バレエを踊るには、ターンアウトという動きが必要になってきます。
ターンアウトとは、脚を股関節から外側に回す動きです。
それをする事によって脚の筋肉の流れがつながるので、
・プリエなどの動作が無理なく行われ、怪我を防げます。
・骨盤と太ももの骨(大腿骨)のぶつかり合いが無くなり、脚が上がるようになります。
・脚のラインが美しく見えます。 etc.
ターンアウトは、バレエを踊る者にとって
永遠の課題の1つですよね?
股関節で脚を外側に回す動きには、
主に外旋六筋というインナーマッスルを使います。
これは、お尻の方から見た図ですね。
ここに書いてある6つの筋肉の総称を外旋六筋と呼びます。
外旋六筋は、お尻の奥の方にあるので、
そのものを鍛えるのは難しいです。
(ストレッチや、ボールなどでゴロゴロほぐすことは出来ますので、
しっかりやった方がいいです。)
そこで、内ももの筋肉
内転筋(特に長内転筋)に登場してもらいます
これは、骨盤の前側から見た図です。
内転筋は、外旋六筋とつながっています。
内転筋を刺激することによって、外旋六筋も使えるようになります。
《ビフォー》
それでは、まずはいつも通りターンアウトの姿勢をとってみましょう。
次に、足の親指側を持ち上げ小指側に立ち、
内ももをゴシゴシと強くこすります。
(30秒ぐらい)
グーでパンパンと叩いたりもして、しっかり刺激してあげましょう。
《アフター》
もう一度ターンアウト姿勢をとってみましょう。
いかがですか?
最初の時より、ターンアウトが深くなっていませんか?
足を小指側に倒して立つと、外旋六筋が働きます。
その状態にして、
外旋六筋につながっている内転筋を叩いたりさすったり刺激することによって、
さらに外旋六筋が働いて、ターンアウトしやすくなるのです。
ちなみに、反り腰や猫背は外旋六筋の働きが悪くなります。
逆に、外旋六筋の働きが良くなると、反り腰や猫背の改善にもつながります。
私と一緒に健康のためのバレエをしましょう!
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