帯広駅にて。
今回は根室本線の2回目、特急列車が頻繁に往来する区間である新得~帯広~釧路を簡単に紹介します。
尚、毎度の事ですみませんが、写真が少ないです…。
尚、毎度の事ですみませんが、写真が少ないです…。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
根室本線 | 滝川~根室(443.8km) |
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
根室本線 | 新得~釧路 | 172.1km | 全線単線。非電化 |
踏破達成時 | 2003年4月 |
撮影時 | 2003年~2005年 |
新得駅にて。特急は全列車が石勝線へ直通します。
尚、石勝線の新得~新夕張は普通列車が設定されていないので、運賃のみで特急の普通車自由席に乗車できる特例があります。
尚、石勝線の新得~新夕張は普通列車が設定されていないので、運賃のみで特急の普通車自由席に乗車できる特例があります。
新得を発車すると、西側から山が迫るものの雄大な十勝平野の風景の中を走ります。やがて大きな町並みが見えてきて、十勝清水を過ぎると農村風景の中を羽帯、御影と進み、針路も南から東に変わります。やがて急に民家の立ち並ぶ市街地に入ると芽室で、その後は都市近郊の風景になり大成、帯広市に入り西帯広と進みます。そして帯広貨物駅を過ぎて高架区間になり、柏林台を経て右へカーブすると住宅街から市街地に変わり、帯広に到着します。
帯広駅は島式ホーム2面4線の高架駅で、1・2番線ホームと3・4番線ホームそれぞれに改札口があり、それぞれのホームを行き来するには一旦改札を出る必要があります(JR九州の宮崎駅も同じ構造です)。
また、札幌からの特急『スーパーとかち』は当駅止まりです。
また、札幌からの特急『スーパーとかち』は当駅止まりです。
帯広駅を望む。駅前広場も広くてきれいです。
かつては士幌線と「幸福駅」や「愛国駅」が有名だった広尾線が分岐していました。
かつては士幌線と「幸福駅」や「愛国駅」が有名だった広尾線が分岐していました。
帯広を発車後も高架で市街地を駆け抜け、札内川を渡ると一瞬、ローカル風景になりますが、再び住宅街が見えてくると札内です。しかし、札内を過ぎると住宅地も途切れ、丘陵と平地の境目を走ります。稲士別を過ぎ、完全に平地を出て住宅地に入ると幕別で、その後は農村風景に戻り、十勝川を渡ると利別で、利別川を渡り市街地に入って右へカーブし、北海道ちほく高原鉄道線の廃線跡と合流して池田に着きます。
池田駅にて。
以前は池北線→北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が分岐していました。
以前は池北線→北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が分岐していました。
池田を発車するとすぐに農村風景に戻り、十弗、豊頃と進みます。新吉野を過ぎると左へ大きくカーブして浦幌を過ぎると白糠丘陵の山間部に入り、トンネルを抜けて上厚内、谷間を下って厚内と進みます。厚内を過ぎると左へカーブし、少しの間だけ海沿いを走った後は山間部に戻り、釧路市に入ると直別に着きます。次の尺別を過ぎると海岸を走り、久しぶりにまとまった町並みが見えてくると音別に着きます。
音別を出るとしばらくの間は海岸線を走り、海と離れると今度は馬主来沼(パシクル沼)のほとりを走り、白糠町に入ります。トンネルを抜けると古瀬で、カーブしながら進むと市街地に入り、かつては白糠線が分岐していた白糠駅に着きます。
音別を出るとしばらくの間は海岸線を走り、海と離れると今度は馬主来沼(パシクル沼)のほとりを走り、白糠町に入ります。トンネルを抜けると古瀬で、カーブしながら進むと市街地に入り、かつては白糠線が分岐していた白糠駅に着きます。
白糠を発車すると左手から山が迫り、海岸近くを走ります。西庶路、庶路と進み、国道と並走しながら海沿いを走り、再び釧路市に入ります。阿寒川を渡ると都市郊外の風景に変わり、大楽毛、新大楽毛と進みます。そして貨物駅が併設されている新富士を過ぎると新釧路川を渡って釧路市街に入ります。左手に車両基地の釧路運輸車両所を見ながら進み、やがて釧路駅に到着します。
釧路駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の構造です。
札幌からの特急『スーパーおおぞら』は当駅止まりです。
札幌からの特急『スーパーおおぞら』は当駅止まりです。
釧路駅の駅舎です。古いですが立派な駅ビルで、道東の代表駅にふさわしい感じです。
また、自動改札機やLEDの発車案内が設置されていて、これらが設置されている日本最東端の駅です。
また、自動改札機やLEDの発車案内が設置されていて、これらが設置されている日本最東端の駅です。
この区間では特急列車が多数運転されていて、札幌~釧路の特急『スーパーおおぞら』が7往復と、札幌~帯広の特急『スーパーとかち』が5往復あります。
『スーパーおおぞら』は概ね2~3時間間隔、『スーパーとかち』は『スーパーおおぞら』を補完する形で、帯広までは両列車合わせて1~2時間間隔で運転されています。
『スーパーおおぞら』は概ね2~3時間間隔、『スーパーとかち』は『スーパーおおぞら』を補完する形で、帯広までは両列車合わせて1~2時間間隔で運転されています。
一方、普通列車は新得・芽室~帯広~池田・浦幌や音別・白糠・大楽毛~釧路では区間列車が多く、概ね2時間に1本は運転されていますが、途中の浦幌~音別を走る列車は6往復しかありません。普通列車で移動される際には時刻表での確認が必要です。
また、普通列車でも通過駅がある列車が多いので要注意です。
また、普通列車でも通過駅がある列車が多いので要注意です。
新得~帯広の所要時間は特急で30分台、普通列車で1時間少々です。
一方、帯広~釧路の所要時間は特急で1時間30分前後、普通列車では平均3時間強かかります。
一方、帯広~釧路の所要時間は特急で1時間30分前後、普通列車では平均3時間強かかります。
乗換駅 | 乗換路線 |
新得駅 | JR北海道:根室本線(富良野・滝川方面)、石勝線 |
釧路駅 | JR北海道:根室本線(根室方面)、<釧網本線列車> |