第347回 九州へ。門司港の廃線跡と下関市・火の山ロープウェイに乗車。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

2005年10月9日、日帰りの日程で、関門地区や福岡県の路線を乗りつぶす旅に出かけました。

今回は午前中の模様を中心にUP致します。
今回の日程 2005年10月9日(日) 【その1】 

加古川604(JR神戸線・943M)620姫路631(山陽新幹線・ひかりレールスター441号)831小倉844(鹿児島本線・3184M快速)859門司港(徒歩・鹿児島本線貨物支線と田野浦公共臨港鉄道の休止線→関門国道トンネル)1035壇の浦1040(火の山ロープウェイ)1044火の山1120(ロープウェイ)1124壇の浦(徒歩)火の山ロープウエイ1141(サンデン交通バス)1151下関駅(徒歩)下関

【その2へ続く】
この日は4時半に起床し、朝食後に自宅を出発。加古川駅の『みどりの窓口』にて北九州市内までの乗車券と姫路→小倉の新幹線自由席特急券を購入し、まずはJR神戸線の下り普通電車(223系1000番台8連)に乗り姫路駅まで移動しました。
姫路駅では新幹線ホームへと移動して、山陽新幹線の『ひかりレールスター441号』(700系E編成8連)に乗車しました。1号車自由席は窓側の席が全て埋まっていて、私は仕方なく3人掛けの通路側C席に座りましたが、運良く次の岡山でA席の乗客が下車したため、私はA席へと移動して車窓風景を眺めながら小倉駅までの移動を楽しみました。

小倉駅にて下車後、在来線ホームへと移動して、鹿児島本線の上り・門司港行き3184M快速に乗車しました。811系4連×2で、車内はガラガラだったので空いている転換クロスシートに座りましたが、811系と813系は扉間の座席が5列なのに対し、窓が3枚なので窓割と座席の前後間隔(シートピッチ)が合いません…。こういった車両は不当に前後の客がカーテンを閉めようとするのが厄介であまり好きになれません…。とは言えガラガラなので窓に対応した座席に座って、終点・門司港までの車窓風景を楽しみました。そして小倉から15分で終点の門司港駅に到着しました。
門司港駅は4年ぶりの訪問ですが、レトロな雰囲気が残っていて、構内を一通り見てから改札を出て、駅舎を撮影しました。



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2枚とも門司港駅にて。現在は駅舎の改修工事中です。

その後は鹿児島本線には乗らずに、門司港駅の東側から北へ延びていた鹿児島本線貨物支線の休止線に沿って歩きました。この貨物支線は私が訪問する少し前の10月1日に休止となり、2008年には一度廃止となりました。その後、この貨物線は平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線として復活し、現在に至っています。当時はこの貨物線が復活するかどうか分からなかったので、早期に訪問することにしました。しばらく門司港レトロ地区を歩くと貨物駅の外浜駅に着き、写真撮影しました。



イメージ 3

外浜駅にて。現在の出光美術館~ノーフォーク広場の間にありました。

その後は北九州市が保有する田野浦公共臨港鉄道の休止線に沿って歩くと、和布刈トンネルに差し掛かりました。トンネルの入口は柵で覆われていて、私は海岸を迂回して関門国道トンネル人道入口を経て将来は関門海峡めかり駅になる一帯で休止線と再会しました。その後も延々と続く休止線を辿りましたが、時間の関係もあり泣く泣く途中で引き返しました…。

休止線探訪の次は、関門国道トンネルの人道を通って九州・福岡県から本州・山口県入りし、出口で地上へ出て本州上陸を果たしました。関門海峡の方を見ると私が先程までいた九州の地が間近に見えました。その後は山を登り、関門国道トンネル人道入口の近くにある、下関市が運営する火の山ロープウェイの壇の浦駅に着きました。このロープウェイは利用客減により2003年に一度休止されましたが、2005年10月1日に季節運行ですが、運転が再開されました。今回は門司港の貨物線休止と火の山ロープウェイの復活のタイミングが合ったので、2箇所あわせて訪問することになりました。

壇の浦駅では往復チケットを求め、早速ロープウェイに乗ります。乗客は5~6人と少なく、先が思いやられましたが、今も廃止されずに頑張っているようでホッとしました。私は山麓側のポジションを取り、関門海峡や関門橋、対岸の門司港地区を眺めながら火の山駅到着までの4分間を楽しみました。



イメージ 4

火の山ロープウェイからの眺めです。

火の山駅到着後は展望台で風景を眺めたり駅前を少し散策したりしました。火の山駅周辺には人が多かったですが、マイカーでの訪問客が多そうでした…。
そして11時20分の便で下山し、今度は壇の浦駅前を発車する路線バスに乗りましたが、会社名が「サンデン交通」で、我が地元・兵庫県の「山陽電車」と間違えそうでした。こちらの「サンデン」は、かつて下関で路面電車を運営していた山陽電気軌道のことで、当然こちらでも略称が「サンデン」になる訳です。
私の乗ったバスはガラガラで、3人だけでした。発車後は関門橋をくぐり、唐戸市場を見ながら下関市街を通り、10分の乗車で11時51分に下関駅に到着しました。乗客は10人ほどにまで増えていました。下関駅といえば立派な三角屋根の駅舎でしたが、翌年1月に発生した放火事件により焼失しました…。



イメージ 5

下関駅にて。この3か月後に三角屋根の駅舎が焼失しました…。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
下関市:火の山ロープウェイ 壇の浦~火の山 439m


今回新たに訪問した廃線跡

路線名区間
現在の門司港レトロ観光線(2005年当時)門司港~関門海峡めかり(2.1km)
(※)貨物線としては2005年までに廃止。そして2009年に門司港レトロ観光線として復活。

(参考:Wikipedia)