鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ -67ページ目

鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

5000mペーストライアル&エンドレスLSD~冬の陣です。


 「なぜ府中!?」というお声もたくさんいただきましたが、雨が降ってもスタンド(屋根)があって凌げるところ~ということで日程調整していたら、ここになりました。織田Fとかの方が、皆さん集まりやすいのでしょうが、ここで雨に降られたらお手上げですので。。。


 「なぜ年末?」というのは、レースがない時期!というのを意識しています。フルはもとより、10Kmやハーフのロードレースがあれば、そっちの方が魅力的でしょうから。。。


 とはいえ、このイベントの開催の目的の一つには、距離の正確なトラックをペースを取って走ることや、ショートを押していく力をつけることの必要性をもっともっと認識していただく!というようなことがありますので、時期にかかわらず、よりたくさんの方にいらしていただくようにならないといけないんですけどね~。


 特にショートを押していく力。1000m×5なんかのインターバルよりも、5000mをハーハー言いながらでも失速しないギリギリのペースで押していく練習というのはとっても重要です。マラソン的なスピード練習としては、こういう5Km×1~2とか10Km×1なんかが非常に良いわけで、レースとかT.T.とかはとっても有効な強化手段となります。

 

 ただ、そういうショートは「キツい」とか、参加料の割に距離の短いレースは損だとか、いろんな理由で避けられてしまう傾向があるわけで、実にもったいないことです。


 このイベントも3年くらいやっていますが、徐々にそういう趣旨も理解されてきて、夏・冬、ここで5000mのベストにチャレンジしたり、マラソンレースペース近辺かそれ以上のペースで3本走る練習をする!って方もだいぶ増えてきたかと思います。

 

 今回は200名近いエントリーをいただきましたが、まだまだこんなもんじゃ終わらせませんので、将来的には、年数回実施!を目標に発展させていきたいと思います。




 …このイベントは、スタッフの消耗も激しく、、、今回17名を動員しましたが、なんとか無事乗り切れて良かったです。お疲れ様でした!


 

 糖質を摂って、グリコーゲンを溜める~。

 糖質もグリコーゲンも物質ですから、それなりの質量があります。当たり前ですね。


 で、質量のあるものを溜め込めば、当然重量が増えます。体重が増えるということです。

ましてやグリコーゲンは、体内に貯蔵されるにあたり、お水とコラボする必要があることになっているので、グリコーゲンをたくさん溜めようと思えば、お水もそれに応じてたくさん飲まなければなりません。その分の重量、つまりは体重も増えるわけです。


 巷では、体重が1kg落ちるとマラソンを○分速く走れるようになる!~みたいなことが言われていて、これはそうそういいかげんなことを言っているわけではないのですが、このことだけを鵜呑みにするのはいけません。


 つまり、グリコーゲンも水分も、体重増につながるものは出来るだけ控えるようにして、それで体重の減少につながったとしても、タイムが伸びるはずなんかないよ~ってことです。途中でエネルギー切れか脱水を起こすのがオチです。


 体重が1kg落ちるとマラソンを○分速く走れるようになる!~というのは、車にたとえると、ボディの軽量化を図る!ということで、ガソリンはもちろん満タン、オイルもきちんと入れて走るわけです。


 ボディの軽量化に失敗したマシンが、ガソリンとオイルを抜いてその分の重量をカバーしても、それで良い結果が出るはずもないですね。


 そーゆーことで、レース直前の体重増を恐れる必要はありません。てか、その分を計算した上での計画的なウェイトコントロールが必要なわけです。


 ラスト1~2週間で減量に勤しむランナーもいますが、もっと早い段階で落とせるもの(脂肪)は落とし、最後は一定の体重増(グリコーゲン+水分)は受け容れてスタートラインに立つ!というのが正攻法です。

 

   

糖質の話といえば、カーボローディング!


まあ、その根拠も効果もいろいろあるわけですが。。。


ただ、理屈は通っていますので、完璧に間違い!ということもないでしょう。それほど効果があるわけでもない~という話にも一理はありますが、あくまでも一理です。


 

 で、市民ランナーの皆さんの観念、実践的な問題としては、次のようなことがあります。



(1)理論的ではない!という人がいる~。


 実証実験もされていますし、理論的なんですけどね。。。そうじゃない!という人の話をよくよく聞いてみると、「エネルギーが体内に増量されて溜めこまれるなんてあり得ない!」という理屈のようです。ヤマトの波動砲じゃないんだから、100%は超えない!~と。


  が、これには考え違いが1つあります。溜めこまれるのはエネルギーそのものではなく、エネルギー源です。グリコーゲンがそれで、これは物質です!物質ですから、物理的に貯蔵され得るわけで、何らかの作用でその貯蔵量が増えるということは、全否定されるものではありません。



(2)やってみたけど、効果がまったくない!という人がいる~。


 これも、なるほど…ですが、やっぱりいろいろありますね。


 まず第一に、カーボローディングが、マラソンのパフォーマンスを決める唯一無二のものではない、ということです。もしかしたら、カーボローディングをやりさえすれば、絶対にバテない!とか思っている人もいるんじゃないでしょうか。

 そうでなく、自分自身の貯蔵量が増量するのであって、もともとその能力が低い場合、大幅に増量したって十分ではないことも、諸々の理由で消耗、消費がそれ以上に激しい場合もあります。


 走力水準が低いのに、カーボローディングをやれば良いタイムが出る~なんてことを言っているわけではありません。そういう意味では、いったい、何をして効果がある/ない~と判定するのか自体が難しい面もあります。



