先日〔7月21日(金)〕、全国書画展覧会主催『第47回 ふれあい書道展』の結果通知が届きました。
本展は、夏と冬の年2回開催され、私は、「第27回展」から出品していて、今回展で 連続21回目 の出品になります。
連続して出品できない書道展もある中ですが、何とか続けて出品できています。
初めて出品した「第27回展」の結果をいただいた時は、まだブログを始めていませんでしたので、以下「第28回展」のブログ記事です。2014年3月の記事で、久しぶりに見て懐かしく思いました。独学で書道を再開してから、まだ1年ほどしか経っていない時期です。
私の場合、本展への1回分の出品が終わると、そこから時間を見つけながら半年かけて、いろいろな題材の練習をしています。ただし、それぞれの題材を書く枚数は、いつも少ないですが…。
そして、良さそうなものを書き溜めおき、その中から作品を選んで、次の回に、その作品を出品していますので、あまり労力を要していません。
ただ、このやり方が良いのか悪いのかは分かりませんが、私の場合は、このような感じで出品しないと、絶対に長続きしません。ですので、これからも無理せず、このような形で出品していけたらと思います。
本展はどなたでも気軽に出品できる書道展で、すべての作品に賞がいただけます。ですので、私のような独学で書道をしている者にとっては、作品の評価が、今後の作品づくりなどに大変役立っています。ここ最近、私は1回展につき、10点前後の作品を出品して勉強しています。
1作品300円の出品料で、1人何点でも出品でき、すべての作品において、画像入りの素敵な賞状がいただけます。流派などにはとらわれない厳正な審査をしていただけますので、個人出品の方にはよいと思います。
全国書画展覧会事務局の方々にも、大変親身に対応していただけ、ホッとできるとても温かい書道展ですので、ぜひ皆さまも出品してみてください。
なお、審査員の先生方は、日本書字文化協会 主催の書道展や 日本武道館 主催の書道展などの審査員も務めておられるので、私は、こちらでも大変お世話になっています。
そして、今回展の出品総数は 18,364点 で、夏としては、過去最高の出品総数だったようです。
本展の詳細は、コチラ をご覧ください。
褒賞は以下になります。
<特別賞>
◎広島県知事賞
◎広島県議会議長賞
◎広島県教育委員会賞
◎中国新聞社賞
◎熊野町長賞
◎熊野町議会議長賞
◎熊野町教育委員会賞
◎熊野商工会長賞
◎熊野筆事業協同組合理事長賞
◎ふれあい書道展審査長賞
<筆都大賞>(約200点)(約1.2%)
<ふれあい賞>(約10~15点)
◎シルバー賞(高齢者:主に90~100歳以上)
◎キッズ賞(幼児)
<入賞>
○特 選
○奨励賞
○敢闘賞
褒賞の詳細は、コチラ をご覧ください。
本展での自己最高賞は、「第29回展」での「広島県議会議長賞」で、前回展までに特別賞は、10回 受賞しました。
次に、今回展に出品した作品10点(条幅3点、半紙7点)です。今回展は、臨書作品を多く(8点)出品しました。
【条幅】
左端から、臨・褚遂良「雁塔聖教序」、臨・張継「楓橋夜泊」、臨・米芾「張季明帖」
【半紙】
左上端から、臨・空海「風信帖」、臨・王羲之「蘭亭序」、臨・緒遂良「枯樹賦」、臨・「木簡(居延漢簡)」
左下端から、臨・「五鳳二年刻石」、創作・古楽府より「萬物生光輝」、写経・「妙法蓮華経」
それでは、今回展の結果です。
※出品番号9・10は、本名で出品番号したので、空欄にしました。
今回展での自己最高賞は、特別賞「熊野町議会議長賞」(上位約0.1%)です。同賞の受賞は、今回展で3回目になります。
また「第42回展」から今回展まで、連続6回の特別賞受賞になり、特別賞は、今回展で 計11回目 の受賞になります。次点の「筆都大賞」は、8回 受賞しています。
特別賞作品は、『臨・褚遂良「雁塔聖教序」』です。この題材は、特に線質がとても難しく、なかなかその線が出せません。
今回の作品も、線質が何か重々しくなり、作者「褚遂良」の線質とは、少し違う感じです。
落ち着いた柔らかな線の中にも、軽快で弾みや緊張感のある線質が特徴ですが、今のところ、私がそのように書こうとすると、全体的に弱々しい作品になってしまいます。
法帖や素晴らしい書家の先生方の作品を鑑賞して、さらに勉強したいと思います。
本展の特別賞は、大変狭き門での受賞ですので、とても大きな自信と励みになります。
他作品は、「特選」7点、「奨励賞」2点になります。「奨励賞」は、「傷根流血」と「五鳳二年」で、他は、特別賞を除き、すべて「特選」でした。
こちらも、平均的に高い評価をいただきましたので、これからの勉強に生かしたいと思います。
独学で書道を再開してから、今年で早10年が経ち、最近、少しずつは実力がついてきているのかなぁと思います。
しかし、自信を持って、自分独自のオリジナル作品を書くところまでは、まだまだ至っていませんので、これからも、日々勉強していきたいと思います。
本展は表彰式はありませんが、展覧会は以下の会場と日程で開催されますので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
○場所:熊野町民会館ロビー
〒731-4214 広島県安芸郡熊野町中溝1-11-2
○日時:令和5年8月12日(土)~17(木)の6日間、午前9時~午後4時45分
幼児の皆さんから、ご高齢の皆さままで、幅広い年齢層の素敵な作品が、軸表装して展示されています。
今回展は、特別賞40点、筆都大賞212点、ふれあい賞(シルバー大賞9点、キッズ大賞3点)の 計264点 が展示されます。
それでは、この度も大変お世話になりました審査員の先生方をはじめ、全国書画展覧会事務局の皆さまに、心から感謝申し上げます。本展への出品のおかげで、とても楽しく書道の勉強が続けられています。また、次回展でもお世話になると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<追伸>
また、いつもの出品作品郵送封筒です。相変わらず、封筒へ直にサッと書いていますが、最近、あまり曲がらず、まあまあな感じで書けてるようになりました。
自己流ですが、これも細字の勉強に役立っています。
最近、郵便局の職員の方に、この封筒の文字を何度か褒められました。大人気ないですが、とても嬉しかったです(^^)