おはようございます。
今朝は、目が覚めたらなんと6時43分・・・・。日曜日は5時前には起きているのでびっくりしました。
というわけで、「聖書の言葉」をちょっと遅くなりましたが送らせていただきます。
2015年8月16日(日)
戦後70年が過ぎ、71年目のスタートの日です。
世界の平和のために祈りをささげて行きたいと思います。
さて、今日は何の日カレンダーから
古橋広之進、全米水上選手権大会1500m自由形 世界新記録で、優勝。
2日後の400m、3日後の800mでもたて続けに世界記録を更新(1949)
1945年8月15日 日本はポツダム宣言を受諾して、戦争に負けました。
その前には、本土空襲、沖縄地上戦、広島原爆、長崎原爆と・・・。敗戦前の一年間の死者、日本の損害は甚大なものがありました。
日本はまさに焼け野原・・・・。
戦争が終わったと言っても、国民が生きて行くための貧困との戦争は続いていました。
毎日の食べ物があるかないか・・・・。と言う状況。
戦争に負けて、それまでの価値観も変わり、日本人の誇りも失いかけていました。
敗戦国 日本は世界の中で戦争犯罪国としても多くのペナルティーもありました。
復興のためにどうしていけばいいか手探りの状態でもあったと言えます。
そんな中で水泳選手の活躍は日本人を大いに励ましてくれました。
当時は、敗戦国としてオリンピックにも出る事はできません。
そんな中、行われたロンドンオリンピック(1948年)日本の水泳界は、オリンピックと同じ日に東京で水泳大会を開催したのです。
オリンピック選手は栄養十分、準備十分で試合に出たと思いますが、敗戦国の日本人は、まともな食事もとれていなかったと思います。
それでも会場の神宮プールは超満員
しかもそこで古橋広之進は、400m、800m、1500m、いずれも世界最高記録(世界水連に加盟を許可されていないので公式には認められていません)
ロンドンオリンピックの金メダルの選手より成績が良かったのです。
これは、心打ちひしがれていた日本人の心に大きな励ましを与えたと思います。
日本中が熱狂しました。
世界で一番速く泳ぐ人が日本人。
まさに痛快な事でした。
この後、サンフランシスコ講和条約が結ばれ、日本も国際社会の一員の末席に加えられ、世界水連にも参加が認められ、
古橋広之進をはじめとする日本選手団は、全米水泳選手権に出場するのです。
「ジャップ!」と罵る人もいたと言いますが、その時の試合で驚異的な世界新記録を連発するのです。
1949年(昭和24年)8月16日
古橋広之進は1500m自由形で、またも世界新記録をだし、優勝したのです。
その後400m、800mも世界新記録で優勝。
それを見て、アメリカの新聞も古橋広之進の事を「フジヤマのトビウオ」と呼んで大絶賛をしました。
日本人にとっても復興中の国民を勇気づける大きな、大きな事であったと思います。
私はまだ生まれる前の事・・・・。
でもこの「フジヤマのトビウオ」古橋広之進(その他の日本選手も大活躍で1,2,3位の表彰台独占もありました。)の活躍は小さい頃から父から何回も何回も聞かされていたのです。
これは日本人が偉かったと言うような民族主義的な話ではなく、敗戦と言う悲しみの中、極度の貧しさと言う中で、生きる希望を与えてくれた、スポーツの素晴らしさを思うのです。
ひたむきに努力し、頑張っている姿、それはスポーツの中にとりわけよく現れますが、
人生の苦しみの中で戦っている人に勇気と希望を与える力があるんだなあと思います。
古橋広之進「フジヤマのトビウオ」は確かに戦後の日本に大きな勇気と励ましを与えてくれた方だったと思います。
個人的な話ですが、私が献身して奮闘中の頃、
極度の過労で肺結核になって入院した時があります・・・・。
これからどうしていいかわからず、しかも自分の体もままならず、
家族を守って行くこともできず、ただベッドの上で寝ているだけの時
聖書を読んで、祈る日々でしたが・・・。
夏の高校野球をテレビで観ていて、そのひたむきに、前を向いて、戦っている高校球児たちの姿を見て、勝ち負けを超えた素晴らしい姿に、感動し、勇気と励ましを与えられた事を思いだしました。
スポーツの持つ、純粋な力に人は教えられる事が多いものです。
暑さが厳しい日が続きますが、皆様のご健康を祈ります。
日本の夏、とりわけ熱い今年の夏 熱中症にもお気をつけて下さい。
神様の恵みと守りがありますように
今週の暗唱聖句と拙い解説を送ります。