「営業」 | 泳ぐ写真家龍之介

「営業」

カメラマンの営業と言ったら、
ポートフォリオ(作品集)を持って、
主に、制作会社や編集部に
売り込みに行くと相場が決まっていました。
それは、人の紹介だったり、
飛び込みだったりします。
あとは、個展を開いたり、雑誌に名前が掲載されたりとか。
それで、反応があれば、
電話がかかってきたものです。

しかし、昨年後半頃から、メールで、
問い合わせが来るようになりました。
そして、仕事に発展する事例が出て来ました。
おそらく、
私のウェブサイトをご覧になってのことだと思いますが、
少し前までは、考えられなかったことです。

というのも、
他の業界は分かりませんが、
この業界では、人づてや、紹介がないと、
仕事には、発展しなかったものです。

それが、変化してきた一つの原因としては、
制作スタッフが若くなって、
ネットや、メールでの情報収集に抵抗がない
ということがあると思います。
また、
広告出版バブルがはじけたこともあって、
クオリティと価格のバランスをシビアに考える
ようになったのだと思います。
そのためには、いつでもアクセスできて
タイムリーな情報を収集できるウェブが最適なのでしょう。
実際、大手の広告代理店制作部からの問い合わせ
も来るようになりました。

これは、金融危機に同調するように
増えて来ています。

ただ、
怪しげな、クライアントさんからの問い合わせもあるようで、
同業者の友人は、
仕事を受ける条件として、
撮影データを納品する前に、
ギャランティを支払うように求めたら、
その後、連絡がなかったそうです。

私は、この商売を始めて、約25年。
ギャランティの未回収はゼロで、
そのへんの嗅覚は優れているのですが、
このご時世、しばらくは、どんな大手でも
いつ何時潰れてしまうのか分かりません。

まとまった仕事の問い合わせがあると、
その辺も考えてしまい、
受けるのに慎重になってしまいます。

私としては、広く浅く、できるだけ安く、
仕事を受けているのが
まとまった収入はないかもしれませんが、
みなさんのお役に立て、
一番リスクが少なく、不況にも強いので、
安心なのです。

現在ホームページでは、
過去の、結構派手な仕事の
作品ばかり掲載していますが、
実は、その他にも、
細かい、便利屋的な仕事も数多くこなしています。
みなさんから、
ギャラが高そう。だと言われる事が多いのですが、
そういうことはありません。

お気軽に、ご相談ください。
撮影実績は、人物ファッション以外にも
「宝石から戦車まで」。

HPです↓

http://ide-photo.net