(3)基本的に、やり方を間違えている!人がいる~。 


  「BEST RUN!」 でも、ちょっと前に岡田あき子さんに、その詳しいやり方を解説してもらいましたし、「eA式マラソン走力アップトレーニング」でもP171でやっています。


 で、けっこう「炭水化物をたらふく食べる!」というように誤解している人が多いのには驚かされます。そんなこと、誰も言っていませんよ。炭水化物の割合を増やす!と言っているのです。この違いは大きいです。

 それと、水分摂取と並行させること。グリコーゲンは水といっしょに体内に貯蔵されますので。糖質たらふくの、水分チョビチョビでは、ぜんぜんダメです。


 あれやこれやで、実はきちんとしたやり方を知らないで、「やったけど、効果がない!」と言っている人も少なくないような気がします。 見よう見まね、口コミ情報だけではやっぱダメみたいですね。


 

 10月のアルゼンチン戦の前の話でしたが~~サッカー日本代表チームのザッケローニ監督(from伊太利亜)が、代表合宿の朝食にピザやらパスタやらを出した~ということがちょこっと話題になりました。

 報道には「運動前に炭水化物を摂るのは常識!」~ともありましたね。

 

 炭水化物=糖質は、体内でグリコーゲンとなってエネルギー源として使われますので、まさにガソリンの補給のようなもんです。そういう意味では、練習前、レース前の糖質摂取は確かに常識、大奨励ではあります。


 んが、それではピザなのか、パスタなのか(しかも朝食!)というと、日本にはお米のご飯という良質の糖質があります。ビタミンなんかも含んでいますからね、ご飯はとってもいいんです。


 基本的にこの糖質摂取~普段から食べなれたものが良い!とされているのもまた常識。イタリア人ならピザでもパスタでも良いのでしょうが、日本人はやっぱご飯が奨励です。何も普段、ご飯食べている人が、ロング走やるから~レースに出るから~といってわざわざピザやパスタを食べる必要はありません。


 ちなみに長距離王国ケニアでは、とうもろこしの粉からつくったウガリというのを主食にしています。これがまたビタミンやらなんやら、いろいろ含んでいてとってもいいみたいです。


 イタリアもそうですが、長距離・マラソンの強い国は皆、独自の糖質食文化を持っていますね~。



 各地にある、レース前日のパスタパーティーも、言ってしまえば欧米人の食習慣です。私たち日本人は、わざわざパスタを食べにいかなくても、お米のご飯を食べれば良いわけですよ~。パスタがご飯より好き!ならいいんですけど。



 今週末はホノルルマラソンですが、レース前日、ホノルルの街のイタリアレストランは大変な混雑となります。さもありなん。。。

 また、日本料理店も然りで、うどんとかどんぶりものとかがけっこう人気で、行列になってかなり待たされたりします。

 

 日本人は、どっちのお店にも大勢います。基本的にどこもかしこも日本人ばかりですけど~。

 



ペースメーカー暴走の怪!?


 けっこう笑いながらテレビで見てましたけど、ありゃ、ないね~って感じです。

 

 設定(契約)は、5Km;15分00~10秒~ということで、15Kmまでは日本人ペースメーカーがこの範囲で上手に引いていたわけですが、、、ここから次の5㎞が何?14分16秒?たぶんこの区間の世界最速ラップでしょう~野口さんに聞いてみないとわかんないけど。。。


 報道によると、「スタート前に後ろの選手から『2時間05分で走りたい』と言われた」とか~。誰が言ったんだ?てか、それで、はいそうですか、と契約違反するのか?だいたい、後ろの選手を引いているようには見えなかったぞ。


 まったく根拠のない推測ですが、もしかしたら設定を「5Km;15分」とだけ理解していたのでは?頭の中にあったのは~10Km;30分、15Km;45分、20Km;1時間、25Km;1時間15分、30Km;1時間30分~というのだけ。15Kmで「遅い!」と思った責任感の強いキプタヌイペースメーカーは、一気に戻しにかかったものの、勢いが余ってしまった、、、そんなことないか。。。

 

 


 季節外れの高温に見舞われ、厳しいレースになりましたが、「行った」今井選手は潰れ、「抑えた」松宮選手は届かず~で、いずれもちょっと残念な結果となりました。行って、もう少し粘れる選手に出てきてほしいところですが、なかなか。。。


 松宮選手もそうですが、別大の三津谷選手、それと今回、ペースメーカーの前に出るという謎の行動をとった大島選手など、日本屈指のスピードランナーたちが、そのスピードをマラソンに生かせないでいます。


 テレビの解説をしていた瀬古さん、中山さんらは、マラソンも1万メートルも、どっちもいつでもグイグイとイけちゃう本当のスピードランナーでしたが、昨今の選手は、1万メートルである程度良いタイムを出しても、1~2シーズン切りで終わってしまい、数年後にマラソン練習に取り組む頃には、すっかりそのスピードを失ってしまっている感があります。


 まずスピードをつけて、それからマラソンへ!というのはセオリーであり、かつては男女ともにそういう流れで世界のトップへ何人も躍り出ていたわけですが、最近はそこんところがちょっと違っていますね~。たぶん、マラソントレーニングの方法論的な部分なのでしょうが。




 2時間20分カットが16人しかいない!という、総合的にもとんでもない結果でもありましたが、暑さはやはり相当こたえたようです。

 我がeA勢は、ご多聞に漏れず大潰れした人もいましたが、けっこう安定した走りを見せたというか、暑い時は暑いなりの攻めすぎない走りで、けっこう相応のタイムを残すことができた人が多かったようです。この悪条件下でベストを更新したり、あと少しでベスト!というのは自信になりますね。「次」は、もっと!という欲も自信も出てきます。


 しかし、日本中、暑いマラソンばかりになってきましたね~~。