泳ぐ写真家龍之介 -23ページ目

「結婚」

知り合いから頼まれて、
久々にウェディングフォトを撮る事になりました。
もう、結婚式には縁がないと思っていたので、
少し新鮮で変な気持ちになりました。

ところで、

ウェディングには、様々な周辺産業があるのに驚きます。
それだけ、結婚がお金になるのか、
結婚できない人が多くて、需要があるのか
私にはわかりませんが、
世の中複雑になって、
なかなか結婚しづらい世の中になってきたのだけは
実感します。

私が結婚したのは、28歳の時。
「よく、結婚したな。結婚できたな!」
と今更ながら驚いてしまいます。
もっとも7年後に離婚しましたが(^∇^)。
不幸な離婚ではなかったので、昔のかみさんとは
今でも仲良しです(-^□^-)

その後、つき合っていた彼女が勝手に結婚の話を進めて
その気が無かった私は、逃げ出してしまい、
「無責任男」などと罵られ、
恐怖の体験をしました。

で、いろいろあったせいか、
「結婚」には、あまり明るい、前向きなイメージはありません。

ところで、

今にして思うと、
私や、私の回りを見渡すと、
結婚できたのは、
タイミングと勢い
があったからだと思います。
もっともそれができたのは
「若さ」と「無責任さ」もあったからでしょう。

しかし、今でも、「タイミングと勢い」がないと
結婚はなかなかできないと思います。

それに、私の歳にもなると、
基本的な価値観、世界観が共通していて
平穏のうちに生活できることが大前提です。

まあ、これだけは、私の場合、神様任せなので、
それがいつ訪れるのか分かりません。
それに、昔から神様任せだから気楽です。
ただ、そのときが再び訪れるのか?
そのときの「タイミングと勢い」。
それだけのパワーが残っているのか
それだけが問題です。





「東京オリンピック」

東京オリンピックが開催されたとき、
私は、10歳でした。
確か、その年に、柔道と、水泳を始めた記憶があります。

テレビ放送は、ほとんど見て、興奮しました。
それまでは、見た事もなかった競技ばかりだったので
強烈な印象を受けました。
日本選手が大活躍で、家族みんなで盛り上がったものです。
中でも、マラソンは一番、印象的でした。

当時は、生まれ故郷の熊本で生活していたので
実際に競技場に足を運ぶことはなかったのですが、
ジョギングで駒沢競技場に行ったり、
国立競技場プールに練習に行ったりすると、
「ああ、ここで、あの熱戦があったのだ」と
少なからず感動してしまいます。

東京がオリンピック開催候補地として立候補しています。
私としては、あまり賛成ではなく、
実現の可能性も低いと思っていましたが、
このご時世、
他の開催地と比べて、消去法でいくと
選ばれる可能性が出て来たと思っています。

もし、このオリンピックで、
20世紀的な金満オリンピックとは違うベクトルのオリンピックが
提案できるのなら、
それも、良いのでは?
と考え始めています。

夢と本物の感動が少ない国なので、
刺激になることは間違いないと思います。

ただ、
当時の日本チームと比べ、
ほとんどの競技で日本は、弱体化しているので
盛り上がりに欠けるかもしれません。







「営業」

カメラマンの営業と言ったら、
ポートフォリオ(作品集)を持って、
主に、制作会社や編集部に
売り込みに行くと相場が決まっていました。
それは、人の紹介だったり、
飛び込みだったりします。
あとは、個展を開いたり、雑誌に名前が掲載されたりとか。
それで、反応があれば、
電話がかかってきたものです。

しかし、昨年後半頃から、メールで、
問い合わせが来るようになりました。
そして、仕事に発展する事例が出て来ました。
おそらく、
私のウェブサイトをご覧になってのことだと思いますが、
少し前までは、考えられなかったことです。

というのも、
他の業界は分かりませんが、
この業界では、人づてや、紹介がないと、
仕事には、発展しなかったものです。

それが、変化してきた一つの原因としては、
制作スタッフが若くなって、
ネットや、メールでの情報収集に抵抗がない
ということがあると思います。
また、
広告出版バブルがはじけたこともあって、
クオリティと価格のバランスをシビアに考える
ようになったのだと思います。
そのためには、いつでもアクセスできて
タイムリーな情報を収集できるウェブが最適なのでしょう。
実際、大手の広告代理店制作部からの問い合わせ
も来るようになりました。

これは、金融危機に同調するように
増えて来ています。

ただ、
怪しげな、クライアントさんからの問い合わせもあるようで、
同業者の友人は、
仕事を受ける条件として、
撮影データを納品する前に、
ギャランティを支払うように求めたら、
その後、連絡がなかったそうです。

私は、この商売を始めて、約25年。
ギャランティの未回収はゼロで、
そのへんの嗅覚は優れているのですが、
このご時世、しばらくは、どんな大手でも
いつ何時潰れてしまうのか分かりません。

まとまった仕事の問い合わせがあると、
その辺も考えてしまい、
受けるのに慎重になってしまいます。

私としては、広く浅く、できるだけ安く、
仕事を受けているのが
まとまった収入はないかもしれませんが、
みなさんのお役に立て、
一番リスクが少なく、不況にも強いので、
安心なのです。

現在ホームページでは、
過去の、結構派手な仕事の
作品ばかり掲載していますが、
実は、その他にも、
細かい、便利屋的な仕事も数多くこなしています。
みなさんから、
ギャラが高そう。だと言われる事が多いのですが、
そういうことはありません。

お気軽に、ご相談ください。
撮影実績は、人物ファッション以外にも
「宝石から戦車まで」。

HPです↓

http://ide-photo.net