)、または駅北側の大通りにある「東武駅前」バス停(関東バス、ＪＲバス関東)が本数が多くて便利です(宇都宮駅まで５分～10分)。

  
のりかえ   

乗換駅	乗換路線
(栃木駅)	東武鉄道：日光線(浅草方面)。JR東日本：両毛線
新栃木駅	東武鉄道：日光線(東武日光方面)
東武宇都宮駅	JR東日本(宇都宮駅まで徒歩20分)：東北新幹線、東北本線【宇都宮線】
東武宇都宮駅	JR東日本(宇都宮駅まで徒歩20分)：日光線、(烏山線列車)

  

(参考：Wikipedia)