中禅寺温泉ロープウェイの廃線跡(栃木県日光市。2006年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、2003年に廃止となり、残念ながら一度も乗車できなかった、
栃木県日光市の中禅寺温泉と茶ノ木平を結んでいた中禅寺温泉ロープウェイの廃線跡を、
廃止3年後の2006年に辿りましたので(といっても駅周辺のみですが)、ここに記事としてUP致します。

  

尚、近くにある明智平ロープウェイは今も現役で走っています。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

区間   全長   高低差   方式  
中禅寺温泉~茶ノ木平  約1,043m  約300m  三線交走式普通索道(?)  
  
  
訪問・撮影時 2006年4月、5月

  

  

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山麓駅に相当する中禅寺温泉駅は、中禅寺温泉ロープウェイ廃止後の現在でも
東武バス日光のバスターミナルとして使用されています。
但し、ロープウェイの駅施設は撤去されています。
写真中央の、山の斜面で積雪している所が廃線跡です。

   
   

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駅施設があったと思われる場所へ移動しました。
山頂駅に相当する茶ノ木平駅跡を見渡せます。
支柱も撤去されてしまっているようです。

  
  

イメージ 4
今回は廃線跡をそのまま辿ることができなかったので、
登山道を迂回して茶ノ木平駅跡まで登ることにしました。
ちなみに案内図には中禅寺温泉ロープウェイが載っていました。
しかし、この時(4月)は積雪がすごく、途中で断念しました…orz
そして雪もとけた翌5月に再び訪問。今度は登頂に成功し、リベンジを果たしました。

  
  

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登山口から歩いて約45分、茶ノ木平駅跡に到着しましたが、
こちらも駅施設は撤去されて更地になっていました…。
駅跡からは男体山の素晴らしい景色を望めました。

  
  

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茶ノ木平駅跡にて。こちらからも中禅寺温泉駅跡を望めます。
また、ホーム部分(?)に石垣などの遺構は残っていましたが、基本的に施設は撤去されていました。

  
  

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上の写真と同じアングルを拡大して撮影しました。
途中、国道120号線西行き(第二いろは坂)をオーバーパスしていました。

  
  

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茶ノ木平駅のホーム跡と思われる場所より山頂方を望む。
階段と思われるコンクリート構造物が残存しています。

  
  

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茶ノ木平駅跡周辺は公園になっていたようで、遊歩道はそのまま残っていました。

  
  

イメージ 10
茶ノ木平駅跡の西側には中禅寺湖があり、
素晴らしい景色を堪能できます(撮影時は少し霞んでいました…)。

  

  

情報(廃止前の2001年6月現在)  

営業期間   通年(冬期は運休していた可能性も)。  
営業時間   8時30分~17時(夏休みは8時~17時)。  
運転間隔   随時、2台の搬器でピストン運転をしていた模様です。  
所要時間   片道6分。  
料金   大人片道470円、往復900円(小人は不明)。  

  

  

アクセス  

公共交通機関…中禅寺温泉駅まで東武鉄道日光線・東武日光駅より東武バスで約50分(ピーク時は遅れあり)。また、また、JR日光線・日光駅から東武日光駅まで徒歩5分。
マイカー…宇都宮日光道路の終点・清滝ICより約30分(ピーク時は遅れあり)。

  

(参考:『JTB時刻表』2001年8月号、Wikipedia)