![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/bd/b8/j/o0550041214425282955.jpg?caw=800)
今回から3度にわたり、茨城県の水戸駅から久慈川などに沿って山間部を北上して福島県の安積永盛駅、そして東北本線へ乗り入れて郡山駅へ至る本線と、上菅谷から常陸太田へ至る常陸太田支線で形成されている非電化ローカル線、
水郡線(すいぐんせん)【愛称:奥久慈清流ライン】を紹介していきます。
水郡線(すいぐんせん)【愛称:奥久慈清流ライン】を紹介していきます。
第1回目は、茨城県の県庁所在地である水戸から平野部、そして丘陵地を北へ進み、やがて久慈川沿いへ出て山間部を走り、茨城県北部の常陸大子(ひたちだいご)へ至る区間を紹介します。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/4f/bc/p/o0640048014425282985.png?caw=800)
路線名 | 区間・営業キロ |
JR東日本:水郡線 | 本線:水戸~安積永盛(137.5km)、支線:上菅谷~常陸太田(9.5km) |
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
水郡線 | 水戸~常陸大子 | 55.6km | 全区間単線・非電化 |
踏破達成時 | 2004年8月 |
撮影時 | 2010年8月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/b0/f1/j/o0550041214425283008.jpg?caw=800)
水郡線の列車はいちばん北側の1、2番線を使用しています。
水戸を発車するとすぐに左へカーブして常磐線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線と分かれます。その後は丘陵地を抜けて高架になって那珂川を渡り、地平へと戻り住宅地を北上すると常陸青柳に着きます(駅の一部分のみ、ひたちなか市に所在)。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/2c/9a/j/o0550041214425283016.jpg?caw=800)
常陸青柳を発車後は田園地帯を北上し、茨城県・水戸市からひたちなか市へと変わり常陸津田に着きます。その後は丘陵地へと入って田畑の中を後台、下菅谷と走り、住宅地へ入ると中菅谷に着きます。その後も住宅地を北上し、那珂市役所最寄りの上菅谷に到着します。
上菅谷を発車すると左へカーブして、直進する常陸太田支線と分かれますが、常陸太田支線の方が先に開業したために歴史的経緯で支線が直進、本線が分岐するような感じになっています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/00/c7/j/o0550041214425283027.jpg?caw=800)
その後もローカル風景の中を走りますが、やがて住宅地へ入ると瓜連に着きます。
瓜連を発車後は住宅地を通り、静(しず)を過ぎると掘割区間で丘陵地を下って常陸大宮市へと変わり、田園地帯を走ります。そして玉川を渡ると上り勾配で台地へと進み、やがて市街地へと入ると常陸大宮に到着します。
瓜連を発車後は住宅地を通り、静(しず)を過ぎると掘割区間で丘陵地を下って常陸大宮市へと変わり、田園地帯を走ります。そして玉川を渡ると上り勾配で台地へと進み、やがて市街地へと入ると常陸大宮に到着します。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/bd/cd/j/o0550041214425283045.jpg?caw=800)
常陸大宮を発車すると左へカーブして、台地を下って再び玉川の谷に広がる田園地帯を走ります。そして両サイドから少しずつ山々が迫ってくると右へカーブして玉川の谷から逸れて玉川村に着きます。玉川村を発車後は山あいの田園風景を見ながら北上します。そして右へカーブして短いトンネルを潜りしばらく進むと野上原に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/a3/2d/j/o0550041214425283063.jpg?caw=800)
