幼虫を材に入れたりしてから2ヶ月が経った。
とうとう、材交換の時が来てしまった。

オオトラカミキリの幼虫に限ったことかは知らないが

有識者の言葉
だいたい材交換の時に幼虫を傷付けるか潰すかして失敗するから

と言われる程の『死にゲー』イベントガーン



でも、やるしかないから!

幼虫の生死と、
この記事の継続を賭けた戦いが
今始まる!


まずは、今回のやり方を簡単に紹介。

用意したもの
・マイナスドライバー
※大きいと力の加減が難しいから小さめの物を使うと良さそう。



①切り口側にいる可能性は低いが慎重にマイナスドライバーを挿す部分を見極める

②挿した時に抵抗がある部分は食痕が無い可能性が高いのでゆっくりと樹皮を浮かしていく

③慎重かつ大胆にベリッといく

幼虫の移動時に使用するから出来れば大きめに樹皮を剥がすと◎。

④食痕の状態を見て移動先を予想しつつ剥がしていく
怖い部分は、爪で剥がすのもアリ。

だいたいこんな感じ。
材を指で押して幼虫のいる場所を確認→その付近の樹皮を捲るとかそんな事故率高そうな事はしない!
端から樹皮を全て剥く!結果としてコレが1番安全だと思う。


ただ、念の為に書いておくけどカミキリの幼虫を扱うのが初めての超初心者がやってるからね。
信じて同じ方法でやったけどダメだったとか、そういうクレームは受付けないぞ。絶対になグラサン


螺旋状に食い進んだと思ったら、急に真っ直ぐ下に食い進んだり、Uターンしてきたりとやりたい放題だから事故率高いのも納得えー



■1本目
あまり木屑が吹き出していなかった材。
たぶん、数はそんなに入っていないだろうキョロキョロ

まず1匹目!
↓少し大きくなっている部屋みたいな所にいた。

2匹目!
ヒョッコリ!

1本目は予想通り2匹と数は少なかった。
樹皮下の状態だけ見るとこの材はもう少し引っ張れたかもしれないキョロキョロ


■2本目
盛大に木屑が吹き出していた材。
1本目よりは多く幼虫が入っているハズ!

1匹目!
割と上の方にいたから切り口部分に木屑を溜めていた犯人だと思う
人差し指と比較してもまだこんなに小さいおねがい
でも幼虫の中ではかなり太ましい方。

2匹目!
こんな感じで見つかったら、幼虫から少し離れた箇所から樹皮を剥がしていく。

3匹目!
あまり幼虫が隣合っていることはないから、マイナスドライバーを複数箇所に差し込んで軽く剥がしていき、幼虫がいる付近の皮を大きく剥がすのも手ではある。

4匹目!
この後に載せるけど、この幼虫は取り出すのがあと少し遅かったら青カビにやられていたかもしれない・・・。

2本目は4匹!1本目の倍だった!


■3本目
1匹目!
ポロリと落ちてきた。

2匹目!
コロリ・・・。

3匹目!
ヒョコッ!

ここに来て、とうとう死んでいる幼虫が出たえーん
死因は不明。カビか?

気を取り直して4匹目!

3本目も4匹!

数は全部で10匹!

無事、1匹も潰さずに全ての幼虫を取り出した笑い泣き
初めてにしてはなかなかのモノではないだろうか?



樹皮の下でこんな感じで青カビが発生している場合もガーン
2本目の4匹目の幼虫の近くがこの状態だった。

やはり、樹皮の表面に青カビを確認したら、交換した方が良いのかもしれない。





食痕で『天』の文字が。
瞬獄殺かな?



今、何齢なのかは知らないけど、初〜ニ齢くらい?なら材としては、枝くらいの太さで全然問題ない。
ただ、交換時のことを考えると1本目からある程度太めの材に入れた方が事故は避けられそうキョロキョロ
もし、細めの枝に入れた場合は、端の樹皮を少し捲ってラジオペンチとかでビビビッと捲るというか剥いてくしかないんじゃないかな。


※掲載する画像数の関係で材への移動方法は今回は載せていないんだけど、実際には幼虫が出る度に材へ異動している。

次回は幼虫の移動方法。

■オオトラカミキリ関連の過去記事は以下から
採集はこちら
産卵についてはこちら
幼虫管理についてはこちら