新潟駅にて。115系近郊型電車です。新潟地区では最も新しいタイプの塗色です。
今回で信越本線シリーズは最終回を迎えます。新潟県の中越地区・長岡市と県庁所在地の新潟市を結び、
日本海縦貫線の一翼を担っている区間でもある長岡~新潟を紹介します。
日本海縦貫線の一翼を担っている区間でもある長岡~新潟を紹介します。
尚、記事は2012年に作成・投稿したものです。現在は変化していますが、ご了承下さい。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
JR東日本:信越本線 | 高崎~横川(29.7km)、篠ノ井~新潟(220.6km) | 横川~篠ノ井は廃止・転換 |
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR東日本:信越本線 | 長岡~新潟 | 63.3km | 全区間複線・直流1,500V電化。 |
踏破達成時 | 1999年3月 |
撮影時 | 2011年ほか |
長岡駅にて。単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の構造で、橋上駅舎を有しています。
上越線からの列車も乗り入れてきます。基本的に当駅で系統が分断されていて、直江津方面と上越線方面へは一部を除き乗換となります。
また、単式ホームの1番線は使用されていません。貨物列車などが通過して行くのみです。
上越線からの列車も乗り入れてきます。基本的に当駅で系統が分断されていて、直江津方面と上越線方面へは一部を除き乗換となります。
また、単式ホームの1番線は使用されていません。貨物列車などが通過して行くのみです。
長岡を発車すると上越新幹線の高架橋と並行しながら市街地を北上し、北長岡を過ぎて栖吉川を渡ると田園地帯へと入り、左手に新幹線の保線基地を見た後に徐々に新幹線が左へ分かれていくと押切に着きます。押切を発車後は刈谷田川を渡り長岡市から見附市へと入り、田園風景から住宅地へ変わると見附に着きます。見附の中心市街地は約2km南東側にあります。
押切~見附にて。西側車窓を望むと上越新幹線の高架橋が、さらに遠方には弥彦山などを望めます。
見附を発車するとすぐに田園風景へと戻ります。しばらく走ると三条市へ入り帯織、東光寺と北北東へ進みます。東側には山並みが見られます。やがて住宅地へと入ると三条、そして車窓左側に広がる市街地を見ながら走り、右へカーブすると五十嵐川を渡ります。その後は弥彦線が左側から合流し、東三条に到着します。
東三条駅にて。弥彦線は乗り換えです。
写真奥には弥彦線列車が使用していた旧ホームの一部が残っています。
かつての弥彦線は山側の越後長沢まで営業していましたが、1985年に廃線となりました。
写真奥には弥彦線列車が使用していた旧ホームの一部が残っています。
かつての弥彦線は山側の越後長沢まで営業していましたが、1985年に廃線となりました。
東三条を発車すると住宅地から田園地帯へと入り、保内を過ぎると右側の山並みが接近してきます。加茂市へと入りしばらく走ると市街地に変わり、かつては蒲原鉄道線が分岐していた加茂に着きます。
加茂を発車後は加茂川を渡り、丘陵の住宅地を走ると田上町へ変わります。
加茂を発車後は加茂川を渡り、丘陵の住宅地を走ると田上町へ変わります。
加茂~羽生田にて。加茂川を渡ります。山並みが迫ってきています。
かつては山の方へ向けて村松、五泉まで蒲原鉄道の路線が営業していました。
かつては山の方へ向けて村松、五泉まで蒲原鉄道の路線が営業していました。
その後は右側の住宅地と左側の田園地帯との間を羽生田、田上と北上し、政令指定都市となった新潟市・秋葉区へ入っても車窓左側には広大な田園風景を望みながら走り、矢代田を過ぎてばらくすると住宅地へと入り古津、その後も住宅地の中を走り、やがて左側にJRグループでは唯一の直営車両工場である新津車両製作所からの引込線が合流し、続いて右側から磐越西線の線路も合流すると新津に到着します。
新津駅にて。単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の構造で、橋上駅舎を有しています。
羽越本線、磐越西線が分岐していて、側線もあり構内は広いです。また、旧・新津市は「鉄道の町」としても有名です。
羽越本線、磐越西線が分岐していて、側線もあり構内は広いです。また、旧・新津市は「鉄道の町」としても有名です。
