第125回 静岡鉄道と御殿場線・相模線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回のつづき…

2002年1月10日~1月15日の間、長期間に亘り乗り鉄をしました。
1月12日~1月14日の世間の三連休の期間は、JR東日本管内の新幹線・特急の指定席が乗り放題の『三連休パス』を使用して東北地方などの廃止危惧路線を中心に乗り鉄しました。

今回は1月11日、静岡から寄り道しながら東京を目指しました。
今回の日程 2002年1月11日(金)

新静岡911(静岡鉄道静岡清水線)932新清水(徒歩)清水949(東海道本線・438M)1040沼津1050(御殿場線・2546G)1216国府津1219(東海道本線・344M)1233平塚1236(3758M快速アクティー)1241茅ケ崎1307(相模線・1367F)1405橋本1410(横浜線・1321K快速)1421八王子1425(中央快速線・1464H中央特快)1516東京1548(山手線外回り)1550有楽町(徒歩)銀座1608(営団地下鉄銀座線)1620上野1636(京浜東北線)1638御徒町

【宿泊】
相変わらずこの日も起床が遅く、ホテルをチェックアウトしたのは9時前でした。そして思ったより歩いて9時10分頃に新静岡駅にたどり着きました。発車が1分後なので慌ててきっぷを購入して改札内に入り、タッチの差で間に合いました。
静岡鉄道静岡清水線は全区間が市街地を走っていて、景色は比較的単調でしたが途中に東海道本線との並走区間があり、JRの電車を見る事ができました。利用客はそこそこいましたが、駅が進むにつれて減少傾向でした。そして新静岡から約20分で終点の新清水に着きました。あっという間に静岡鉄道線の乗りつぶしが完了しました。


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新清水駅にて。

新清水駅から清水駅までは徒歩で移動しましたが、道がわからなかった事もあり10分少々かかってしまいました。何とか清水駅にたどり着き、この日も『青春18きっぷ』を使用の為、有人改札口から入場しました。

清水から乗った熱海行き438Mは113系の4連で、ボックスシートが埋まっていたのでロングシートに腰掛けました。結局、ボックスシートは空かずに沼津で下車しました。

沼津からは御殿場線回りで国府津を目指しました。国府津行き2546Gは313系3000番台の2連で、車内はボックスシートでした。乗客は少なく、余裕でボックスシートの前向き窓側席を確保できました。

御殿場線の道中は元・東海道本線とは思えないほどゆっくりとしたペースでした。途中、車窓左手には富士山を望めました。一つ気になったのは、無人駅でも発車メロディーが聞こえていたのでワンマン列車の運転士がホームへ出てスイッチを操作しているものと思いました。

しかし、運転士は車外に出ることなくメロディーが流れていました。後日調べたところ、313系には車外スピーカからメロディーを流せることを知りました。これは便利ですが、曲が1つしかないのが残念です…。

御殿場では乗客が増えました。駿河小山を過ぎると神奈川県に入りますが、相変わらずローカルな風景でした。小田急線との接続駅である松田でかなりの乗客が下車し、車内は閑散としてしまいました。最後はJR東日本の車両基地を見ながら走り、東海道本線と再会すると終点の国府津に到着しました。ちなみに御殿場線は全線がJR東海管内です。


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国府津駅にて。2009年撮影。

国府津からは沼津を御殿場線回りの2546Gの35分後に発車した344Mに乗り継ぎました。やはり熱海経由の新線の距離・時間短縮の効果は計り知れないです。車両は113系の11連で、JR東海の短編成の列車に乗り続けていたので、11両がやたらと長く感じました。乗車率はさほど高くなく、ボックスシートを独占できました。そして途中の平塚で後続の3758M快速「アクティー」に乗り換えて先を急ぎますが、今度は相模線を乗りつぶすために次駅の茅ケ崎で下車しました。ちょうどお昼時だったので駅で天ぷらそばを食べました。そして、当然ながら関東風の濃い色のつゆでした。

茅ケ崎からは前述の通り相模線の乗りつぶしをします。相模線ホームへ向かい、橋本行き1367F電車に乗ります。車両は205系4連で、前面は斬新なデザインです。乗車率は高く、車窓風景を確実に眺めるためにドア脇に立ちました。
相模線は10数年前まで非電化路線だったせいか、住宅地の中を走るもののどこかローカル線のムードも混在していたように感じました。
寒川からは西寒川へ支線が分岐していましたが、今回は廃線跡探訪をパスしました。また、厚木駅では小田急線と、そして海老名駅でも小田急線と、さらに相模鉄道線と接続し、さらに北上します。どうでもいい事ですが、途中の原当麻駅では、テレビ番組「クイズダービー」に出演していた漫画家のはらたいらさんをなぜか思い出してしまいました。地元の皆様、すみませんでしたorz 上溝からは相模原の市街地に入り、横浜線と合流すると終点の橋本に到着しました。


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橋本駅にて。2006年撮影。

橋本では横浜線の1321K快速八王子行きに乗り継ぎました。車両は205系の8連で、乗りつぶし済の区間ですが、またドア脇に立って景色を眺めていました。そして八王子で1464H中央特快の東京行きに乗り換えました。車両は201系の10連で、103系が多数走っている関西の人間にとって、首都圏では旧型になりつつある201系も新しく見えました。乗車率はそこそこでしたが、何度か乗ったことのある区間で、しかも疲れたので着席してしばし仮眠をとりました。起きた時はすでに新宿到着前で、その後も半分眠った状態のままで終点の東京に着きました。

東京駅では大型時刻表でホテルを探しました。広告欄で御徒町に手頃な料金の「御徒町ステーションホテル」を発見し、早速携帯で電話をしたら空室ありということで、予約をしました。

その後、東京では山手線に乗り換えて1駅、有楽町で下車しました。一度銀座の街を見物したくて、少し歩いてみました。ところが、旅行スタイルの格好をしている私は明らかに場違いな感じで、沿道でなりふり構わずチラシを配布していた若い女性がいましたが、私にだけはチラシを渡そうともしませんでした。いつもは何とも思わないのですが、銀座で歩く格好ではなかったからでしょうか? それとも私が田舎者だからでしょうか? 気になりました…。
一応銀座の街を眺めることができたので、営団地下鉄(現在の東京メトロ)銀座線で銀座駅から上野駅まで移動しました。やはり銀座線の車両は小さく感じました。

上野駅下車後はJRの、みどりの窓口へ向かい、『三連休パス』を購入して翌日に乗車する列車の座席指定を受けました。当時は指定の回数は無制限だったと思いますが、後年に4回まで制限され、ついに2010年には発売中止になってしまいました。少々高額ですが、東北方面への乗り鉄には重宝したのに…。

きっぷを購入した後は京浜東北線でひと駅、御徒町駅まで移動しました。そして、先刻予約した「御徒町ステーションホテル」にチェックインしました。この「御徒町ステーションホテル」はこの先何度もお世話になったホテルでした。

部屋に荷物を置いた後は外出し、アメ横などへ寄ってみました。そして夕食後すぐにホテルへ戻り、早めに就寝しました。
この日は田舎者まる出しの一日でした。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
静岡鉄道:静岡清水線新静岡→新清水11.0km踏破達成!
JR東海:御殿場線沼津→国府津60.2km踏破達成!
JR東日本:相模線茅ケ崎→橋本33.3km踏破達成!
JR東日本:横浜線橋本→八王子8.8km踏破達成!
帝都高速度交通営団:銀座線銀座→三越前2.0km(※1)
(※1)帝都高速度交通営団は2004年より東京地下鉄(東京メトロ)。

(参考:Wikipedia)