失敗から学ぶと言っても、そんなに対策出来ることは無いんだけどね口笛


前回の主な死因は
・逆走からの転落死
・カビにやられて死亡(直接の死因は不明)
があったけど、カビにやられては仕方ないとして落下は防げるからコレだけは阻止したい。


今回の材交換のテーマは
「落下防止」



まぁ、基本的なやり方は変わらないんだけどね。
▼用意するもの
・マイナスドライバー
・輪ゴム
・ティッシュ
・ビニール(スーパーで貰える半透明のヤツ)


■投入スペースを作る
2本目の材交換は、想像より幼虫が大きくなっているから、幼虫確認後に投入スペースを作る方が良さそう。

▼投入スペースの大きさ
今回は、横1cm、縦1.5cmくらいにした。
少しずつドライバーを挿し込んでいって、綺麗に樹皮を剥がす事を心掛ける。


▼投入スペースに隙間を作る
外した樹皮の内側と幹の部分を削って幼虫の入る隙間を作ってあげる。
この隙間を作る為にも樹皮は綺麗に剥がす。
↓こんな感じ。
樹皮側は削り過ぎると割れたりするから削り過ぎない程度に。

▼緩衝材?と幼虫の投入
幼虫が入っていた材の食痕からカスを緩衝材用に拝借する。カスを軽く詰めて幼虫を設置。

▼封印
剥がした樹皮を被せて輪ゴムでとめる。
マスキングテープとかでやるほうが良いかもしれない。

▼第1防衛ライン
ティッシュを被せて輪ゴムでとめる。
逆走して切断面に来た幼虫を、乾燥から守ることも出来る。

▼第2防衛ライン
空気穴をあけたビニールを被せて輪ゴムでとめる。
流石にビニールは突破出来ないハズ。

見た目が闇金ウシジマくんのアレみたいガーン
モミ「ヘコーッ」


■材に穿孔するまではこの状態で管理。
あとは、逆走して第1、2防衛ラインに落ちていないか定期的に確認を行う。移動後3日くらい確認して落ちたりしてないようなら着々と材への侵攻を行ってると思う。
※樹皮のフタはそのまま。

▼加水はしない
水を吸って削った部分にヤニが出るかもしれないから。
実際に出るかは知らないけど、ヤニから逃れようと逆走する恐れもあるからいらんことはしない。
あと、ビニールを付けている時に加水すると過度に蒸れる恐れがあるから。

■穿孔の確認
1週間程度したら穿孔が完了して、入れた場所から姿を消しているハズ。
穿孔したのを確認出来たら、ビニールだけはずす。

全ての幼虫の穿孔を確認したら、ケースの下にオアシスを敷いて材を立てて加水する。

終わり。

散々やって思ったけど、落下防止はサランラップでもいいんじゃないかコレキョロキョロ
次やる時はサランラップでやってみよ。
正直、オオトラカミキリ幼虫の飼育自体はやりたくないけど。


聞いている通りなら、飼育下では1年1化なのでコレで材交換は最後となる(ハズ)。
あとは、もうすぐ羽化するんじゃないかってタイミングになったら(7月〜8月くらい?)、材をコンテナに移すなり、ケースと材をネットで覆うなりの作業があるけど、基本は材の状態確認と加水を続けて、無事羽化してくるのを待つだけ(のハズ)。


しかし、クワガタみたいに菌糸与えて1年1化になるならわかるけど、野外品と同じ材で1年1化になるのはどういうことなんだろ?
2年1化の資料が北海道立総合研究機構の記事だから、北海道とか寒い地域と標高が高い地域だけの話なのか?


温度管理している場合に限るってことなら
もう1年飼えるドン!
になるんだろうか。そうなったらイヤだなぁ。



過去のオオトラカミキリ関連の記事は以下から
採集についてはこちら
材交換についてはこちら
幼虫の取り出し
幼虫の移動