高松琴平電気鉄道【ことでん】志度線(香川県。2009年訪問)

琴電志度駅にて。

今回は、うどん県こと香川県の県庁所在地・高松市と、さぬき市志度地区を結ぶ路線、
高松琴平電気鉄道【ことでん】志度線を紹介します。

(Yahoo!地図を使用)  

路線名	区間	営業キロ	備考
高松琴平電気鉄道：志度線	瓦町～琴電志度	12.5km	(※1)

(※1)全線単線・直流1,500V電化。軌間1,435mm。      
  
  

踏破達成時	2002年2月
撮影時	2009年9月

起点の瓦町駅は琴平線、長尾線とは違い、駅ビル(高松天満屋)の東側にあります。
かつては高松築港まで乗り入れていたのですが、現在は線路が繋がっていません。
琴平線、長尾線との乗換は構内の連絡通路を利用します(動く歩道あり)。

志度線の瓦町駅は頭端式ホーム１面２線の構造で、駅全体が屋根に覆われています。
ラッシュ時以外は電車の停まっている４番線のみを使用します。

瓦町を発車すると市街地の中を左へ右へカーブしながら多数の踏切を通過しながら東へ走り、今橋検車区と今橋工場が併設されている今橋に着きます。

今橋駅にて。構内には今橋検車区と今橋工場があります。

今橋を発車後も市街地を松島二丁目、沖松島と進み、詰田川を渡ると車窓左側にあるゴルフ場を見ながら走り春日川に着きます。春日川を発車後は駅名と同じ春日川を渡り、北側の新川と南側の運河？に挟まれた場所を走ります。そして新川と相引川を渡ると屋島地区(法定上は島ではなく四国本土の一部)へと入り潟元に着きます。

春日川～潟元にて。左前方には屋島を望めます。

潟元を発車後は住宅地や屋島陸上競技場を見ながら走り、さらに左側に山の「屋島」を望みながら走ると琴電屋島駅に到着します。

琴電屋島駅を発車すると相引川を渡り屋島地区を出て住宅地を通り古高松、引き続き住宅街を走ると八栗に着きます。
八栗を発車後も住宅地を東へ進み六万寺、その後は田園も混在した風景の中を走り、右側から国道11号線とＪＲ高徳線が寄り添うと大町、そして国道11号線越しに高徳線と並走して八栗新道に到着します。国道の反対側には高徳線の讃岐牟礼駅を見る事ができます。

大町～八栗新道にて。田園越しに五剣山(八栗山)を望めます。
ケーブルカーで山頂近くにある八栗寺(四国八十八箇所霊場の第八十五番札所)まで行く事が可能です。

八栗新道付近にて。国道11号線の反対側にはＪＲ高徳線が並走しています。
わずかに讃岐牟礼駅が見えます。

八栗新道を発車すると高徳線と分かれ、国道11号線と並走しながら田園地帯を東へ進み、国道と分かれると塩屋、その後は一瞬、志度湾沿いを走りますが、山側には道の駅「源平の里牟礼」があります。

塩屋～房前にて。穏やかな志度湾の間近を走ります。

そして志度湾と離れ、少し内陸へ入ると房前に着きます。
房前を発車後しばらくの間は志度湾の美しい風景を見ながら走ります。やがて志度湾と離れると原に着きます。原を発車後は再び国道11号線、高徳線と並走しますが、高松市からさぬき市に入ると国道、高徳線と分かれ住宅地の中を走り、やがて市街地へと変わると終点の琴電志度に到着します。

琴電志度駅は頭端式ホーム１面２線の配線ですが、一部を除き電車の停まっている南側の線のみを使用します。

琴電志度駅にて。木造駅舎で、市街地の中にある有人駅です。
ＪＲ高徳線の志度駅は南へ徒歩２分の場所にあります。

乗り鉄の注意点  

志度線では他線と同じく各駅停車のみの運転で、瓦町～琴電志度間では早朝、深夜を除き20分間隔で運転されています。また、平日の朝夕ラッシュ時は瓦町～大町の区間列車が増発され、瓦町～大町では10分間隔での運転となります。

車両については、名古屋市営地下鉄の東山線や名城線・名港線で使用されていた車両が第２の活躍をしています。
かつては旧型車が多く走っていましたが、2007年までに淘汰されました。

瓦町からの所要時間は、琴電屋島まで15分、八栗まで19分、琴電志度まで34分です。

のりかえ  

乗換駅	乗換路線
瓦町駅	高松琴平電気鉄道：琴平線、長尾線
琴電屋島駅	屋島ケーブル (屋島登山口駅まで徒歩5分。2005年廃止)
八栗駅	四国ケーブル：八栗ケーブル (八栗登山口駅まで徒歩20分)
八栗新道駅	ＪＲ四国：高徳線 (讃岐牟礼駅まで徒歩１分)
琴電志度駅	ＪＲ四国：高徳線 (志度駅まで徒歩２分)

  

(参考：Wikipedia)