今回は、道東の釧路と網走を結ぶ長大路線である釧網本線を簡単に紹介します。
尚、毎度ながら画像が少なすぎますが、ご了承願います。
尚、毎度ながら画像が少なすぎますが、ご了承願います。
また、列車運行上は網走→東釧路が下りですが、今回は逆方向の東釧路→網走の順で紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
釧網本線 | 東釧路~網走 | 166.2km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 2004年5月 |
撮影時 | 2004年5月ほか |
釧網本線の起点は東釧路ですが、列車はすべて釧路市の中心駅である釧路から発着しています。
また、釧路~塘路(秋は川湯温泉)間には臨時列車の『くしろ湿原ノロッコ号』が春から秋の間に運転されています。
釧路から東釧路までの1区間は、根室本線上を走ります。駅北側にある大型小売店の建物が目立つ東釧路を発車すると左へカーブし根室本線と分かれ、北へ進みます。しばらくは郊外を走り、遠矢を過ぎると丘陵地帯にさしかかり、車窓左手には釧路湿原が見えてきます。そしてまもなく釧路湿原駅に到着します。
釧路湿原駅にて。
釧路湿原駅を発車すると蛇行しながら湿原内を進みます。細岡を過ぎても左手車窓はずっと湿原です。塘路駅の東側には駅名の由来にもなった塘路湖があり、今度は右側車窓にシラルトロ湖が見えてきます。そして茅沼を過ぎると次第に釧路湿原から離れて行き、五十石付近では農村風景に変わります。そのうち住宅街が見えてくると標茶に到着です。
標茶駅では、かつて標津線が分岐していました。
標茶駅を発車すると、国道391号線と並行する形で農村地帯を北北西へ磯分内、南弟子屈と進みます。そして再び市街地に入ると、かつては弟子屈駅と呼ばれていた摩周駅に到着します。摩周湖や阿寒湖へはバスに乗り換えです。
摩周発車後の車窓は農村地帯に戻り、美留和付近からアトサヌプリ(硫黄山)がよく見えます。私の訪問時は硫黄のにおいがしました。そして川湯温泉を過ぎると山越え区間に入り、トンネルを抜けると釧路管内からオホーツク管内に入ります。しばらくは森林の中を走り、緑からは農村地帯に変わり、だんだん周囲の山が遠ざかっていきます。札弦を過ぎると北東に向きを変え、小さな市街地に入ると清里町に着きます。
清里町を発車すると北海道らしい雄大な風景の中を南斜里、中斜里と進み、線路は北へ西へと向きを変えながら市街地に入り、知床斜里に到着します。
清里町を発車すると北海道らしい雄大な風景の中を南斜里、中斜里と進み、線路は北へ西へと向きを変えながら市街地に入り、知床斜里に到着します。
知床斜里からはオホーツク海沿岸の原野を西へ進みます。なぜ写真を撮らなかったんだろうorzと後悔するほど素晴らしい景色が展開されます。途中の止別と浜小清水はいずれもオホーツク海が近いです。また、浜小清水から小清水町中心部まで約10kmあります。
浜小清水を発車すると車窓左側では濤沸湖が見え、その手前には小清水原生花園を望めます。途中には原生花園駅がありますが、臨時駅で5月~10月の間しか営業しません。その後もオホーツク海と濤沸湖の間を走り、水路を渡ると網走市に入り北浜に着きます。
浜小清水を発車すると車窓左側では濤沸湖が見え、その手前には小清水原生花園を望めます。途中には原生花園駅がありますが、臨時駅で5月~10月の間しか営業しません。その後もオホーツク海と濤沸湖の間を走り、水路を渡ると網走市に入り北浜に着きます。
北浜を過ぎてもオホーツク海沿岸を走りますが、藻琴を過ぎると並行する国道244号線の方が海側を走るようになります。また、山側は斜面になります。鱒浦を過ぎると、列車からは見えませんが崖の上には新興住宅地が広がっています。そして海側に港が見えてくると少し長いトンネルに入り、それを抜けると市街地の中にある桂台駅です。桂台駅発車後は左へカーブし、網走市街の南側を走ります。そして左手に小高い丘が見えてくると線路が増え、網走に到着します。
網走駅にて。
石北本線と接続していて、一部列車は直通運転しています。
石北本線と接続していて、一部列車は直通運転しています。
網走駅の駅舎です。
石北本線の回にも写真を載せましたが、刑務所を思わせる駅入口です。
石北本線の回にも写真を載せましたが、刑務所を思わせる駅入口です。
釧網本線は本線を名乗りながら実態はローカル線です。
全線を直通する列車はたったの4往復で、極端に言えば朝・昼・夕・夜に各1往復となっています。そのうち昼間の1往復は快速『しれとこ』ですが、通過駅は少ないです。また、区間運転の列車は釧路~摩周・川湯温泉間が各2往復、緑~網走が3往復、知床斜里~網走が2往復などです。季節によっては午後に1往復ある区間列車が延長され全区間運転になることがあります。
全線を直通する列車はたったの4往復で、極端に言えば朝・昼・夕・夜に各1往復となっています。そのうち昼間の1往復は快速『しれとこ』ですが、通過駅は少ないです。また、区間運転の列車は釧路~摩周・川湯温泉間が各2往復、緑~網走が3往復、知床斜里~網走が2往復などです。季節によっては午後に1往復ある区間列車が延長され全区間運転になることがあります。
釧網本線では『ノロッコ』号の運転が有名で、夏季は『くしろ湿原ノロッコ号』、冬季は『流氷ノロッコ』号が運転されています。観光にはもって来いです。
乗換駅 | 乗換路線 |
(釧路駅) | JR北海道:根室本線(帯広・札幌方面) |
東釧路駅 | JR北海道:根室本線(根室方面) |
網走駅 | JR北海道:石北本線(北見・旭川方面) |