10月22日発売 ランニングマガジン「クリール」12月号

 

  <ランナーのためのマナー講座>を私が執筆しています。

 

 コロナ禍の影響もあり、初心者ランナーが増えていますが、歩行者やほかのランナーとの距離や間合いの問題等、お互いに適切にマナーを守ることで、安全で快適なランニングライフを送りましょう!ということで。

 

 初心者がいろいろ知らない・気付かないのは仕方のないことですが、意外とそこはベテランランナーでもいい加減な部分が多いものです。

 

 そもそもが自己流で始めたランニングでもあり、知り合いのランナー間だけで通用する「ローカル・ルール」のもと、追い越しや集団走行等の局面で、

けっこう危険だったり、失礼極まりない行為だったりが横行してたりするものですね。

 

 そういうところを今一度きちんと整理した上で、みんなで遵守しましょう!という話です。

 

 

 

 

 

 

 

 名古屋ウィメンズマラソン~宿泊付エントリーが終わりましたね。

 

 先着3,000名~8日(木)午前10時からということで、「いつものように」バリバリ、クリック合戦に参戦するつもりで開始時間を待っていた皆さんが拍子抜けするくらいあっけなく簡単に取れたようです。たぶん余った?

 

 参加費が驚愕の2万6千円!宿泊費が1~2万円くらい?それに、宿泊する必要があるくらいだから交通費がプラスで、(経費的に)けっこうな大遠征!になりそうです。

 しかも、コロナ次第ではオンラインに切り替わる可能性もあるということで。。。そりゃ、二の足も踏むでしょう。

 

 一般エントリーは地元勢が大量に参戦するので、もっと激戦にはなるでしょうが、とにかく、いろいろな意味で厳しい情勢下の厳しい闘いですね。

 

 

 名古屋ウィメンズが早々に開催の意思を示し、多くの主要大会・中堅大会がこれに続くのかと思いきや…。多くが「今年は、オンライン大会にしま~す」的になっちゃって、名古屋ははしごを外された形です…。東京まで延期になるとは…。

 

 

 

 

 

 

 1つの大会で2つの世界新記録が誕生しました!

 

 男子10000m  ジョシュア・チェプテゲイ 26分11秒00

 女子5000m   レテセンベト・ギデイ   14分06秒62

 

 前世界記録保持者がベケレとディババですから、時代はさらに先に進んでいることになりますね。

 

 さて、その一方で、国内でも9月末に凄い世界新記録が誕生しています。

 マスターズですが、M60-64クラスで、岩永義次さん(60)が、3000mで9分21秒38という、とてつもないタイムを打ち出しました。

 

 私たちくらいの世代だと、実業団で活躍していた現役時代の岩永さんの走りも覚えています。

 

 「なんだ、元実業団選手か―それなら速くて当たり前」…な訳ではありません!

 実業団まで登り詰めて活躍した選手が、逆に、マスターズでまだ活躍しているというのは極めて稀です。普通、そんなに気持ちが続きません。

 

 「普通」の市民ランナーは、40歳代、50歳代くらいでも自己ベストを更新して当たり前。それをモチベーションにして忙しい中でもお金が少し足りなくても頑張っている!!ということがありますね。

 

 一方、大学や実業団で登れるだけ登り詰めると、あとはもう落ちていくだけですから、40歳代、50歳代と、走っても走っても、あまり良いことはありません。。。

 若いランナーに簡単に負けるようになり、下手すると、自分が手取り足取り、一から教えたランナーに数年後に追い越されていきます。こちらは右肩下がり、あちらは右肩上がりですから当然どこかで交差しますね。(私はそれをグランドクロスと呼んでいます。私も何度も経験しました。)

 

 それでも還暦になってまでまだ挑戦する気持ちを失わないというのは、やっぱりすごいことなのです。

 

 

 ちなみに、我々が大きな指標・目標として考えているフルマラソンの「還暦サブスリー」。これからその達成者は続々増えていくと思いますが、ざっくりのところで、<サブスリー達成のために必要な3000mのタイム」は、(年齢に関わらず)11分00秒くらいだとされています。実際には、この距離のタイムとの相関はだいぶ薄くなるので本当にざっくりなのですが、3000mでギリギリでも10分台が出ると、「お、サブスリー行けるんじゃね?」って話になるわけです。

  

 それなのに、岩永さんは9分21秒…。

 

 

 いつから、市民ランナーも参加できるフルマラソン大会が本格的に再開されるのか、、、

 ある日、いきなり開催が決定されるわけではないので、そこまでのステップが重要です。

 

 まずは少人数のエリート大会から。そして徐々に規模を拡大していき、その延長線上に数万人単位の大会も開催されるようになる~というのが大方の見方でしょう。

 

 その「少人数のエリート大会」の見通しがまず立ちました。12月6日の福岡国際マラソンです。市民ランナーにとっては「甲子園」みたいな大会ですね。

 もともと500人規模ですが、さらに縮小し、100人程度での開催となるようです。その参加資格は~

 

  (1)マラソン2時間25分以内の申込者上位80人

  (2)ハーフマラソン1時間04分以内の申込者上位10人
  (3)推薦・招待選手(約10名)
 ~と、そこらへんの大会で優勝!するくらいのレベルでないと出場すら出来ません。。。まあ、多くの方には直接は関係ないですね。
 
 しかし!この福岡国際が中止になるようでは、そのあとの見通しがまったく立たなくなります。「福岡国際すらやらないのに、ウチだけ出来やしないよ…」みたいに考えるのが普通の主催者です。そういう意味では、普通の市民ランナーにとってもこれは一歩前進!
 
