今回は、兵庫県川西市に存在し、能勢妙見山やハイキングへの足として利用されている能勢電鉄のケーブルカー路線、
妙見ケーブル【妙見の森ケーブル】を紹介します。
妙見ケーブル【妙見の森ケーブル】を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
能勢電鉄:妙見ケーブル(正式名称は『鋼索線』)の概要
区間 | 全長 | 高低差 | 方式 |
黒川~ケーブル山上 | 0.6km | 229m | ケーブルカー(76人乗り車両×2)。軌間1,435mm |
踏破時 | 1999年10月 |
撮影時 | 2009年4月 |
黒川駅にて。車両は76人乗りで、阪急系のナニワ工機(現在のアルナ車両)製です。
写真の1号車は「ほほえみ」号、反対側の2号車は「ときめき」号です。
写真の1号車は「ほほえみ」号、反対側の2号車は「ときめき」号です。
(下向き車窓)黒川駅を発車しました。この付近の勾配は緩いです。
大半のケーブルカーには架線の設備がありますが、これは車両の動力用ではなく車内電源用です。
また、軌道間隔はケーブルカーでは珍しく標準軌(1,435mm)です。
大半のケーブルカーには架線の設備がありますが、これは車両の動力用ではなく車内電源用です。
また、軌道間隔はケーブルカーでは珍しく標準軌(1,435mm)です。
中間地点にてケーブル山上駅から下ってきた「ときめき」号と行き違います。
ケーブルカーは、進行方向ではなく車両によって中間地点での進路が決まっています。
ケーブルカーは、進行方向ではなく車両によって中間地点での進路が決まっています。
黒川駅を発車して約5分、間もなくケーブル山上駅に到着します。
この付近になると勾配がきつくなっています。
この付近になると勾配がきつくなっています。
(下向き車窓)ケーブル山上駅に到着直前に黒川駅方を望む。
ケーブルカーにしては眺望に優れています。
ケーブルカーにしては眺望に優れています。
ケーブル山上駅に到着しました。
ホームにある階段の間隔は黒川駅より狭くなっています。
ホームにある階段の間隔は黒川駅より狭くなっています。
ケーブル山上駅の駅舎です。かつての駅名は「中間駅」で、戦前はここで妙見山駅までのケーブル上部線と連絡していました。
現在は妙見リフト【妙見の森リフト】が上部線の代替路線となっていますが、完全には代替できていません。山麓側にある妙見の水広場前駅まではケーブル上部線の廃線跡を転用した道路を歩いて約5分です。
現在は妙見リフト【妙見の森リフト】が上部線の代替路線となっていますが、完全には代替できていません。山麓側にある妙見の水広場前駅まではケーブル上部線の廃線跡を転用した道路を歩いて約5分です。
営業期間 | 3月中旬~12月上旬。冬期は年始や能勢妙見山の行事の日などを除き運休(要確認)。 |
営業時間 | 9時15分~17時を基準に終発は変動有り(16:30~18:00。要確認)。 |
運転間隔 | 20分毎。9:35発の次は10:00まで開きます。多客時は10分間隔で運転。 |
所要時間 | 片道5分。 |
運賃 | 片道:大人270円(小人140円)。往復:大人540円(小人280円) |
ダイヤ・営業時間等については上の情報欄を参照下さい。
最大の注意点は「冬期運休」ということでしょう。かつては通年営業していましたが、2006年12月から冬期運休となりました。
冬期の利用客が少ないことが冬期運休の原因かと思われますが、通年でも妙見山へ直通するバスやマイカーの影響で利用客が減っています。
施設も老朽化していることから、決して将来安泰とは言えません。
上部の妙見リフトも含めて、早めの乗車をお勧めします。
冬期の利用客が少ないことが冬期運休の原因かと思われますが、通年でも妙見山へ直通するバスやマイカーの影響で利用客が減っています。
施設も老朽化していることから、決して将来安泰とは言えません。
上部の妙見リフトも含めて、早めの乗車をお勧めします。
乗換駅 | 乗換路線 |
黒川駅 | 能勢電鉄:妙見線 (妙見口駅まで徒歩約20分または阪急バス4分) |
ケーブル山上駅 | 能勢電鉄:妙見リフト (妙見の水広場前駅まで徒歩5分) |
ケーブル山上駅 | 能勢電鉄:シグナス森林鉄道 (ベガ駅まで徒歩5分) |
ケーブル山上駅 | 妙見ケーブル上部線の廃線跡 (妙見山駅方面) |
(参考:能勢電鉄のHP、Wikipedia)