「日体大の藤森コーチの練習方法(2軸クロール)」
をウェブで見たのですが、
「ジッパー」という練習方法があります。
私もこのジッパーを自分なりに
少しアレンジして練習しています。
私の場合は、
○プルのときに手を腰に触れるまでかいて、抜く
○ここからリカバリーですが、抜いた手は、
ハイエルボーで、手を完全に水から出さないで、
手の先で水に触れながら、耳の横をかすめるようにして、
肩の延長線上でキャッチに入り、再びプル。
(手の先は少し水に浸かっている程度で水面に対しほぼ直角に保つ)
という練習方法です。
これは手を抜いてからキャッチまでの移動距離が最短にキープできて、
キャッチのときに泡がたちにくいという利点もあります。
泡が立たないと水のキャッチのロスがなくなるので、
その意味でも効果的だと思います。
注意点は手が弧を描かないように直線を描く。
息継ぎ以外は体をロールさせない。こと。
このジッパーは実に合理的で、
体の構造にかなった練習方法だと思います。
実は、
この練習方法は藤森先生の提唱する、
2軸泳法をマスターするためのものですが、
私が、30年以上前に水球の選手だったころ、
水球部の監督から叩き込まれた泳法です。
監督は、「これが一番合理的な泳ぎなんだ」
と主張されていて、
水球の泳法としてはポピュラーなものでした。
最近では、ハケット、ソープ、ファンデンホーヘンバンドが、
ほぼ、この2軸泳法です。
スロースイムから、
世界レベルのスプリントまで使える合理的で万能な泳法だと思います。
「ビート板の練習は」
昔から、基礎トレーニングとして皆やっているから。という理由だけで
行われているのではないのでしょうか。
私にとって、ビート板トレーニングは、
苦痛以外の何物でもないし、
どんな控えめに見ても
効果があるとは思えません。
まあ、マスターズは競技結果だけではないので、
あれこれ意見するのも角が立つし、
練習の時にひとりだけ、やらないのも
大人気ないしで、
いやいややっているのが現状です。
プルも同じで、
プルの練習の後は、泳ぎのリズムが狂ってしまいます。
結局、泳ぎはプルとビートがシンクロして
体のうねりを最大に利用して、推進力が生まれると思うわけで、
別々に練習することの意味はあるのでしょうか?
練習はチョイスで、ひたすら泳ぐというのが
ベストだと思うのですが。
「昨晩はトライアスロンの仲間と」
久々の飲み会でした。
半年もごぶさただったので、
サッカーワールドカップやツールドフランスの話題で盛り上がりました。
今年は、波崎のトライアスロンに出場しよう!という話題になりましたが、
11月に日本マスターズ長距離大会を控えて
10月にトライアスロンと自転車100kmロードレース(予定)となると
しんどいかもしれません。
トライアスロンは、準備に時間がかかるので
ちょっと気が重い。
しかし、お天道様の下でのレースも気持ちが良いので、
なんとか参加の方向でがんばろうか?とも思っています。
話題は変わってサッカー。
ブラジルやアルゼンチンでは、貧しいこどもたちは
練習に、自転車を何十キロも漕いで
出かけるとか。
そういえば、元日本代表のサントスは
子供の頃
片道100kmも自転車を漕いで
釣りに行っていたと話していました。
日本では、サッカー教室に通う子たちは、
ほとんど、親の車で送り迎えだとか。
子供の頃から、足腰や、持久力に
圧倒的な差をつけられるわけです。
便利さや、豊かさが
この国のアスリートをひ弱にしているのも事実です。