常磐線(その2・取手~水戸) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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高浜駅にて。特急『フレッシュひたち』に使用されるE653系電車です。

  

今回は、常磐線編の第2回、交流電化区間に入り、茨城県内の  
取手~水戸間を紹介します。  

  

尚、東京から近いのに交流電化されているのは、石岡市柿岡に気象庁地磁気観測所があり、
直流電化ですと対策を施さないと観測に影響が出るからです。
常磐線ではコスト面や技術面から交流電化が選択されました。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間・営業キロ   備考  
JR東日本:常磐線  日暮里~水戸~岩沼([※1]343.1km)  支線は含めず  
[※1]2011年3月11日以前のデータです。     

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ  備考  
取手~水戸  77.9km   全線複線。(※2)交流20,000V(50Hz)電化  
(※2)取手駅から藤代駅手前のデッドセクションまでは直流1,500V電化。     

  

  

踏破達成時   2002年1月  
撮影時   2009年、2010年  

  

  

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取手駅にて。写真のE231系は直流専用で、当駅より上野方へ折り返して行きます。

  

取手を発車すると関東鉄道常総線が左へ離れ、右へカーブして田園地帯を走ります。しばらくすると直流電化から交流電化へのデッドセクションを通過します。651系は一旦照明が消えてデッドセクション通過が分かりますが、その他の車両(E531系、E653系)では照明が点いたままなのでデッドセクションを実感しにくいです。デッドセクションを過ぎるとすぐに藤代に着き、その後は小貝川を渡り左へカーブして関東鉄道竜ヶ崎線が寄り添い佐貫に到着します。
佐貫を発車すると牛久沼に近い丘陵地帯を走り、住宅地に変わると牛久、その後も駅間はローカル風景、駅周辺は住宅地といった車窓風景を繰り返しながら、ひたち野うしく、荒川沖と進み、やがて左前方に市街地が見えてきて桜川を渡ると土浦に到着します。

  
  

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土浦駅にて。15両編成での運用は当駅までで、主に付属編成の増結・開放が頻繁に行われています。
また、約半数の普通列車と特別快速の全列車が当駅止まりで、以遠は普通列車の本数が半減します。

  

土浦を発車後も駅間は田園や丘陵、駅周辺は住宅地の車窓風景が神立、高浜と続きます。

  
  

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高浜駅にて。当駅では特急列車が普通列車を追い抜く場面が多く見られます。

  

高浜駅を発車後しばらくすると市街地に入り、右側から鹿島鉄道線の廃線跡が寄り添うと石岡に到着します。

  
  

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石岡駅にて。廃止になった鹿島鉄道のホーム(一部を除く)や線路は既に撤去されています。

  

石岡を発車してしばらくすると丘陵の農村風景の中を羽鳥、岩間と北上し、やがて右へカーブして左側から来た水戸線と合流し、友部に到着します。友部町は平成の大合併によって笠間市になりました。尚、友部駅の発車メロディーは笠間市にゆかりのある坂本九さんの曲が使用されています。

  

友部を発車すると農村部を東へ進みますが、途中に上下線が大きく離れる区間があります。これはかつての内原操車場の名残で、現在は跡地に電留線やグラウンド、農場があります(いずれもJRの施設)。上下線が合流すると内原駅で、その後は左手にイオンモール水戸内原を見ながら田園地帯に入り、赤塚からは住宅地に変わります。そして右へカーブすると沢渡川緑地や偕楽園を見ながら走り、続いて左へカーブすると毎年初春の「梅まつり」の時期にのみ営業する臨時駅の偕楽園駅を通過します。ちなみに偕楽園駅は下り線ホームのみで、上り線にはホームはありません。

  
  

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偕楽園駅にて。営業日が極端に少ない臨時駅です。

  

偕楽園駅を通過後は右に千波湖、左に水戸市街を見ながら進み、やがて左右に線路が増えてくると茨城県の県庁所在地・水戸市の中心駅である水戸に到着します。

  
  

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水戸駅は島式ホーム4面8線の大規模な駅で、側線があります。常磐線の列車は3番線から7番線を使用します。
いわき方面へは当駅で乗り換えですが、上野方面からの列車は一部を除き車両基地のある勝田まで直通します(高萩まで直通する列車もあり)。

  
  

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水戸駅北口にて。大規模な駅ビルがあり、商業施設が入居しています。
北口のペデストリアンデッキには水戸黄門像があります(助さんと格さんも)。
また、南口の再開発も進み、家電量販店をはじめ商業施設が進出しています。

  

(つづく)  

  

  

乗り鉄の注意点  

データイムは特急『スーパーひたち』と『フレッシュひたち』が毎時各1本、E531系使用の中距離電車(普通[案内上は『快速』]、特別快速)が取手~土浦では毎時4本運転されていますが、土浦~水戸間では毎時2本に半減します。また、土浦~水戸では区間列車が、友部~水戸間では水戸線との直通列車が運転されています。

  

尚、E531系10両編成または15両編成の普通、特別快速にはグリーン車が連結されていて、『青春18きっぷ』使用時でも別途グリーン料金を支払えばグリーン車に乗車できます。

  

取手~水戸の、普通列車利用時の所要時間は約1時間半かかります。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
取手駅  
取手駅  
JR東日本:常磐線【常磐快速線】(日暮里・上野方面)、<常磐緩行線>  
関東鉄道:常総線  
佐貫駅  
土浦駅  
関東鉄道:竜ヶ崎線  
筑波鉄道線の廃線跡(簡易記事)筑波研究学園線(未成線)  
石岡駅   鹿島鉄道:鹿島鉄道線(2007年廃止)  
友部駅   JR東日本:水戸線  
水戸駅   JR東日本:常磐線(いわき・仙台方面)水郡線  
水戸駅   鹿島臨海鉄道:大洗鹿島線  
  
(参考:Wikipedia)