![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/a0/02/j/o0550041214425098608.jpg?caw=800)
今回は、2011年3月に廃止届が提出され、既に廃線までのカウントダウンに入ってしまった、長野県の県庁所在地である長野市郊外の屋代(千曲市)から長野市内の松代を経て須坂(須坂市)へ至るローカル線、
長野電鉄屋代線を紹介していきます。
長野電鉄屋代線を紹介していきます。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/fd/c5/p/o0640048014425098627.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
長野電鉄:屋代線 | 屋代~須坂 | 24.4km | 全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2006年8月 |
撮影時 | 2009年12月、2011年4月 |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/a4/39/j/o0550041214425098640.jpg?caw=800)
屋代駅は、しなの鉄道の管理駅で、長野電鉄のホームは駅舎からいちばん遠い所にあります。
島式ホームの構造ですが、実際は東側の1線(5番線)のみで客扱いしています。
東屋代駅を発車後は住宅と田園の混在する中を走り、上信越自動車道をアンダーパスしてしばらくすると雨宮駅に到着します。
雨宮駅を発車すると左へカーブして沢山川を渡り、沢山川の堤防上を走ります。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/15/1d/j/o0550041214425098665.jpg?caw=800)
岩野駅を発車後も山の近くを走り、みたび上信越道をくぐると一面畑の中を走り、緩やかに左へカーブしながら松代の市街地の西端にある象山口駅に着きます。
象山口駅を発車すると右手に松代の市街地を見ながら畑の中を走ります。やがて学校や海津城跡公園などを望みながら線内唯一の有人駅(両端駅を除く)である松代駅に到着します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/1a/8d/j/o0550041214425098685.jpg?caw=800)
古く重厚な感じの駅舎が今も現役で、松代の町並みに合っています。
松代駅を発車すると左へカーブして住宅地の中を走ります。その後、上信越道と4度目の立体交差をした後は右手に山地を見ながら進み、やがて右へ大きくカーブすると金井山駅に着きます。
金井山駅を発車すると左手に千曲川の土手を見ながら住宅と畑の混在した風景の中を走り、相当短いトンネルを1つ抜けると大室駅に到着します。
大室駅を発車後は再びトンネルを抜けて住宅と畑の混在した中を走り、やがて信濃川田駅に着きます。
大室駅を発車後は再びトンネルを抜けて住宅と畑の混在した中を走り、やがて信濃川田駅に着きます。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/71/c4/j/o0550041214425098706.jpg?caw=800)
信濃川田駅を発車すると田園の中を走り、左へカーブすると上信越道と並走します。この上信越道の盛土のおかげで右側(東側)の車窓はあまり望めません…。そして程なくして若穂駅に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/66/cb/j/o0550041214425098723.jpg?caw=800)
若穂駅を発車後は左へカーブして上信越道と分かれ、田園風景の中を走ります。やがて沿線に民家が増えてくると綿内駅に到着します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/33/48/j/o0550041214425098737.jpg?caw=800)
井上駅を発車後は再びリンゴ畑の中を走りますが、小さな川を二回連続で渡ると車窓右手には住宅地が、左手には畑を見ながら走ります。やがて市街地に入り、左側から長野線が寄り添って車両基地を眺める頃になるとスピードが下がって終点の須坂駅に到着します。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/44/e5/j/o0550041214425098760.jpg?caw=800)
須坂駅は単式、島式ホーム合わせて3面5線で、運転上の拠点駅でもあります。
屋代線の電車は東側の4番線を使用しています。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/44/d5/j/o0550041214425098781.jpg?caw=800)
須坂駅の駅舎は2階建ての駅ビルで、2階部分に改札口があります。
屋代線では、朝は概ね1時間弱に1本、データイムは概ね1時間40分に1本、そして夕方以降は概ね1時間に1本の列車が運転されています。
松代~須坂間の区間列車が早朝に須坂行きが1本、夜間に1往復ある以外はすべて屋代~須坂間の運転です(列車運行上は須坂→屋代が下り)。
車両は、もと営団地下鉄日比谷線3000系だった3500系(ワンマン運賃収受対応のO編成)2連の独壇場です。
屋代~須坂の所要時間は36分~40分です。
また、これからお名残乗車をされる人が増えてくると思います。さらに今後、梅雨や台風のシーズンに入り、万一鉄道施設に甚大な被害が発生した場合は復旧されずにそのまま廃止になる可能性もゼロではないと思いますので、乗車するなら早いうちが良いでしょう。
(北陸鉄道石川線②【鶴来~加賀一の宮:2009年廃止】の記事より文章を引用<一部修正>。)
(参考:Wikipedia)