第406回('06) 近鉄で三重県へ。御在所ロープウエイに乗車 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2006年7月15日~16日、最後の発売期間となった『3・3・SUNフリーきっぷ』(3日間連続で名鉄・近鉄・南海に乗車可能)を使用して、暦の上では三連休だったものの17日の「海の日」は仕事だったので、結果として1泊2日の日程で東海地方を乗り鉄しました。

今回は1日目午前中の行程です。近鉄電車を乗り継いで三重県の湯の山温泉駅へ。未乗だった御在所ロープウエイに乗りました。
今回の日程 2006年7月15日(土) 【その1】

加古川521(JR神戸線・704K快速)632大阪(徒歩)梅田635(大阪市営地下鉄御堂筋線)643なんば(徒歩)近鉄難波705(近鉄難波線→大阪線・賢島ゆき阪伊乙特急)830伊勢中川838(名古屋線・名伊乙特急)911近鉄四日市919(湯の山線)944湯の山温泉(徒歩)948近鉄湯の山温泉(三重交通バス)955三交湯の山温泉(徒歩)湯の山温泉1009(御在所ロープウエイ)1021山上公園(徒歩)ロープウエイ駅1026(御在所観光リフト)1034頂上駅1044(リフト)1049カモシカ駅1057(リフト)1100ロープウエイ駅(徒歩)山上公園1105(ロープウエイ)1117湯の山温泉(徒歩)湯の山温泉1216(近鉄湯の山線)1241近鉄四日市

【その2へ続く】
この日は4時に起床し、朝食後に自宅を出発。快晴でした。加古川駅では自動改札機で『ICOCA』をタッチして改札内へ。JR神戸線の上り快速電車(223系8+4連)に乗り、窓側席に着席して大阪駅まで移動しました。
大阪駅では地下鉄御堂筋線に乗り換えましたが、『ICOCA』と『PiTaPa』との相互利用が2006年の1月に開始されたので『ICOCA』を利用しました。北大阪急行8000形10連のさほど混雑していない電車に乗って、梅田駅~なんば駅を移動しました。

地下鉄を下車後は近鉄難波駅(現:大阪難波駅)へ。窓口で『3・3・SUNフリーきっぷ』(5,000円。以下・フリーきっぷ)と、近鉄四日市までの特急券を購入しました。この時間帯、近鉄四日市に停車する名阪乙特急が7時30分までないので、仕方なく7時05分に発車する阪伊乙特急に乗り、伊勢中川にて名伊乙特急に乗り継いで行くことにしました。因みに特急料金は直通列車(名阪乙特急)と同額です。

その後、フリーきっぷを有人改札で提示して近鉄の欄にスタンプが押されました。そしてホームへと下りて少し待つと、賢島ゆきの阪伊乙特急が入線してきました。元スナックカーの12200系4連と22000系『ACE』の2連を2本つないだ8両編成で、私は22000系の後方編成・7号車の禁煙席窓側でした。乗客はそこそこ多かったです。



イメージ 1近鉄難波駅にて。

列車は地下の近鉄難波駅を定刻に発車し、上本町(現・大阪上本町)、鶴橋と停車してさらに乗客を拾い、車内は8割方席が埋まりました。土曜日の朝の列車ですし、伊勢志摩方面へ観光に出かける人が多いようでした。列車は見慣れた車窓の大阪線を淡々と走り、奈良県へと入って桜井からは山越え区間となりました。そして三重県へと変わり新青山トンネルを抜けて平地へと出ると、名阪特急が通る中川短絡線を左へ分岐しましたが、すぐに名古屋線が合流し、伊勢中川に到着しました。私はここで下車しました。下車客は少なかったです。

伊勢中川では名古屋ゆき名伊乙特急に乗り換えましたが、5面6線のホームを持つ広い構内でありながら同一ホームでの乗換ができました。この辺の配慮はありがたいです。今度の名伊特急は12200系4連を2本つないだ8両編成で、車内は阪伊特急とは違い名古屋へのビジネス客や用務客でほぼ満席でした。近鉄も特急の乗車率がこれだけ高ければウハウハですね。まぁ、7年経過した現在の利用率は分かりませんが…。また、私は窓側席を取れていたので、大半の乗客が乗車直前に切符を購入していると推測できました。料金は高いですがそれだけ手軽に利用できるのも近鉄特急の強みですね。今度も見慣れた名古屋線の車窓風景をもう一度眺めながらの移動となり、定刻の9時19分に近鉄四日市に到着し、私は下車しました。驚いたのは、近鉄四日市から特急に乗車する人が複数いたことです。名古屋までなら急行もあるのですが、それなりに特急の需要もあるのですね。

