2015年7月26日(日)
おはようございます。
今日は何の日カレンダーから
▲FBI誕生(1908)
FBIは、アメリカの連邦捜査局(司法省の管轄です)
現在のFBIはテロ・スパイなどの国家の安全保障にかかわる公安事件。インターネット犯罪などにもその力を発揮していますが。
私の場合FBIと言えばアメリカ各州をまたがった事件を捜査する、広域事件を扱う警察という理解が強いです。
昔、ゴルゴ13などを愛読していまして(?)
若い頃、喫茶店などにいったらゴルゴ13シリーズがずらっと並んでいて、ひどい時は何時間も一人でずっと読みふけっておりました。その時、FBIはよく出てきました。
フーバー長官と言う方が有名でした。
アメリカは日本と違って、各州で法律も違う事があります。連邦国家ですから。
そうなると、各州ごとの警察のやりかたもずいぶん違います。
日本でも、各都道府県警は、縄張り意識もあり、協力が難しい事があるようですが、アメリカでは各州の警察のやり方はもっと違います。
別の州まで逃げ込めば、もう追うのは難しいと言う事もあったようです。
そのために、1908年7月26日 セオドア・ルーズベルト大統領の時代に、数人の規模で司法省内に発足されたのがFBIの前身だそうです。
広大なアメリカの治安を維持するために活躍しているのがFBI捜査官
「かっこいいなあ・・」とあこがれたものです。
最初は数人で始まり、その組織の綱紀も悪く、
そんなに有名ではなかったようです・・・・。
しかし、先ほども書いたように、
FBIにフーバー長官が1924年に29歳の若さで長官になり、大きな変化がありました。
FBIがアメリカの頼れる警察としての力を発揮してきたと思います。
フーバー長官はなんと1924年から死亡する1972年まで48年間FBI長官としての働きをするのです。
その間には、ギャングの時代、第二次世界大戦 スパイ戦と様々な任務の中でFBIの存在を輝かせてきました。
アメリカの正義を守る組織でもあります。
FBIと言えばフーバー長官と言う名が出てきます。
48年間 組織のトップに君臨すると言う事は自由と民主主義の国では本当に珍しい事だと思います。
たぶん、世界の組織の中で最も長くトップを務めた人ではないでしょうか?
FBIは政治家の汚職と言うような事にも捜査をしますから、
歴代の大統領も一目おく人でありました。
FBIの正義はアメリカを大いに助けたと思いますが、長いフーバー長官体制は、光と影も生んだようです。
フーバー長官の死後、FBI、CIAなども含め、トップに10年以上君臨する人がでないように考えられているとも言います。
各州の警察を超えた、それをまとめ、それ以上の権力で指導し、正義を維持して行くこと、組織が腐らないようにして行くこと、そんな事ができたフーバー長官をアメリカが持ったことは、混乱の世界で、賛否はあると思いますが、恵みではなかったかと思います。
(あんまりアメリカの事は知らないのですが、傍観者の感想かもわかりません)
ひるがえって、日本を見る時、各警察、各自治体 その縄張り意識の上にしっかりと統率けん引できるようなFBI的な組織はありません。
全国法律が一緒ですから、いらないのかもわかりませんが、小さな事で県境をまたぐと、捜査が混乱すると言う事はよくありそうです。
日本にFBIのように全国を迅速にまとめ、捜査ができる体制。それをリードする人材が日本には今だ、現れていないのかもしれません。
日本にフーバー長官のような人が出る事が幸せかどうかはわかりませんが・・・・。
そんな事を考えました。1908年(107年前)7月26日 アメリカにFBIが産声を上げた日でした。
今週も皆様の上に神様の恵みがありますように、お祈りしています。
今週の暗唱聖句をお送りします。