第104回 『トレインピック21』九州乗りつぶし(1) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2001年8月24日~8月27日にかけて、九州へ乗りつぶしの旅にでかけました。
九州への行き来は『青春18きっぷ』を、そして九州内では第96回で紹介した、九州内の21の特急・急行列車に乗車して景品を貰う『トレインピック21』という企画で鉄道を使うために用意された特急自由席に乗車可能な『ホップきっぷ』を使用しました。

『トレインピック21』参加者は該当の特急・急行列車に乗車し、車内改札時に車掌からパスポートにスタンプを押してもらいます。スタンプが全部揃えばJR九州にパスポートを送付して、景品をゲットできました。

『ホップきっぷ』とは、『トレインピック21』の参加者のみが購入できた九州内のフリーきっぷで、土・日の連続2日間、特急列車の自由席に乗車可能でした。1回目の参加者は『ホップきっぷ(\12,000)』、2回目は『ステップきっぷ(\10,000)』、3回目は『ジャンプきっぷ(\8,000)』と回数を重ねるごとに、きっぷの内容は同じながら値段が安くなっていきました。
今回の日程 2001年8月24日 (金)

加古川949(山陽本線・1721M快速)1005姫路1019(山陽新幹線・『ひかり141号』)1041岡山1111(山陽本線・1351M快速『山陽シティライナー』)1343広島1405(555M)1452岩国1515(559M)1812下関1818(247M)1825門司1833(鹿児島本線・4369M快速)1949博多 【宿泊】
九州内の『ホップきっぷ』が使えるのは土曜日曜の連続2日間だけなので、自宅を金曜日に出発しました。

いつもながらのスロースタートで、自宅を出発したのは朝9時20分頃で、加古川9時49分発の快速電車に乗りました。当初は在来線のみで九州を目指す予定でしたが、寝坊したせいで姫路~岡山は仕方なく新幹線でワープすることにしました。この時乗車した『ひかり』号は300系16連でした。自由席に乗りましたがガラガラで、一瞬でしたが快適な移動ができました。

岡山で在来線に戻り、岩国行き1351M(115系4連)で西へ進みます。車窓は過去に眺めた区間でしたが、尾道付近の瀬戸内海の眺めは何度見ても良かったです。そして西条から快速運転になり、ノンストップで一気に広島まで行きました。私は広島駅で下車し、駅ビル内のマクドナルドで昼食を済ませました。いつも周囲から「何かおいしい物食べてきたか?」と聞かれるのですが、「マクド」や「吉牛」と答えてしまうといつも相手はドン引きしてしまいます。当時の私はひたすら『鉄』のみの旅をしていたので……。


イメージ 1
2009年撮影。

さて、旅を再開します。広島から乗った岩国行き555Mは瀬戸内色の103系4連でした。当然、車内はオールロングシートで無理やり宮島など車窓風景を眺めました。


イメージ 2
2010年撮影。大畠付近にて。

岩国で559M(115系4連)に乗り換え、一路下関を目指します。難なく海側のボックス席を確保できました。乗客は私と同じく『18きっぷ』利用の旅行者が多いように思えました。藤生を過ぎて海が見えるとなぜか車内から歓声が上がり、山側のボックス席に座っていた一人旅と思われる女性客が私のボックスに乱入し、窓にへばりついて車窓に見入っていました。私はむやみにカーテンを閉める人よりは車窓風景に興味を持ってくれる人の方が好きなので今回はどうぞどうぞといった感じで一緒に安芸灘の風景を眺めました。そして岩国から約3時間、18時12分にようやく下関に到着しました。

今度は羽犬塚行き247Mに乗り継ぎ、関門トンネルをくぐります。車両は415系の4連+4連で、後寄り4両は国鉄交直流電車カラーになっていました。そしてトンネルを抜けて九州入りした直後の門司で後続の荒尾行き4369M快速に乗り継ぎました。車両は813系3連と811系4連を併結した7連で、私は後方の813系に乗車しました。どちらも転換クロスシート主体で快適なのですが、やはり両系列とも座席間隔と窓割が合っていなくて、前後の客にカーテンを閉められて車窓風景が望めなくなるリスクがあるので私は811系も813系もあまり好きではありません。むしろ大窓でカーテンのない817系は一番好きな部類の形式です。

まぁ、どちらにしても既に暗かったのでおとなしく座席に座って時刻表を取り出して翌日以降の行程を考えていました。時刻表とにらめっこすると時間が経つのが早く、あっという間に博多に着きましたが、定刻より6分遅れていたみたいです。

博多駅の改札を出ると、まずはJR九州の「みどりの窓口」へ直行し、以前に小倉駅で貰った『トレインピック21』のパスポートを提示して『ホップきっぷ』(\12,000)円を購入しました。今思えば『周遊きっぷ(九州ゾーン)』の方が良かったかなと思いますが、九州への往復の交通費がもったいなく思い今回は『18きっぷ』プラス現地の九州内のフリーきっぷの組み合わせにしました。

『ホップきっぷ』購入後は駅コンコースの公衆電話へ向かい、いつものようにタウンページで駅前のビジネスホテルを探します。「ホテルサライ」が1泊5,250円と安かったので早速電話し、空室ありだったので予約しました。博多駅前の吉野家の近くにあったラーメン屋(今回で通算3度目の訪問)で夕食を済ませてからチェックインし、明日に備えました。

(つづく)


今回の新規踏破路線はありません

(参考:Wikipedia)