「朝、起きたらブラジルが負けていた!」
なんか、狐につままれたような出来事でした。
「ブラジルは昔からフランスと相性が悪いので、もしかしたら、負けるかもね!」
と寝る前にかみさんに言ったことが現実になって、
言った本人がびっくりしてしまいました。
ブラジルは直前合宿地のスイスで、夜遊びばかりやっていたとか。
パレイラ監督の、優勝して当然と言わんばかりの発言とか、
結構慢心が見え隠れしていたのは事実です。
どんなに天才プレーヤーを揃えていても
歯車が狂うと、勝利の女神から見放される。
というサッカーの怖さを
ブラジルが証明してくれたのは
印象的でした。
ポルトガル対イングランド戦は、
イングランドの新聞が、
「10人の勇者と1人の愚か者」
と評したのが、すべてを物語っていました。
しかし、あのルーニーという選手は、
イングランドにとっては時限爆弾と同じで、
いつ爆発するのか楽しみにしていましたが、
準々決勝という大舞台で爆発したのがイングランドにとっては運のつきでした。
しかし、あれだけ感情をコントロールできない選手も珍しいと思います。
エリクソン監督も、彼を選んだことを後悔していることでしょう。
ルーニー以外のイングランド選手に同情してしまいます。
ということで、残ったチームはドイツ以外は
すべてラテン国家。
ゲルマン包囲網ができあがったわけですが、
ゲルマンは根性があるから油断できません。
いよいよワールドカップも佳境に入り
寝不足が続きます。
「体の浮力がなくなった」
と、最近、実感しています。
20歳までは、水泳、水球競技を10年ほど続けていたので、
いわゆる水泳型の、
どちらかというと丸みを帯びた筋肉の体質、体型でした。
しかし、
急に水球をやめて肥満したため、
知り合いのいる名門キックボクシングジム入門して、
ボクシングとキックボクシングのトレーニングを始めて
劇的に体型が変わりました。
キックボクシングはその後10年以上続け、
基礎トレーニングのロードワーク、縄跳び、シャドーは今でも続けています。
一時期体脂肪率は7まで落ち。
いまでも12くらいです。
こうなると、明らかに浮力がなくなってきたのを
意識します。
水泳をやっていたころの体には
もう戻れない気がします。
食生活やトレーニング方法を変えても、
体型、体質が、完全に格闘技型になっていて
「水に浮かぶ」という、昔の自然な感覚がなくなりました。
これは一番つらいです。
30年のブランクではじめた水泳ですが、
ブランクだけでなく、
体質の変化という壁にも直面しています。
しかし、
タイムを伸ばすというのは、
マスターズ水泳の目標のひとつ。
あまり大会の結果とかを意識せずに、
今の自分を受け入れて
楽しみながら、
自然体でやっていこうと、
最近、思うようになりました。
「嗚呼!アルゼンチンが」
負けてしまいました。
情熱と刹那とどこかもの悲しいタンゴの国アルゼンチン。
アストル・ピアソラの情熱の音楽と
ユパンキの素朴な大地の歌。
そんなイメージを匂わせるアルゼンチンのサッカーが
昔から大好きでした。
PK戦での負け。
なんとアルゼンチンらしい悲しい負け方でしょう。
最後のキッカー、カンビアッソが
虚空に視線を漂わせながらふらふらと歩いている姿に
思わず涙が出てしまいました。
優勝候補だと言われたアルゼンチン。
ベスト8で敗退してしまいましたが、
芸術的なパス回しと、魔術のようなディフェンスで
我々に大いなる興奮と感動を与えてくれました。
アルゼンチン、ありがとう!
アルゼンチン敗戦のショックのせいか
本日の午前中のスイミングクラスでは
体は鉛のように重く感じられ、
タイムはばらばらでした。
明日は気を取り直してがんばります。