【猿でも分かる解剖学 膝ver. 】 ~インナーマッスルが固いと膝が痛む?~ | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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ふとしたタイミングで膝が痛くなる、階段がつらいなど、膝の痛みって厄介ですよね?
   
・膝の電気治療した。
・大腿四頭筋が弱いと言われ、指示された通りに筋肉を鍛えた。
 
それでもなかなか治らない人が多いようです。
  
膝の痛みは色々ありますが、膝の内側に痛みやしびれがある場合は、神経による痛みかもしれません。
 
また、内ももに力を入れると更に痛みが増すようなら、それは腰や股関節から来ている神経の痛みの可能性があります。
 
今回は、そんな膝の痛みを解剖学的に見ていきましょう。
 
 
<インナーマッスルが固いと痛む?>
 
いくつか神経はありますが、今回着目した神経は閉鎖神経という神経です。
 
この神経は第2~4腰椎から出ている神経で、膝の内側まで続いています。その途中でインナーマッスルである大腰筋の間を通ります。写真の赤矢印の所です。
 
そのため、大腰筋が固まっている場合、この神経を圧迫してしまい膝の内側に痛みやしびれを起こす場合があります。
 
 
<女の子座りで痛みが出る?>
 
この神経は、枝分かれして股関節のつけ根にもあります。
 
大腿骨を外に捻じる筋肉(内外閉鎖筋)の間も通るため、この筋肉が固く短縮していると、やはりこの神経を圧迫してしまいます。写真の赤矢印の所です。
 
股関節を内側に捻じるような女の子座りをやると、痛みやしびれが出る場合は、この筋肉が原因です。
 
このように、膝に痛みがある場合でも原因は股関節にあることがあります。
 
 
<筋肉をほぐす方法>
 
〔股関節の後ろ側の筋肉をほぐす〕
 
ゴルフボールなどを用意してお尻の下に敷き、骨盤の写真の黒丸の部分に当てて下さい。この部分であれば比較的この筋肉を圧迫出来ます。
1回につき、1分ほど行えば十分です。
 
ボールがなくても、指先でグッと押すだけでも効果はあります。
 
〔大腰筋をほぐす〕
 
この筋肉はインナーマッスルというだけあって、圧迫という方法でほぐすのはちょっと難しいかもしれません。
 
ですので、筋肉を収縮させた後にゆるむという筋肉の特性を活かしてほぐすのが良いです。
 
大腰筋は、股関節のつけ根とみぞおちあたりに付きます。ですので、そこを押さえながら、股関節やみぞおちの運動をしましょう。体幹の写真の黒丸の部分です。
 
みぞおちからほぐす動画はこちら
https://youtu.be/TZDr1ZVrxW8
 
股関節からほぐす動画はこちら
https://youtu.be/p0k9Xx0bJ5s
 
これらの方法で、股関節由来の膝の痛みは楽になりますよ。
 
腰痛のある方も、インナーマッスルである大腰筋が使えるようになるので、腰の負担も楽になりますよ。
 
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