【便秘と腰痛の関係性】 〜筋肉と内臓から紐解く〜 | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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腰痛の方の話を聞くと、
特に女性の方に多いのですが、
便秘持ちというのが共通点としてあります。
 
「便秘と腰痛なんて関係あるの?」
と思う方もいるかもしれませんが、
この2つの関係はとても密接に関わりを持っています。
 
 
<内臓由来の腰痛の原因>
 
私達の身体は必ず重力の影響を受けています。
手や足はもちろん、
内臓などの内側の組織にも重力は影響し、
物理的に内臓の位置が下がりやすい状態になっています。
 
通常であればそれほど影響はないのですが、
疲労が溜まったり、
ストレスが溜まったりすると自律神経が乱れるため、
内臓の機能が低下し、内臓の位置が下がってきてしまいます。
 
その中でも特に影響を受けやすいのが肝臓です。
肝臓は内臓の中でも重いので下がりやすく、
肝臓が下がることで横隔膜が引っ張られる形で下がり、緊張してしまいます。
 
その時に問題になるのが、
大腸や小腸の位置です。
 
横隔膜が下がると腸も押し下げられます。
しかし、骨盤があるため下がることが出来ず、
左へ逃げるような形で位置が変わります。
 
このような状態になってしまった場合、
腸に圧迫が加わり、便などを排出する時に支障が出てきてしまうのです。
 
また横隔膜と大腰筋は筋連結で繋がっているため、
横隔膜が緊張することで大腰筋も緊張して固まってしまいます。
 
このように、
横隔膜の影響で大腰筋が緊張し、
腸が圧迫されてしまっている状態は、
慢性的な腰痛の原因の1つとして考えられます。
 
 
<便秘を解消し、腰痛を改善するには>
 
このような状態を改善するには、
肝臓の状態を整えつつ、
横隔膜が働いている状態に戻さなくてはなりません。
 
今回はセルフでもできる有効なケアの方法をお伝えしていきたいと思います。
 
[肝臓をほぐす]
 
一般的にみぞおちと言われている場所を、
指で数回グッグッと押して緊張を落としていきます。
呼吸に合わせて押すとやりやすいです。
 
 
[内臓も整える横隔膜のワーク]
 
・仰向けに寝て膝を立てます。
・両手をヘソから4横指下のところに当てます。
・口を閉じ、舌を上顎につけた状態で呼吸をします。
・ヘソ下を膨らませるように息を吸い、ゆっくりと息を吐きます。
 
このワークをすることで、
横隔膜の緊張状態が解けるので、
内臓への圧迫を減らすことができます。
 
また横隔膜は肝冠状間膜という膜を介して肝臓に繋がっているため、肝臓の位置も間接的に影響を与えることが出来ます。
 
腰痛や便秘に悩まされているという方は、
ぜひお試しください。
 
 
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