野上原を発車後は左へカーブして久慈川の谷に出て、農村風景を見ながら北上すると山方宿に着きます。
山方宿を発車後は右手に山方の市街地を見ながら進みますが、トンネルを抜けると左側から山が迫ってきつつ田園地帯を走ると中舟生(なかふにゅう)に着きます。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/30/69/j/o0550041214425283084.jpg?caw=800)
そして下小川を過ぎてしばらく走ると久慈川を渡り、以後は左手に久慈川を見ながら北上します。そして大子町へと変わりしばらく走ると西金に着きます。
西金を発車後も久慈川に寄り添いながら走り、やがて久慈川を2回渡ると上小川に着きます。上小川を発車後は田畑の中を走りますが、やがて久慈川を渡りトンネルを抜けると久慈川の渓谷を見ながら走ります。その後少し谷が開けて、久慈川を渡ると袋田に着きます。日本名三瀑のひとつであるとされる袋田の滝へは当駅下車で路線バス(茨城交通)に乗換です。
袋田を発車後は久慈川を渡り、その後少しだけ久慈川に沿って走ります。そして押川を渡ると市街地へと入り、常陸大子に到着します。
西金を発車後も久慈川に寄り添いながら走り、やがて久慈川を2回渡ると上小川に着きます。上小川を発車後は田畑の中を走りますが、やがて久慈川を渡りトンネルを抜けると久慈川の渓谷を見ながら走ります。その後少し谷が開けて、久慈川を渡ると袋田に着きます。日本名三瀑のひとつであるとされる袋田の滝へは当駅下車で路線バス(茨城交通)に乗換です。
袋田を発車後は久慈川を渡り、その後少しだけ久慈川に沿って走ります。そして押川を渡ると市街地へと入り、常陸大子に到着します。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/80/05/j/o0550041214425283096.jpg?caw=800)
単式ホーム・島式ホームが各1面の計2面3線の構造です。
また、構内には車両基地があり、水郡線のキハE130系はここを拠点に運用されています。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e7/e6/j/o0550041214425283107.jpg?caw=800)
現在は屋根の色が上の写真のように変わっています。
(つづく)
現在の水郡線は普通列車のみの運転です。過去には準急・急行の運転がありました。
運転系統は水戸~常陸大宮・常陸大子・郡山と太田支線に直通する水戸~常陸太田の各系統があり、全系統が通る水戸~上菅谷では毎時1~2本です。また、上菅谷~常陸大宮でも概ね毎時1~2本ですが、時間帯によっては2時間ほど間隔が開く場合があります。そして常陸大宮~常陸大子では1~2時間間隔の運転となっています。
運転系統は水戸~常陸大宮・常陸大子・郡山と太田支線に直通する水戸~常陸太田の各系統があり、全系統が通る水戸~上菅谷では毎時1~2本です。また、上菅谷~常陸大宮でも概ね毎時1~2本ですが、時間帯によっては2時間ほど間隔が開く場合があります。そして常陸大宮~常陸大子では1~2時間間隔の運転となっています。
使用車両はキハE130系の独壇場です。2007年までは民営化後に導入されたキハ110系が使用されていましたが、異例の速さでの世代交代となりました。
水戸からの所要時間は、上菅谷まで約17分、常陸大宮まで30分強、常陸大子まで約1時間20分、郡山まで約3時間半です。
最後に、水郡線ではIC乗車カード『Suica』などを利用できないので、特に首都圏エリアや仙台エリアの『Suica』のエリア内各駅から乗車して水郡線の駅(水戸駅、安積永盛駅、郡山駅を除く)で下車される場合は注意が必要です。
また、『Suica』で水郡線を介して首都圏エリアと仙台エリアをまたがって乗車することはできません。ご注意下さい!
また、『Suica』で水郡線を介して首都圏エリアと仙台エリアをまたがって乗車することはできません。ご注意下さい!
乗換駅 | 乗換路線 |
水戸駅 | JR東日本:常磐線 (東京方面、いわき・仙台方面) |
水戸駅 | 鹿島臨海鉄道:大洗鹿島線 |
上菅谷駅 | JR東日本:水郡線【常陸太田支線】(常陸太田方面) |
常陸大子駅 | JR東日本:水郡線(安積永盛・郡山方面) |
(参考:Wikipedia)