新津を発車すると羽越本線が右へと分かれ、住宅地を北上すると、さつき野に着きます。その後は磐越自動車道をアンダーパスし、田園を開発した新興住宅地の中を走り荻川、小阿賀野川を渡り江南区へと入ると田園風景に変わりますが、すぐに雑然とした住宅地へと戻りしばらく走ると亀田に着きます。
荻川~亀田にて、田園風景の中を走りますが、沿線には宅地開発の波が押し寄せて来ています。
亀田を発車後は左側の新興住宅地と右側の田園地帯との境目を走り、日本海東北自動車道をアンダーパスした後は東区の住宅街へと変わり越後石山着。その後は新潟貨物ターミナル駅への貨物線が右へ分岐し、右側に新潟車両センターを見ながら走ると同じ右側から白新線の線路が合流します(上沼垂<かみぬったり>信号場)。更に上越新幹線の新潟新幹線車両センターからの回送線(高架橋)も並走して中央区へ入ると焼島駅へ至る貨物線が右へ分岐し、続いて2010年に廃止となった沼垂駅への貨物線跡が直進して分岐すると同時にこちらは左へ大きくカーブします。
そして針路を西へ変えると市街地へと入り、間もなく信越本線の終着駅である新潟駅に到着します。
そして針路を西へ変えると市街地へと入り、間もなく信越本線の終着駅である新潟駅に到着します。
新潟駅にて。在来線は単式ホーム1面1線と島式ホーム3面6線の構造で、南北にそれぞれ駅舎を有しています。
現在、高架化工事が進んでいます。2021年度に全面竣工の予定だそうです。
現在、高架化工事が進んでいます。2021年度に全面竣工の予定だそうです。
新潟駅の万代口駅舎です。昔ながらの駅ビルです。
駅前は市街地ですが、そんなに賑やかではありません。
駅の近辺では約1km北西側にある万代シティ辺りに商業施設が集積しています。
また、新潟市の中心市街地は萬代橋で信濃川を渡った向こう側です。
駅前は市街地ですが、そんなに賑やかではありません。
駅の近辺では約1km北西側にある万代シティ辺りに商業施設が集積しています。
また、新潟市の中心市街地は萬代橋で信濃川を渡った向こう側です。
(おしまい)
今回紹介の区間は、日本海縦貫線の一部ということもあり、特急『北越』が走っています。また、寝台特急の『あけぼの』が長岡~新津を走りますが、上りが新津駅に停車するのみです。
普通列車は長岡~新潟を通して運転する系統がメインで、長岡以南からの直通列車、新津(1往復のみ羽生田)~新潟の区間列車も多数あり、新津~新潟では磐越西線と直通運転する列車もあります。そして一部列車は新潟から越後線や白新線へ乗り入れます。また、新井と新潟とを結び、指定席・グリーン車指定席を連結している快速『くびき野』が3往復運転されています。485系6連が使用され、自由席もリクライニングシートなので、乗り得列車です。
さらに2012年3月に臨時列車化された急行『きたぐに』の後を受けて、直江津~新潟では朝の下りが快速『おはよう信越』、夜の上りが快速『らくらくトレイン信越』として全車指定席の列車が各1本運転されています。
さらに2012年3月に臨時列車化された急行『きたぐに』の後を受けて、直江津~新潟では朝の下りが快速『おはよう信越』、夜の上りが快速『らくらくトレイン信越』として全車指定席の列車が各1本運転されています。
運転本数は、長岡~新津では概ね毎時1本ですが、データイムは間隔が開くことがあります。そして新津~新潟では毎時3本程度の高頻度運転を行っています。また、ラッシュ時は増発されます。
使用車両は、快速『くびき野』が485系、普通列車は長野色(直江津~柿崎のみ)や新潟色の115系電車をメインに、E127系も使用されています。また、磐越西線からの直通列車はキハ40系やキハ110系気動車が使用されています。
長岡~新潟の普通列車での所要時間は1時間20分程度で、新幹線と比較して1時間近く差を付けられています。
また、今回紹介の全区間でICカード『Suica』が利用可能です。但し、区間外へまたがって使用することはできないのでご注意を(長岡より先、直江津方面と上越線は利用不可、磐越西線は五泉まで、羽越本線は新発田まで。弥彦線は利用可能。)
また、今回紹介の全区間でICカード『Suica』が利用可能です。但し、区間外へまたがって使用することはできないのでご注意を(長岡より先、直江津方面と上越線は利用不可、磐越西線は五泉まで、羽越本線は新発田まで。弥彦線は利用可能。)
乗換駅 | 乗換路線 |
長岡駅 | JR東日本:上越新幹線、信越本線(直江津方面)、(上越線列車) |
東三条駅 | JR東日本:弥彦線、弥彦線・北三条駅までの廃線跡探訪記事 |
新津駅 | JR東日本:羽越本線、磐越西線 |
新潟駅 | JR東日本:上越新幹線、越後線、白新線 |
(参考:Wikipedia)