近鉄四日市では2年ぶりとなる湯の山線に乗り換えました。通勤車の2000系3連で、企業広告のラッピング電車でした。車内は高校生を中心にそこそこの乗車率で、私はドア脇から車窓風景を眺めながら終点の湯の山温泉駅までの移動を楽しみました。



イメージ 2湯の山温泉駅にて。

そして、湯の山温泉駅にて下車しました。駅の看板には「御在所ロープウエイは運行中」の旨の表示がありました。前回は強風で乗れなかったので、今回はリベンジできそうです。
まずは近鉄系の三重交通バスに乗って温泉街にあるロープウェイ駅近くまで移動しました。バスの乗客は10人ほどで、全員が終点の三交湯の山温泉停留所まで乗り通しました。



イメージ 3近鉄湯の山温泉駅にて。

その後は少しだけ歩き、御在所ロープウエイの山麓駅に相当する湯の山温泉駅に着きました。早速、窓口でチケットを購入してホームへ向かい、循環式のゴンドラに乗りました。そんなに乗客が多くなかったので相乗りせずに済みました。



イメージ 4

御在所ロープウェイは循環式ながら相当険しい場所を通ります。中には白くて相当な高さの鉄塔もありました。そして12分の乗車で山頂駅に相当する山上公園駅に着きました。結構スリリングなロープウェイで、乗っていて楽しかったです。



イメージ 5

山上公園駅では、すぐにチケットを買って御在所観光リフトに乗り継ぎました。冬期はスキー場のリフトとして使用されているようですが、夏期は完全に観光用のリフトとして活躍しています。リフトは1人乗りで、御在所岳の山頂部を下って上ります。景色も抜群でした。また、中間駅が複数(カモシカ駅とスキーハウス駅)あり、うち1駅は途中下車できるようでした。そして8分の乗車で頂上駅に到着しました。

頂上駅では標高1,212mの御在所岳(御在所山)山頂にある一等三角点を見てから、少しだけ滋賀県内へと入ってすぐに三重県内へと戻りましたw
その後は再びリフトに乗りましたが、折角なので中間駅であるカモシカ駅(現・かもしか駅)にて下車することにしました。下車後、当時営業していた日本カモシカセンターへ寄ってから駅へと戻り、再びリフトに乗ってロープウェイ駅まで戻りました。リフトの乗客は少なかったです…。

その後はすぐにロープウェイに乗って下山しました。そしてバスに乗り継ごうと思ったのですが、近鉄湯の山温泉行きのバスは発車した直後でした…。この後は1時間後まで便がなく、待つのは時間のムダだと思い、歩いて近鉄駅へ向かうことにしました。道のりは往路のバスに乗って記憶していて、しかも下り坂ばかりなので楽勝だと思っていました。しかし、7月の炎天下ではすぐに体力を奪われてしまい、早々とバテてしまいました…。歩けども歩けども駅は見えてきません…。それでも諦めずに歩いて(少しオーバーですが)、山間部を出てからしばらく歩くと、50分近く歩いた末にようやく湯の山温泉駅にたどり着きました。全身汗だくになってしまいました……。

そして湯の山温泉駅からは近鉄湯の山線の近鉄四日市ゆき普通(2000系3連)に乗りました。バスを待つより1本早い電車に乗れたのがせめてもの救いでした…。私は冷房の効いたガラガラの車内にて着席して、車窓風景を見る余裕もなく汗を拭きながら近鉄四日市まで移動しました。おかげで体力は回復しました。
近鉄四日市では一度下車して、昼食を食べれる手軽なお店を探しましたが見つかりませんでした…。外はとても暑いのですぐに諦めて、次に向かう名古屋で探すことにしました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
御在所ロープウエイ 湯の山温泉駅~山上公園駅 約2.1km 踏破達成!
御在所観光リフト ロープウエイ駅~頂上駅 不明 踏破達成!
(参考:Wikipedia)