今回は、兵庫県川西市にかつて存在し、戦時中に不要不急路線として廃止となった、能勢妙見山(大阪府能勢町)への参詣路線であった
妙見ケーブル上部線の廃線跡を簡単に紹介します。
妙見ケーブル上部線の廃線跡を簡単に紹介します。
尚、妙見ケーブル下部線も戦時中に廃止となりましたが、戦後の昭和35年に『妙見ケーブル(能勢電鉄鋼索線)』、現在は『妙見の森ケーブル』として復活しています。
廃止日が早まる可能性があります。
冬季は運休しますので、お名残乗車はお早めに(2023年6月追記)。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/94/fe/p/o0800060014425211742.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
妙見鋼索鉄道:上部線 | 中間駅~妙見山駅 | 0.8km | ケーブルカー路線。軌間1,435mm |
訪問・撮影時 | 2009年4月 |
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/9f/c8/j/o0400030014425211760.jpg?caw=800)
当時はここで下部線から上部線へと乗り換えていました。両路線の線路は繋がっていなかったはずです。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/1c/fb/j/o0400030014425211777.jpg?caw=800)
軌道敷は妙見の森ふれあい広場(旧・妙見の水広場)へ向かう歩道に転用されています。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/4d/31/j/o0400030014425211794.jpg?caw=800)
上部線はこの付近でカーブしていました。このカーブが、山頂方で上部線の事実上の後継路線として営業している妙見の森リフト(旧・妙見リフト)がケーブル山上駅まで延ばせなかった一因になっています(原則、リフト路線は直線でしか設置できないため)。
また、側面には石垣がありますが、これはケーブル時代からのものだったのでしょうか?
右側の階段は妙見の森ふれあい広場へ通じています。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/4a/28/j/o0400030014425211829.jpg?caw=800)
線路跡はリフト路線に転用されています。勾配はきついですが、リフトは楽々と登ります。
写真の地点では道路を跨ぎます。果たして現役時に橋梁があったのか、ケーブル廃止後に立体交差になったのか、定かではありません…。私はこの部分の防護柵の下に橋梁があったかどうかを見忘れてしまいました…orz
また、防護柵上には、ふれあい広場駅起点の0.1kmポストが設置されています。
このキロポストも運営しているのが能勢電鉄だから設置されているのかもしれません。
また、防護柵上には、ふれあい広場駅起点の0.1kmポストが設置されています。
このキロポストも運営しているのが能勢電鉄だから設置されているのかもしれません。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/bf/a3/j/o0400030014425211838.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/06/6e/j/o0400030014425211853.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/6c/d2/j/o0400030014425211874.jpg?caw=800)
能勢妙見山へはここからさらに山を登り徒歩10分ほどです。
乗換駅 | 乗換路線 |
中間駅 | 能勢電鉄:妙見の森ケーブル (元・下部線。現・ケーブル山上駅) |
中間駅 | 能勢電鉄:妙見の森リフト (ふれあい広場駅まで徒歩5分) |
中間駅 | 能勢電鉄:シグナス森林鉄道 (ベガ駅まで徒歩5分) |
妙見山駅 | 能勢電鉄:妙見の森リフト (妙見山駅はケーブル駅跡と同一地点) |
(参考:Wikipedia)