 そして!!!な、ななんと3月の名古屋ウィメンズが、1万人規模・制限時間7時間で要項を発表しましたね!え、一気に飛び越えた!?もう、なし崩し??本当にやるのか・やれるのか???
 
 もちろんいずれも、今後の感染の拡大状況や地元の反応等によっていろいろありそうですが、とにかく全般にかなり前向きです。こうなると、大阪国際女子、別大、びこ湖等の要項がかなり気になりますね。
 
 そしてそれらの影響・動向・世間の反応等を考慮しつつ、3月の東京マラソンが決まります。
 さらには、全国の3~4月開催予定の多くの大会が、東京がどのような要項を発表するのかを固唾を飲んで待っているような状況ですね。3万人でやるって言いだしたらすごいぞ。
 
 早ければ、2月以降、みんなマラソンを走れるようになる!?でも、エントリーのクリック合戦がこれまで以上に熾烈になるでしょうけど。

 

 いわゆる「厚底シューズ」が国際ルールで規制されることになりました。

 7月末から適用になっていますが、国内では8月には競技会がほとんどないので、9月入りした今、各地でさまざまな波紋を広げています。

 

 まず改正点から~

 ☆シューズの靴底の厚さ
 <ロード>は40mmまで使用可能

 <800m以上のトラック>は25mmまで使用可能

 ☆いずれもソールのプレートは1枚までとする。
 
 ・2019年までに発売されたほとんどの厚底シューズが該当するようです。まあ、規制(事実上の締め出し)ですから当然ンですね。
 ・2020年に発売された新モデルには、既にこの新ルールを織り込んでいるものもあります。
 
 さて、国際ルールとしての改訂ですが、国内の運用はまた別のルールが発効されています。
 

 <日本国内では、11月30日までを移行期間として、一定の条件のもと、競技会毎にこの新ルールを適用するかしないかを主催者が決定する>

 

 今すぐダメだと言っているわけではない。移行期間を設けますよ、ということです。ただ、自由に使ってよいわけではありません。それぞれの競技界毎に使ってよいかダメか、主催者が決めるということです。ランナー個々が決めるわけではありません。

 

 主催者が使っても良いと決めた場合は、そのシューズを使った人全員のリストを提出しなければならないという規則も出来ました。大変な作業ですね。そうすると多くの主催者は、使用NGと判断しそうです。

 
 ロードでの規制は想定内なのですが、トラックは突然決まったもので、世界中で「寝耳に水」状態です。25㎜って、まともな厚底はほぼ全部NGってことですね。

 

 実際、8月に開催されたグランプリ陸上の1500mでは、一悶着あったようです。

 また、先週の日本パラ陸上選手権大会でもこのルールが適用され、コール時にシューズチェックがあったようですね。選手はもちろん、ガイドランナーさんにも適用されたようです。

 

 これから開催される大会は、大なり小なり(今日から日本インカレも開催していますが) 、この新規則の適用に関して、なんらかのアナウンスがあるはずですので、ご注意ください。

 

 また、メーカーも、これから次々に新規則に準じたシューズを開発・販売していくでしょう。最近、旧モデルを購入した!…という方は災難ですが、、、

 

 あくまでも陸連の公式ルールですから、そんなの関係ねーや!という市民ランナーも少なからずおられるはずです。

 しかし、そうもいっていられない面もあります、、、

 

 (1)非公式大会の動向がまだ読めない。。。

 公認大会ではない。陸連登録の部ではなく、一般の部で出場する~という場合は全然関係ないかのように思われます。

 しかし、そういう大会の多くは、規則面において「「陸連規則に準じる」としているものです。

 どこまで準じるの?というと、分かりません。分からない!!のです。今後、各大会ごとになんらかのアナウンスがあるでしょう。

 

 (2)規制されたシューズはなくなる?

 使用の規制はパスしても、メーカーは、公式ルールにそぐわないシューズの生産を中止する可能性があります。

 

 そうすると、厚底シューズ用にフォームを変えたランナーは、今後、新規則ように走り方を再変更するか、シューズ難民化しなければならなくなります。。。

 これはけっこう大変ですね。

 

 

 とにかく、今後、長~~~~く走り続けていくためには、新規則に則った走り方をしていくしかありません、、、